舞台『クイーン・エリザベス』いよい
よ開幕! 大地真央、長野博、髙木雄
也らが波乱に満ちた16世紀のイギリス
を描く

2019年5月5日(日)に東京・日生劇場にて舞台『クイーン・エリザベス−輝ける王冠と秘められし愛−』が初日を迎えた。本作の公開ゲネプロ(通し稽古)と囲み取材が4日、同劇場にて行われ、主演の大地真央、共演の長野博(V6)、髙木雄也(Hey! Say! JUMP)、樹里咲穂、西岡德馬が会見に臨んだ。
本作は16世紀のイギリス女王エリザベス一世の半生を、これまでにない切り口で描いた物語。脚本は『マリー・アントワネット』『カエサル』などの歴史劇で、人物と時代を描いてきた齋藤雅文が新たに書き下ろし、演出は『ガブリエル・シャネル』『紫式部ものがたり』で、大地とタッグを組んできた宮田慶子が務める。
会見場は、大地のドレスの長い裾を長野と髙木が両脇から持って騎士(ナイト)のように登場した。「素敵なナイトを2人従えての登場ですね」と声をかけられると、ダジャレ好きな大地はすかさず「こうでナイト」と発言、笑いを誘った。そんな二人の印象を聴かれると「二人とも本当に真面目で、稽古場で真摯な態度で取り組んでいらっしゃる姿がかっこいいです」と絶賛した。
大地さんのドレスの裾を持って登場する長野さんと髙木さん
エリザベス女王の寵臣であるレスター伯ロバート・ダドリー役を演じる長野は、大地について「ご覧いただいたとおり、すごくキュートです。稽古場でもダジャレをおっしゃっていました。洗濯機の前では……何でしたっけ?」と口にして樹里や西岡に顔を向けると、当の大地が「洗濯機フライドチキンね」と明かしてまた爆笑。長野は「そうやって和ませていただきながら、稽古をやってきました」と笑顔を見せた。
またエセックス伯ロバート・デヴァルー役の髙木も「おかげで緊張がほぐれました」とコメント。髙木は大地の魅力を聞かれ「きれいです。この間も稽古場で楽屋を出た瞬間に大地さんと会って『あっ、きれい』って普通に(声が)出ました」と口にすると、大地がニッコリと微笑んでいた。
大地真央
折しも5月1日には新元号に変わり、一般参賀が行われていたこの日。令和になった瞬間は何をしていたか聞かれると大地は「お稽古が終わり、平成最後の食事をして、0時とともに夫と乾杯しました。『平成おめでとう』『令和もよろしく』って言いました。ちゃんと“礼は”しました」とまたもやダジャレを連発。また、長野は改元の瞬間は「テレビをいろいろザッピングしていました」と明かし、高木は「Hey! Say! JUMPのメンバー皆とカウントダウンをして、みんなでジャンプして『令和になっても頑張ろう』って語り合っていました。令和Jump!ではなく、Hey! Say! JUMPですから!」とその瞬間を振り返っていた。
Hey! Say! JUMPのメンバーが、現在それぞれ舞台出演が続いていることについて話を振られると「最近はお互いの舞台を観に行って、意見交換をしたりしています」と髙木。「(中島)裕翔も、舞台『WILD』をやっていて、ストリートプレイが初めてだったということもあって、『あと5日だよ』『本番まで3日だよ』って(カウントダウンを)していたら、やり返されました。『もう5日だけど大丈夫?』って」と苦笑いを浮かべる。
樹里は宝塚の大先輩との共演について満面の笑みを浮かべながら「私は大地真央さんと共演させていただくのが夢だったので、今日は夢の一歩を踏み出したという感じです」と明かす。
そして西岡は「TVでは2度ほどご一緒させていただいて、その時は敵対する役だったんですけど、こんな面白い人だと思わなかった」と大地の印象を改めて言葉にした。
2年ぶりに舞台出演することについて聴かれた長野は「もうそんなに空きましたか。でも2年も経ってない感覚で舞台に入れたから楽でした」と述べる。この日着ていた衣裳について「けっこう暑いんですよ。(髪は)地毛ですからね……ヅラです、ヅラです!」と一人でボケていた長野に笑いが起きた。一方の髙木は「衣装さんに『ちょっと太ったんじゃない?』って怒られました」とバラすと、大地から「踊ってるからすぐ痩せますよ」とフォローされ「(劇中で)本当に踊っていますから」と気になる発言をしていた。
最後に大地は「本作を令和の時代の活力源にしていただけたら」と締めていた。
(前列左から)高木雄也、大地真央、長野博(後列左から)樹里咲穂、西岡德馬
会見終了後、記者たちに挨拶する長野さんと髙木さん。最後まで気配りの騎士でした

ゲネプロでは、エリザベスが運命に翻弄されながら王位に就き、国家と結婚すると宣言する戴冠式の場面、スペイン軍との戦いを通して、エリザベスが密かに想いを寄せるダドリーと、ダドリー亡きあと、エリザベスの寵愛を受けるデヴァルーとの特別な関係性が描かれていた。
シンプルな舞台セットの中で描かれる一人の女性の数奇な物語を楽しんでいただきたい。
取材・文・撮影=こむらさき

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