ここ15年で最大のヒット作に

ここ15年で最大のヒット作に

「グリーンブック」興収18億突破、吹
き替え版が緊急製作 声優は大塚芳忠
×諏訪部順一

ここ15年で最大のヒット作に(c)2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved. 第91回アカデミー賞で作品賞など3部門を制した「グリーンブック」(公開中)が、日本興行収入18億円を突破した。同作品賞を受賞した映画においては、2011年の「英国王のスピーチ」を抜き、ここ15年で最大のヒット作に。アメリカを除く世界興収では、日本は中国に次ぐ2位となっている。
 「メリーに首ったけ」などを手がけたコメディ界の巨匠ピーター・ファレリー監督がメガホンをとった今作。人種差別が色濃く残る1960年代のアメリカ南部を舞台に、粗野で無教養な用心棒トニー・リップ(ビゴ・モーテンセン)と、インテリな黒人天才ピアニスト、ドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)が、前途多難なコンサートツアーを通じ深い友情で結ばれていくさまを描く。
 このヒットを受け、日本語吹き替え版が急きょ製作され、公開9週目の4月26日から封切られる。トニー・リップ役には、バリトンの美声で長年トップ声優として活躍する大塚芳忠。そしてドクター・シャーリー役は、数多くのアニメ作品を支える諏訪部順一が担っている。27日には、東京・TOHOシネマズ日比谷で、2人が登壇する舞台挨拶が実施される予定だ。

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