坂本冬美、恩師・猪俣公章の生誕80周
年記念作品を全10曲熱唱&マルシアと
デュエット

最新シングル『熊野路へ』がロングヒット中で、3月30日に52歳の誕生日を迎えた坂本冬美が3月29日、東京・渋谷区の古賀政男音楽博物館・けやきホールで、生誕80周年、没後25年を迎えた恩師の作曲家・猪俣公章(享年56)の作品を歌唱する一夜限りのスペシャルコンサートを開いた。

これは、昨年12月5日に発売した演歌の名曲をカバーするENKAシリーズ第3弾で、猪俣公章の数あるヒット作品の中から「港町ブルース」「空港」「君こそわが命」などを現代版にリニューアルし、オリジナル「火の国の女」のセルフカバーを含む全10曲収録の最新アルバム『坂本冬美 ENKAIII~偲歌~』の購入者特典イベントとして実施。全国から2,500通を超える応募があり、その中から抽選で選ばれたペア75組150人を無料招待。

翌日に誕生日を控えた51歳最後の日に恩師の作品だけで構成されたシークレットライブに限定150人の熱烈なファンが詰めかける中、「港町ブルース」(森進一)をはじめ、「空港」(テレサ・テン)、「ふたりの旅路」(五木ひろし)、「女のブルース」(藤圭子)、「噂の女」(内山田洋とクール・ファイブ)、「ふりむけばヨコハマ」(マルシア)、「望郷」(森進一)、「君こそわが命」(水原弘)、アンコールで「火の国の女」と、サプライズゲストのマルシアとデュエットで「大阪ラプソディー」(海原千里・万里)の全10曲を熱唱した。
また、開演前のメディア取材でバースデーケーキを贈られ、坂本は「バースデーイブを迎えましたが、昨日も今日も明日も変わらないと思います。今日まで元気に歌えることが何よりも幸せだなと思います」と大感激。ミュージカルの合間をぬって駆けつけた猪俣門下の妹弟子・マルシアから「冬美さん、お誕生日、おめでとうございます。いつまでも素晴らしい先輩でいてください」とバースデーを祝福され、「今回のアルバムでデュエットソングを入れたいと思いまして、マルシアと、海原千里・万里さんのヒット曲『大阪ラプソディー』をデュエットさせていただきました。私はデビューして33年、マルシアは30年になりますが、私は和歌山から東京に、マルシアはブラジルから東京に出て来て、初めてお友だちになったのが私たちです」。
マルシアは「30年の歌手生活で冬美さんと今回、初めてデュエットさせていただきましたが、なぜか緊張しませんでした。冬美さんは、ゆりかごみたいです。安心して歌えるし、最高です。レコーディングのときは少し不安でしたが、スタジオに入り、第一声から合体して、いい意味の化学反応が起きて、本当に気持ちよかったです」。坂本も「ばっちりでした。今回、初めてご一緒させていただいて、猪俣先生もきっと喜んでくださっていると思います。マルシアが、自分と同じ香水をプレゼントしてくれまして、これで女子力アップです」と話していた。

来る6月1日から同27日まで東京・明治座で<坂本冬美特別公演>を開催。芝居と歌の2部構成で、第1部の芝居「恋桜」(作・宮川一郎、脚色・菊村禮、演出・石井ふく子)は、友情出演の泉ピン子と共演。

(提供:サンニュース、撮影:田中聖太郎)

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