【インタビュー】味方良介×今泉佑唯
「今泉さんだからこそ、すごくおもし
ろい舞台になる」 様々な感情をぶつ
ける中で生まれる“愛”を描く!

つかこうへいが1973年に文学座に書き下ろし、発表した『熱海殺人事件』。この名作はこれまでも1986年に映画化、さらに何度も再演されてきた歴史ある舞台となっている。演劇人なら誰もが憧れる今作の主演を3年連続で務める味方良介と、2018年に欅坂46を卒業し、今作が本格的な女優デビューとなる今泉佑唯に、舞台への想いはもちろん、今泉が最初は“怖い”と思っていた味方に対して印象が変わった瞬間や、味方が稽古をする上で感じた今泉の女優としての可能性などをじっくりと話してもらった。

■今泉が面と向かって味方に謝罪!?初共演のお互いの印象を告白!
――お互いの最初の印象はいかがでしたか?
今泉 最初は話しかけづらそうなオーラを放っていたので、“何を考えているんだろう”と思っていたんです。でも、キャストやスタッフのみなさんと一緒にご飯を食べに行ったときに、お芝居に対しての熱量がものすごく高いだけでなく、私にもフレンドリーに接してくださって、“今まで勝手に怖い人だと誤解していてごめんなさい”と思いました(笑)。
味方 おいしいご飯を食べているのに、芝居の話ばかりで迷惑な奴だなって思ったでしょ?(笑)。ずっとセンマイ食べていたもんね。
今泉 そんなことないですよ!ただ、あまりにもみなさんが熱く話しているから、途中からついていけなくなってしまって、目の前にあるセンマイ刺しをもくもくと食べていた次第です…。
味方 あはは。僕自身としては、正直、“ちっちゃな子がきたな”と思いました。というのも、過去に2回同じ役を演じていることもあって、今泉さんが演じる“水野”役に、大人な部分を求められることを知っていたんです。だからこそ、大丈夫かなと思ったのですが、いざ稽古をしてみると、ものすごいパワーを持っていて驚きました。さらに、自分のわからないことがあると、ちゃんと表情に出るので、かわいらしい部分もあるなと思ったんです(笑)。
――共演者が変わると、すべてが変化すると思うのですが、いかがでしょうか。
味方 すべて変わります。僕自身、1回目は若かったからこそ、がむしゃらに、勢いだけで戦っていた印象があるんです。2回目は25歳になり、その1年で経験したことを全部ぶつけて演じました。そして、3回目となる今回は、ちゃんとイチから登場人物との関係性をしっかり作り上げて、再構築していくということと、“慣れないこと”を意識して取り組もうと思っています。そこに今までの女優さんとは違うタイプの今泉さんが来てくれたからこそ、すごくおもしろい舞台になると実感しています。
今泉 私自身、舞台に立つこと自体が想像していなかった事なので、毎日がすごく新鮮です。この舞台は、今までにないくらい時間をかけて作りこむので、その作業が本当に嬉しいし、楽しいんです。
味方 今泉さんは、人を見ることや、感情を受けることに対してすごく長けていると思っていて。きっとこの座組の中でも、そういった強いパワーを持っていると思うので、攻めていく力をどうやったら教えてあげられるのかなと考えています。
今泉 ありがとうございます。ただ、舞台の稽古が初めてだからこそ、何度も同じミスをしてしまうことが本当に申し訳なく感じていて。
味方 それが稽古なんだからいいんだよ!何度も繰り返すからこそ、僕たちはいろんな演技を試すことができるんです。僕だって最初はミスばかりだったからね。
■ノンスタ・石田のアドバイスに感謝!今泉が稽古中に悩んでいたこととは?
――確かに、味方さんって、まだ26歳なのにベテラン臭がありますよね。
味方 よく言われます(笑)。でも僕も最初は本当にミスばかりでした。でも、間違えるたびに、彼女みたいに“申し訳ない”なんて謙虚に思うことはなく、“わかんねぇよ!”“もっとうまいこと説明してくれよ!”って思っていました(笑)。でも、とにかく芝居をすることは幸せで楽しいことに間違いはなかったから、今も続けているんです。
――良い先生が近くにいるみたいですね(笑)。
今泉 はい!あとは、共演するNON STYLEの石田(明)さんにも、本当にたくさん教えてもらっています。先日はものすごい熱量で声の出し方を教えてくれたんです。
味方 あの人、芸人だけどね(笑)。
今泉 それ、言っていました(笑)。「あ、俺こんなに言っているけど芸人だった!」って。
――あはは。そして今作は、長い間愛され続けている作品になりますが、どんなメッセージを感じとりましたか?
今泉 今の世の中だと、罵声を浴びせたりすることってパワハラだ、モラハラだって問題になるじゃないですか。でも、感情をぶつける中で生まれるものもあるということをこの作品を通して伝えられたら嬉しいですね。
味方 今作では、差別、ケンカ、戦争、殺人なども描かれていてはいるんですが、根底にある愛が力強く描かれています。それに、今作を通して、アイドルではない、女優・今泉佑唯を見られると思うので、楽しみにしていてほしいですね。
今泉 みなさんにそう思ってもらえるように、頑張ります!
文/吉田可奈
【作品情報】
舞台『熱海殺人事件 LAST GENERATION 46』
■大阪公演
場所:COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
公演期間:2019年3月28日(木)〜31日(日)
■東京公演
場所:紀伊國屋ホール
公演期間:2019年4月5日(金)〜21日(日)
キャスト:味方良介 今泉佑唯 佐藤友祐(lol-エルオーエル-) 石田明(NON STYLE)
オフィシャルサイト:http://www.rup.co.jp/atami_2019.html

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