【ライブレポート】大黒摩季、全国ツ
アー開幕「欲張りライブを作ってみた
かった」

大黒摩季が3月21日の成田国際文化会館 大ホール公演を皮切りに、全国ツアー<MAKI OHGURO MUSIC MUSCLE TOUR 2019>をスタートさせた。47都道府県85公演のロングな全国ツアーを大成功させ、デビュー25周年を締めくくると同時に、完全復活を高らかに宣言してから10ヶ月。最新アルバム『MUSIC MUSCLE』を引っさげて、約4ヵ月間にわたって行われる同ツアーは、しなやかでパワフルな生“背筋ヌード”から幕を開けた。同公演のオフィシャルレポートをお届けしたい。
大黒摩季自身も「人生至上、最高傑作。」と自負するアルバム『MUSIC MUSCLE』を中心としたライブは、“新元号を目の前に、私たち昭和世代は次世代に何を残せるのか?”をテーマに作られた物語が艶美なエンターテインメント・ライブとして展開されていく。これまで歌い手に徹していた自身も舞台演出に初挑戦、節目でもある50歳を目前に、大黒の進化が止まらないようだ。

今ツアーのオープニングは、ロックライブを煽るように派手なSEからスピーディーに登場するこれまでの鉄板演出とは異なるもの。開場時から予期せぬ嬉しいサプライズに心を躍らせてしまうような小粋なトラップが仕掛けられている。また、前方スクリーンには“画像修正をしたのか?してないのか?”問題で話題になった『MUSIC MUSCLE』アルバムジャケットの“背筋ヌード”がそのままロゴとして映し出されていた。
場内が暗転するとライブの導入としてストーリーが映し出され、さながら映画を見るように落ち着いた幕開け。1曲目の「LOVE MUSCLE」が始まると同時に、スクリーン越しに前述のロゴとまったく同じ姿、つまり修正不可能な生身の背中を露わにした大黒摩季が登場した。この潔さに、大黒自身のライブに賭ける強い意気込みが表れているようだ。そして、2曲目に入ってスクリーンが上がると……。

まだツアーが始まったばかりゆえ、セットリストや演出の詳細については触れられないが、アルバム『MUSIC MUSCLE』の構成自体、共に同じ時代を生きてきた同世代に向けて“これからを強く輝きながら生きるために”現実や運命と戦う気持ちを鼓舞するDisc1「Fighting Muscle」、そして自分自身を許し癒し和らげるためのDisc2「Resting Muscle」の2枚組となっている。今回のツアーは演劇や歌舞伎さながら二部制で、幕間に15分の休憩をはさんで行われる。そのどちらの世界観からスタートするのかも楽しみのひとつとなっているとのことだ。
ふたつの世界観が綴られた物語は、前述した“新元号を目前に、私たち昭和世代は次世代に何を残せるのか?”をテーマに生み出されたという。今後加速するであろうデジタル社会の下、一層人間らしく生きにくくなるであろう未来社会をこのまま放置して良いのか? 可愛い子供たちが気軽に夢も見れない世界にして良いのか? “誰か”に委ねるままで良いのか? 古き良きものを過去の遺産としてしまって良いのか?という問題提起。そして、大黒摩季の考える“機械にはない人間らしさとは何か?” “ならば、これからどう生きるべきか”の答えが盛り込まれた壮大なるSFストーリーが<MAKI OHGURO MUSIC MUSCLE TOUR 2019>だ。『MUSIC MUSCLE』収録曲をチャプターメッセージとして、今までにありそうでなかった“昭和のアナログ&平成のデジタル”、その両方を駆使した音楽・映像・衣装・舞台演出となっているのでご注目を。

またステージングも、過去、現在、近未来を行き交い、そのストーリー中に大黒摩季がみせる生き様がある。生死も含めた結末は、アンコール最後のMCを語る大黒摩季本人が毎回握っているとのこと。そのためにスタッフも全く気が抜けないのだという。ヒット曲を中心に、中高年を鼓舞するパワフルなステージが描かれた前ツアーだったが、今ツアーはパワフルさはそのままに、アルバム『MUSIC MUSCLE』をメインに色濃いメッセージと刺激的トラップが心を躍らせる。
「私は6年間、望む望まないに関わらず、ずっと観客として音楽を、エンターテイメントを観続けてきたから、作り手の崇高なエゴイズムには欠けているけれど、“構って欲しい、そっとしておいて欲しい、これはないと困る、でもハッともキュンともさせて欲しい”……etc、その気持ちなら良くわかる。だから一度、楽しさも感動も発散も自分自身と語らい、ちょっとした答えを出すきっかけも、笑顔も、全部ある欲張りライブを作ってみたかった。もう二度と大黒摩季のようには歌えないと覚悟した後に、ふいに貰った歌手人生。使い切らないともったいないじゃない! 死ぬ気で生きるんじゃなくて、一回死んだ気で自由に生きる」──大黒摩季

彼女自身がそう語るライブは、観客の五感をフルに刺激し、心地よい疲労感をもたらすもの。病気療養から復活後の精力的な活動には目を見張るものがあるが、彼女のチャレンジと進化はまだまだ続くことを実感させるツアー初日だった。

■全国ツアー<MAKI OHGURO MUSIC MUSCLE TOUR 2019>

3月21日(祝木) 千葉・成田国際文化会館 大ホール
open15:30 / start16:00
(問)成田国際文化会館 0476-23-1331
3月30日(土) 福島・いわき芸術文化交流館アリオス 大ホール
open17:00 / start17:30
(問)ノースロードミュージック 022-256-1000
4月06日(土) 滋賀・ひこね市文化プラザ グランドホール
open17:00 / start17:30
(問)ひこね市文化プラザチケットセンター 0749-27-5200
4月07日(日) 愛知・新城文化会館 大ホール
open17:00 / start17:30
(問)新城文化会館 0536-23-2122
4月13日(土) 栃木・佐野市文化会館 大ホール
open17:00 / start17:30
(問)佐野市文化会館 0283-24-7211
4月20日(土) 東京・武蔵村山市民会館(さくらホール)大ホール
open17:00 / start17:30
(問)武蔵村山市民会館 042-565-0226
4月28日(日) 埼玉・久喜総合文化会館 大ホール
open17:00 / start17:30
(問)久喜総合文化会館 0480-21-1799
5月02日(休木) 長野・ホクト文化ホール 大ホール
open17:00 / start17:30
(問)SBC企画事業部 026-237-0545 / エンタメスタイル 076-256-5538
5月03日(祝金) 埼玉・本庄市民文化会館
open17:00 / start17:30
(問)桐生音協 0277-53-3133 / 本庄市民文化会館 0495-24-2841
5月06日(祝月) 福岡・福岡市民会館 大ホール
open17:00 / start17:30
(問)キョードー西日本 0570-09-2424
5月11日(土) 岩手・北上市文化交流センター さくらホール 大ホール
open17:00 / start17:30
(問)キョードー東北 022-217-7788
5月12日(日) 宮城・仙台銀行ホール イズミティ21 大ホール
open17:00 / start17:30
(問)キョードー東北 022-217-7788
5月18日(土) 広島・広島上野学園ホール
open17:00 / start17:30
(問)夢番地(広島) 082-249-3571
5月19日(日) 岡山・倉敷市民会館
open16:30 / start17:00
(問)夢番地(岡山) 086-231-3531
5月22日(水) 東京・町田市民ホール
open18:00 / start18:30
(問)町田市民ホール 042-728-4300
5月27日(月) 福島・南相馬市民文化会館ゆめはっと
open18:00 / start18:30
(問)南相馬市民文化会館ゆめはっと 0244-25-2763
5月29日(水) 新潟・新潟テルサ
open18:00 / start18:30
(問)サンライズプロモーション北陸 025-246-3939
6月01日(土) 大阪・オリックス劇場
open16:45 / start17:30
(問)夢番地(大阪) 06-6341-3525
6月02日(日) 岐阜・長良川国際会議場 メインホール
open17:00 / start17:30
(問)ぎふチャン・ブランド戦略室 058-264-1181
6月07日(金) 神奈川・神奈川県民ホール
open18:00 / start18:30
(問)KMミュージック 045-201-9999
6月09日(日) 福井・敦賀市民文化センター
open17:00 / start17:30
(問)敦賀市民文化センター 0770-25-5125
6月20日(木) 北海道・北斗市総合文化センター・かなで~る
open18:00 / start18:30
(問)WESS 011-614-9999
6月22日(土) 北海道・札幌市文化芸術劇場 hitaru
open16:45 / start17:30
(問)WESS 011-614-9999
6月25日(火) 北海道・コーチャンフォー釧路文化ホール(釧路市民文化会館)
open18:00 / start18:30
(問)WESS 011-614-9999
6月29日(土) 静岡・焼津文化会館 大ホール
open17:00 / start17:30
(問)サンデーフォーク静岡 054-284-9999
6月30日(日) 愛知・愛知県芸術劇場 大ホール
open17:00 / start17:30
(問)サンデーフォークプロモーション 052-320-9100
7月05日(金) 熊本・市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館)
open18:00 / start18:30
(問)GAKUONユニティ・フェイス 0985-20-7111
7月06日(土) 鹿児島・宝山ホール(鹿児島県文化センター)
open17:00 / start17:30
(問)GAKUONユニティ・フェイス 0985-20-7111
7月09日(火) 大阪・岸和田市立浪切ホール 大ホール
open17:45 / start18:30
(問)浪切ホールチケットカウンター 072-439-4915
7月11日(木) 奈良・なら100年会館 大ホール
open18:00 / start18:30
(問)奈良テレビ放送 0742-24-2958
7月13日(土) 香川・サンポートホール高松 大ホール
open17:00 / start17:30
(問)デューク高松 087-822-2520
7月15日(祝月) 和歌山・和歌山県民文化会館 大ホール
open17:00 / start17:30
(問)テレビ和歌山 073-455-5721
7月20日(土) 神奈川・ハーモニーホール座間 大ホール
open17:00 / start17:30
(問)ハーモニーホール座間 046-255-1100 / KMミュージック:045-201-9999
7月26日(金) 東京・NHKホール
open17:30 / start18:30
(問)ディスクガレージ 050-5533-0888

関連リンク

BARKS

BARKSは2001年から15年以上にわたり旬の音楽情報を届けてきた日本最大級の音楽情報サイトです。