2018年12月7日@さいたまスーパーアリーナ

2018年12月7日@さいたまスーパーアリーナ

【超特急 インタビュー】
史上最大キャパシティの舞台で示す
“黄金時代”の壮大な幕開け

悔いがないところまで
深く届けられたと思います

エモーショナルかつドラマチックなパフォーマンスに、そういった視覚効果も加わって、あのバラードパートはまさしく息を飲むような緊張感と幻想感に魅せられてしまいましたよ。中でも「Fashion」はこの日ようやくパフォーマンスを初披露したという。

タカシ
しかも、さいたまスーパーアリーナという大舞台で、めちゃくちゃ緊張してる自分と“大丈夫!”って言い聞かせる自分が入り交じってたんですけど、最終的には“ちゃんと届けたい”っていう想いが勝って。純粋に歌っていて気持ち良かったし、自分がどれだけ曲の世界観に入れるかで、観てくださってる方にも伝わるものも違ってくるはずだから…うん、悔いがないところまで深く届けられたと思います。
ユースケ
その次にやった「FLASHBACK」は、円形のフォーメーションで披露したのが初めてで。池袋サンシャインシティでのフリーライヴを思い出しましたね。
ユーキ
ギャン泣きした時でしょ?
ユースケ
そう! その前のメドレーと「need you」で時代を感じてたから、余計に思い出して、なおさら感情が入っちゃったんです。

センターを務めるユースケさんの表情や表現は、確かに印象的でした。そして、これまた初披露の「霖雨」では、なんとリョウガさんがピアノ伴奏をするというサプライズがあって! ステージにスポットが当たって、リョウガさんがピアノの前に座っていることに8号車が気付いた時のどよめきはすごかったですね。

リョウガ
あの時はイヤモニをしてたんで、正直どよめきは聴こえなかったんですよ。映像を観直したらかなりのどよめきが起きてたんで、“こんなになってたんだ!”って。
ユーキ
僕が、この曲を最初に聴いた時に“リョウガにピアノを弾いてもらいたいな”と思ったんです。それで“ライヴで弾いてほしい”って言ったんですけど。
リョウガ
8号車の前で初めてピアノを弾くのがさいたまスーパーアリーナっていうのは、さすがにちょっと…って、最初は躊躇したんですよ。でも、きっとユーキの中では全てが出来上がっていて、きっと僕がピアノを弾く「霖雨」というものも欠かせないひとつのピースなんだろうから、それがはまらないと絵を壊すことになってしまうんじゃないかということで承諾したんです。ただ、音源通りに弾くとなると難易度が高すぎるから、もう少し簡単にアレンジした楽譜をくださいと言っていたのに、なぜか難しいほうが来て! そこからライヴまでの1カ月、久しぶりに真剣に鍵盤に向かいました。
タカシ
リョウガがステージの上でピアノを弾いてくれて、実際に今、そこで生まれている音と自分が一緒に歌えるっていうのは、改めて感慨深いものがありましたね。
カイ
そのふたりで1番をやり終えて、歓喜して泣いてる8号車もいる中、2番から他の4人がダンスで加わるというかたちだったので、僕らもすごく気持ちが入りました。

それぞれソロで踊るパートもありましたし、特にステージの頂上でタクヤさんとユーキさんが組んで踊る場面は感情が爆発していて素晴らしかったです。

タクヤ
本来の振りだと僕の相手はリョウガなんですけど、ピアノを弾いていたので代わりにユーキが躍ってくれました。
ユーキ
そう。あそこを僕が踊ったのはあの日だけで、大阪公演ではリョウガでしたから。
カイ
あの日のために振りを覚えたっていう(笑)。

ピアノもダンスもステージングも最高だったので、この演出でもまた観たいですね。もうひとつ、演出面での大きな観所が「Time Wave」でのLEDパネルとのコラボレーションで、パネルに映る自分の映像と動きを合わせるというのは、相当大変だったんじゃありません?

ユースケ
はい。リハーサルではどうしてもカウントがずれたり、出るタイミングを間違えたり。なので、何度もリハーサルして集中力を高めて、おかげで本番ではミスなくできたのは良かったです。カッコ良い演出でしたし、エンターテインメントを感じましたね。映像のメンバーが衣装チェンジをしたら本物のメンバーも着替えて出てきたり。あれも裏では必死に着替えてて。最初にタカシ、次にタクヤの順で出るんですけど、タクヤとかは猛ダッシュで! そのあとに出る僕も、ほんとにギリギリでした。
リョウガ
個人的には、トロッコに乗って客席に行けたのも大きかったです。そうやって、8号車との距離感を精神面だけじゃなくて物理的にも詰めていけるのが超特急の特徴のひとつだと思うんですよ。さいたまスーパーアリーナっていうめちゃくちゃ大きい会場でも、ひとりひとりの表情が見れるくらい側まで行けたことには、8号車だけじゃなく自分たちも安心感を持てましたし。これからもっと大きなステージに立ったとしても、こうやって近くに行く演出はしていきたいですね。

OKMusic編集部

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