3月16日@『ビクターロック祭り2019』(THE BACK HORN)  photo by タマイシンゴ(SOUND SHOOTER)

3月16日@『ビクターロック祭り2019』(THE BACK HORN)  photo by タマイシンゴ(SOUND SHOOTER)

『ビクターロック祭り2019』、
12,000人を大熱狂させて終幕

株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメントが主催するロックフェスティバル『ビクターロック祭り2019』が3月16日(土)に幕張メッセ国際展示場9~11ホールで開催され、21アーティストが出演し、観客約12,000人を大熱狂させた。

『ビクターロック祭り2019』は音楽事業で80年を超える歴史をもつ日本のレコード会社として、いつの時代もロックシーンに確かな足跡を残し続けているビクターが「ずっとロック、これからもロック」を合言葉に開催する"ロックのお祭り"で、2014年に初開催。6回目となる今年も、昨年に引き続き2ステージ制での開催となった。

昨年はKICK THE CAN CREWとして出演し、通算3回目の出演となるKREVAを筆頭に、木村カエラキュウソネコカミgo!go!vanillas斉藤和義サンボマスターTHE BACK HORN四星球LOVE PSYCHEDELICO(Premium Acoustic Set) 、Awesome City Clubどうぶつビスケッツ×PPP吉田凜音DJやついいちろう(エレキコミック)等のビクターを代表するアーティストに加え、今年度はSCANDALNulbarichShiggy Jr.がロック祭り初出演。さらに、オープニングアクトに「初代 お祭りハッピーにゃんこ」のむぎ(猫)、今年で5回目となるDJダイノジの出演、そしてビクターロック祭りへの出演をかけた「ワン!チャン!!」オーディションで昨年グランプリに輝きメジャーデビューしたばかりの琴音超能力戦士ドリアンや今年度のグランプリzo-sun parkの出演など、21アーティストの出演となった。

photo by BARK STAGE:Rui Hashimoto(SOUND SHOOTER) / ROAR STAGE:タマイシンゴ(SOUND SHOOTER)

■『ビクターロック祭り2019』プレイリスト
https://jvcmusic.lnk.to/matsuri2019

【BARK STAGE レポート】

■むぎ(猫)
むぎ(猫)

むぎ(猫)

BARK STAGE、今年のオープニング・アクトを務めたのは、3月20日にアルバム『君に会いに』でメジャー・デビューするむぎ(猫)。ビクターのキャラクター、ニッパーくんを伴って登場。しかし「かわいいですね、でもむぎが主役ですからね、むぎより前に出ないでください」とニッパーくんを制したりしながら、過去1枚だけリリースしているアルバムのタイトル曲「天国かもしれない」と、ニュー・アルバムのタイトル曲「君に会いに」の2曲を披露した。

「むぎは、歌って踊って木琴を叩いてハアハア息切れする猫です」という自己紹介のとおり、歌いながらダンスしたり、間奏やイントロで見事な木琴の叩きっぷりを披露したり(初めて観た人たちが「おおっ!」と声を上げたほどだった)、ニッパーくんと手をつないでぐるぐる回ったり、と、朝イチから集まったオーディエンスを楽しませる。今日は「ビクターロック祭り2019オフィシャルサポーター『初代お祭りハッピーにゃんこ』」というミッションもあるそうで、このあとも会場内のあちこちに出没する、ニッパーパークで一緒に写真を撮ったりもできる、見かけたら声をかけてくださいね、とのことです。
Text by 兵庫慎司

<セットリスト>
M1 天国かもしれない
M2 君に会いに
■go!go!vanillas
go!go!vanillas

go!go!vanillas

BARK STAGEのスターターを務めるのは初のメインステージ登場となるgo!go!vanillas。療養中の長谷川プリティ敬祐の代打としてこの日サポートベーシストを務めるマイケル(夜の本気ダンス)を含めた4人でステージに登場すると、1曲目「マジック」からアクセル全開のロックンロールをぶちかます。うん、絶好調。ビシッと決まったジェットセイヤ(Dr)のヘアスタイルとライダースジャケットのようにタイトなアンサンブルが、いつもよりちょっと早いかもしれないぐらいのテンポでカタマリとなってぶん投げられてくる。耳に向かって飛んでくるロックンロールのビーンボール。とても避けきれませんが、避けないでぶつかればめちゃくちゃ楽しいのです。裏打ちのハイハットが気持ちよくオーディエンスを踊らせた「バイリンガール」、そして「1、2、3、4」のカウントから突入する「エマ」とキラーチューンを立て続けに投下すれば、オーディエンスのジャンプでフロアが大きく揺れる。

途中、マッシュルームカットにスタンドカラーのスーツというビートルズ風の出で立ちが似合いまくっている栁沢進太郎(G)がビクターのアイコンにもなっている犬・ニッパーくんについてのやけに詳しい知識を開陳する一幕を挟みつつ、バニラズのロックンロール・トレインは進み続ける。アイリッシュなリズムがフルスピードで突っ走る「ヒンキーディンキーパーティークルー」でさらに燃料をぶっこみ、先程のニッパー雑学でコール&レスポンスを完遂すると、「カウンターアクション」でバンドのテンションは最高潮に。そして「平成最後の祭りをここにいる全員としてえんだ」「この時代は俺たちの時代だ、さあいこうぜ!」という牧達弥(Vo・G)の言葉からスタートした「平成ペイン」で本当にあっという間にバニラズのショウは終わりを告げた。お祭りの始まりにぴったりの気付け薬。ロックンロールの効能を思う存分味わった。
Text by 小川智宏

<セットリスト>
M1 マジック
M2 バイリンガール
M3 エマ
M4 ヒンキーディンキーパーティークルー
M5 カウンターアクション
M6 平成ペイン
■キュウソネコカミ
キュウソネコカミ

キュウソネコカミ

SEのFEVER 333「BURN IT」が大音量で響く中、登場したキュウソネコカミ、「推しのいる生活」でスタート。後半でセイヤ、「推しは推せる時に推しとけー!」と絶叫。SEに負けず劣らず、バンドの音もいつもよりでかい気がする。2曲目、プロのバンドマンの心情をあけすけに叩きつける「The band」では、セイヤ、「CDとかめんどくさくなってきてるけど、CDが売れた方が俺たちは儲かるぜー!」と、本当にそのまんまなことを口にする。そして「まるで俺たちの曲のようにやりまくっているあの曲!」と「KMTR645」(レキシ)に突入、その次は間髪入れず「米米米米」──と、ステージの上も下もどんどんテンションが上がっていく。

MCでは、何かしゃべりがぎこちないセイヤに、シンノスケが「おまえ大舞台でのMCのしかた忘れたんか!」とつっこむ一幕も(現在ライブハウス・ツアー中なので、ということのようです)。「靴底をきれいに磨いて、みなさんの頭の上に降臨していきたいと思います!」という宣言から突入した「DQNなりたい、40代で死にたい」では、セイヤ、PAの手前まで到達する。

「ビクターロック祭りならではのことをなんかやりたいと思ってさあ。ゲストを呼んでるんですよ。うちの事務所の後輩!」とシンノスケがむぎ(猫)を呼び込み、「俺たちは猫に噛みつくと言っておきながら、猫を踊らすこともできるんですよ!」(セイヤ)と、インスト・チューン「ネコ踊る」へ。まさにそのとおり、むぎ(猫)、ステージを左へ右へと移動しながら踊りまくる。ラストは「ビビった」で、今日何度目かのピークを迎えて終了。本当に一瞬のような全7曲だった。
Text by 兵庫慎司

<セットリスト>
M1 推しのいる生活
M2 The band
M3 KMTR645
M4 米米米米
M5 DQNなりたい、40代で死にたい
M6 ネコ踊る
M7 ビビった

OKMusic編集部

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