鳥越裕貴、山本一慶、金子昇のメッセ
ージも到着! 舞台『桃源郷ラビリン
ス』ビジュアル撮影レポート

桃太郎を題材に描かれた小説「桃源郷ラビリンス」を原作に、4月に舞台化、そして秋には実写映画化も決定している本作。そのビジュアル撮影の現場にて鳥越裕貴、山本一慶、金子昇をキャッチ! シューティングの様子と撮影後のコメントをお届けする。
吉備桃太郎役:鳥越裕貴
鳥越裕貴
この物語の主人公・吉備桃太郎は、実はあの桃太郎の“転生体”。今は岡山市街のカフェ「桃源郷」の若き店主として店を切り盛りしており……というわけで、この日のコスチュームも“カフェ仕様”。綺麗目のシャツにサロンエプロンをキリリと巻き、お仕事中をイメージしながらカメラの前へ。目を引いたのは姿勢の美しさ。カメラマンの求めるポーズもバランスよくテキパキとこなし、「飲食店でのバイト経験あり、です♪」と、トレーを持つ姿も板についている。優しい笑顔はカフェに集う仲間たちの兄貴的存在、というところか。この姿でなぜ刀を構えているのかは……本編での意外なストーリー展開で明らかになるはず。
鳥越裕貴
今、まさにホヤホヤな気持ちでここに居ます。小説原作ですが、格好もこうした普通の男の子というニュアンスですし、いわゆる2.5次元舞台隆盛の中、今回、そうではないところのアプローチで僕らが今のお客様にどう作品を届けていけるか──今はそこの芝居を丁寧に追究していきたいぞと考えているところです。桃太郎に対するイメージは……きびだんご?? ハハッ(笑)。うーん……でもこの現代だからこそ描ける新しい桃太郎伝説が生まれるんじゃないですかね。今はまだ桃太郎軍団、みんなそれぞれに新しいモノを創り出していけるかどうかの不安を抱えてるはず。稽古でいかにそれを乗り越え愉しみに変えていけるかが、当面の課題でしょうね。できればそこから映画のほうにも弾みを付けていきたいです。
珠臣樹里役:山本一慶
山本一慶
山本一慶
カフェ「桃源郷」の常連で、桃太郎の雉にあたるポジションなのが珠臣樹里。ちょっと雅なロングヘアがミステリアスな雰囲気を醸し出している。撮影直前、現場を覗きに訪れた舞台映像と映画監督を務めるヨリコジュンから改めてキャラクター設定をレクチャーされると、「テンコ盛りじゃないですか!」とその奥深さを再確認。内面の複雑さが美しさとなって現れ出る様をイメージしながら、積極的に艶やかなポージングを繰り出していた。手にしているのは雉の羽根を思わせる扇子。どうやらこちらもただの扇子ではないようだが──。
山本一慶
僕の役は特殊なチカラを持った人物ということで、その能力ゆえの葛藤は多そうだな、というのが今の印象。彼のミステリアスな雰囲気を上手くキャラクターの魅力にしていきたいな……ま、まだホントに最初のインスピレーションですけどね。今はそんな感じで作品世界に足を踏み入れ始めたところ。心の動きを紐解いていくことで紡がれていく、そんな心動かされる作品になりそうです。僕自身は2.5次元かそうじゃないかという“括り”はあまり気にしていません。舞台は舞台だし……でも原作がある以上は原作を知っている方たちが思う人物像をできるだけキャッチして、そこからさらに舞台ならではの楽しさや面白さを感じてもらえるところまで持っていきたい。僕の想像力も大いに使って表現できたら素敵ですからね。また、今回は舞台から映画へといろんなカタチでひとつの作品に携われるのもホントに嬉しくて。いい経験になりますし、お客様の愉しみも何倍にも大きくなってくれるんじゃないかな。夢が広がりますね。
エイブラハム・D・ストーカー役:金子昇
金子昇
金子昇
桃太郎たちと敵対する危険で壮大な思惑を企てる巨大組織のボス・ストーカー役の金子は、グレイッシュな髪にビシッと決まったスーツで登場。スタッフにキャラクターについてのポイントを確認すると、迷いなく自信満々なオーラを醸し出しカメラと対峙する。佇まいがスマートであればあるほど、ついつい内面の恐ろしさを想像してしまうもの。ここは多彩な表情というよりも“目力”勝負。ワイングラスを傾ける姿も安定の余裕ぶりだ。大人の男性ならではのこの度量の大きさ、舞台上でも周囲に大きな影響を与えてくれることだろう。
金子昇
やっぱり勢いのある若い俳優さんたちとの仕事は楽しいので、今回の出演もとても楽しみにしていました。ビジュアルもいつもの感じとはちょっと違ってたりするので、目にした方々からどんな反応があるのか、僕自身もほかのキャラクターのみんながどんなビジュアルで来るのか、どういう個性があるのか、そこに自分はどう関わっていくのか……って考えると、もうすべてにわくわくしちゃいます。しかも舞台のみならず映画にもなりますからね。そういう展開もほぼ初めてなので……ホントにもうすごく楽しみが詰まった現場だなと思います。岡山公演があるっていうのもちょっと珍しいことじゃないですか? 普段なかなか生のお芝居を観られないお客様に会いに行けるのは幸せなこと。ま、本番はもちろん、公演先のオフタイムもエンジョイする気満々ですが(笑)。菅野⾂太朗氏とは20年近くの長い付き合いながら、演出を受けるのは久々。そういう点でも新鮮な気持ちで作品に臨めそう。ぜひ、よい仕事をしたいです。

本公演は2019 年4 ⽉4 ⽇(⽊)~ 4 ⽉7 ⽇(⽇)東京・なかのZERO ⼤ホール、4 ⽉13 ⽇(⼟)~4 ⽉14 ⽇(⽇)岡山・おかやま未来ホールにて上演。出演はほかに高橋健介、杉江大志、遊⾺晃祐、長江崚⾏、健人、川上将大、今出舞、汐⽉しゅう、氏家蓮、宮元英光、栗原大河、中村優一、仲田博喜。演出・脚本を菅野⾂太朗が務める。
取材・文=横澤 由香 撮影=敷地沙織(一部オフィシャル提供)

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