【仲村瞳の歌謡界偉人名言集】#86 歌
手・野口五郎の言葉

作詞家、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、バンドマン、振付師、……そして、歌手。きらびやかな日本の歌謡界を支えてきた偉人たちを紹介するとともに、その方々が発したエネルギー溢れる言葉を伝えます。常軌を逸した言動の裏に、時代を牽引したパワーが隠されているのです! このコラムで、皆様の生活に少しでも艶と潤いが生まれることを願います。

志半ば、っていいなと思うんです。若い
人だったら残念なことかもしれないけど
、「どう終えるか」をポジティブにとら
えたら、それは最高なこと

より

還暦を迎えても、衰えることなく精力的に活動を続ける野口五郎。今回の名言が掲載された記事では、そのパワーの源が明かされている。還暦を迎えたことで、野口は、「どう生きるか」ではなく「どう終えるか」にシフトしてきたと話す。そして、今回の名言に続けて「これから新しいことをやって、もしそれが叶わないまま人生を終えたとしても、やらないより何倍も充実していると思うんだよね」と発している。野口のパワーの源は、どのように人生を終えるかを考えることであり、前進し続けることだとわかる。

野口五郎(のぐちごろう)
1956年2月23日生まれ、岐阜県美濃市出身。歌手、俳優。西城秀樹郷ひろみ、とともに新御三家として70年代の男性アイドル界をリードした。1967年、『日清ちびっこのどじまん』(フジテレビ)で、荒木一郎の「今夜は踊ろう」を歌い優勝したことがきっかけで、プロの歌手になることを決意する。1971年5月、演歌歌手としてシングル「博多みれん」でレコードデビューするが振るわず、1971年8月、ポップス歌手に転身して2枚目のシングル「青いリンゴ」がスマッシュヒットする。1972年、「めぐり逢う青春」で『NHK紅白歌合戦』に16歳10か月(当時最年少)で初出場を果たす。その後も、「オレンジの雨」(1973年)、「君が美しすぎて」(1973年)、「甘い生活」(1974年)、「私鉄沿線」(1975年/第17回日本レコード大賞・歌唱賞)など、数々のヒットや受賞により、日本を代表する歌手のひとりとなる。それとともに、バラエティー番組『カックラキン大放送!!』(1975年〜1983年/日本テレビ)に出演し、コミカルな演技でお茶の間の人気者となる。主役を演じ、主題歌を歌った映画『季節風』(1977年)をはじめ、俳優としても数多くの作品で活躍している。2019月5月10日、愛知県芸術劇場にて<野口五郎 Goro Noguchi Concert Tour 2019 Songs For You 歌達を貴方へ>を開催予定。

全日本歌謡情報センター

歌謡曲・演歌に特化したエンタメ情報サイト

新着