「NO」と言わないK-POPアイドル、MA
P6の素顔とは? お母さん的なサンと
末っ子のジェイビンが語る

2018年6月に日本メジャーデビューしたジェイビン、ミンヒョク、ジェイジュン、サン、サインの5人組K-POPボーイズグループ・MAP6が、日本1stアルバム『MAP6 the first』をリリース。現在、初のZEPP TOKYOライブを目指し、「今までのただ格好良いだけの韓国アイドルでは、もはや面白くない!」と息巻き、“「NO」とは言わないK-POPアイドル”として、「Yes!」と叫びながら根性と努力で体当たりチャレンジに立ち向かう番組『Yes! MAP6』も放送中。2月放送の番組には、GLAYTERUもゲスト出演。TERUが応援する“「NO」とは言わないK-POPアイドル”の素顔とは?
――SPICE初登場ですので、MAP6についていろいろ訊いていきたいと思います。まずは、MAP6というグループ名の意味を教えてください。
ジェイビン:6という数字は、メンバー5人にファンの皆さんを加えた数なんです。MAPは地図で、6人で力を併せてワールドスターを目指すという意味で、この名前を付けました。
――K-POP界のワールドスターというと、BTSや、RAINさんが思い浮かびますが、皆さんの考えるワールドスターって、どんな存在なんでしょう。
ジェイビン:世界各地で公演をするっていうことだけでなく、世界中の人に愛されること……、世界中の人が僕たちの曲を知ってくれることですね。
――今回はジェイビンさんとサンさんが来てくださいましたが、ふたりがどんな人なのか、お互いの紹介をお願いします。
サン:ジェイビンは末っ子だけど、すごくマジメなんです。誰よりも早起きてジムに行ったり、自分がやることをちゃんとやる。その成果もあって、身体がめちゃいいんです(笑)。
ジェイビン:フフフ(笑)。サンくんは優しくて、ゴハンも作ってくれます。MAP6のお母さんポジションですね。
――お母さんとしては、4人の子どもの中で誰が一番手がかかりますか?
サン:サインです。MAP6イチの子どもで(笑)。
ジェイビン:サンとサインだからサンシャイン。良いコンビです。ルームメイトだから、よけいに世話を焼いてあげてるみたい。優しいね~。
――サンシャインっていいですね。そのサインさんは、どんな人ですか?
サン:メインボーカルだから、声がすごくいいですね。でも子どもなので、ステージの上でしゃべるのが、ちょっと苦手で(笑)。そういうテレてる姿にファンの方はキュンとするみたいです(笑)。
――サインさんは手がかかるということですが、どんなところに?
サン:車に携帯を忘れちゃっうし、朝、起きられないし。
ジェイビン:それに、ひとりで電車に乗れないんです。怖くて(笑)。
サン:方向音痴なんです。大変だけど、それがサインの魅力なんですよね。
ジェイビン:うん、かわいいなー。
――ミンヒョクさんとジェイジュンさんは?
サン:ミンヒョクさんは、リーダーです。最年長だけど年上ぶらずに、友だちみたいに接してくれます。MAP6の曲も作っていて、アルバム『MAP6 the first』にも「NEGAI~光~」と「RED」というミンヒョクさんの曲が収録されています。
ジェイビン:そう、MAP6の最重要人物です!
サン:ジェイジュンは、日本語が一番上手いメンバー。すごく男らしくて、僕たちが目上の人に言い出せないことも、前に出て言ってくれるんです。
――お~、カッコいいですね! MAP6には“超感覚K-POPグループ”というキャッチフレーズがついていますが、どんなところが“超感覚”といえるんでしょう。
ジェイビン:ステージの上と下のギャップが大きいところ……。ステージの下では友だちみたいだけど、ステージに上がると超カッコいい! そんなギャップがあるところかな。
MAP6(ジェイビン、サン) 撮影=菊池貴裕
ZEPP TOKYOにはライブを観に行ったことはあるんだけど、“あのステージに僕たちが立つのかー”って考えると、なんだか泣きそう(笑)。(サン)
――2月13日に、いよいよ日本1stアルバム『MAP6 the first』がリリースされます。初のアルバムですから、感慨深いんじゃないでしょうか。
サン:もちろん! アルバムだから曲も多いし、その新曲のための新しい振付もたくさん覚えなきゃいけないので大変なんですけれど、楽しく準備できました。日本に来てもうすぐ1年になりますが、なんだか新鮮な気持ちです。
ジェイビン:インタビューを受けている今はリリース前だから、緊張してます。“皆さんの反応はどうかな?”って、ドキドキしてます。
――アルバムのリード曲は「magic」です。すごく爽やかな曲ですね。
サン:僕たちも初めて挑戦するコンセプトなんです。マジックで夢のような世界が見えるという、明るい感じの曲で。
ジェイビン:なんというか……、K-POPとJ-POPの中間な感じがします。
――この曲のパフォーマンスのポイントは?
サン:「magic」なので、振付もオープニングからマジシャンみたいなんです。
ジェイビン:皆と一緒に踊れる振付もあるので、一緒に踊ってほしいな。楽しくなりますよ。
サン:そうそう、一緒に踊れるところもマジックする感じ。最後のパートなんですけれど、見たらすぐできるので、一緒にやってほしいですね。
ジェイビン:うん、すごくカワイイんですよ。そこ。
サン:MVの撮影してるときに、学校帰りの近所の子どもたちが撮影を見ていたんですけれど、僕たちが踊っているダンスをすぐに覚えて、一緒に踊っていました。
――ほかにMV撮影時のエピソードはありますか?
サン:冬の海で撮影したんだけど、夏っぽい感じに仕上がりました(笑)。でも、すごく寒かったんです。
ジェイビン:風がすごくて! 髪の毛がボサボサになっちゃっいました。
MAP6/サン 撮影=菊池貴裕
――「magic」は“恋をするとマジックのように世界がキラキラに変わる”という内容の曲ですが、“世界がキラキラして見えた”という経験談、ありますか?
サン:僕は最近、番組『Yes! MAP6』で「ZEPP TOKYOでのライブが決まった!」って聞いたときです。パニックとキラキラが一緒にきました(笑)。ZEPP TOKYOにはライブを観に行ったことはあるんだけど、“あのステージに僕たちが立つのかー”って考えると、なんだか泣きそう(笑)。
ジェイビン:僕は、2015年の韓国デビューのときかな。デビューショーケースをしたとき、ファンの皆さんの顔を見たら、その目がすごくキラキラしていて感動しました。3年経っても、ファンの皆さんが僕たちを見てくれるときの目は、キラキラしています。
――今、韓国デビューのときのお話をしてくださいましたが、日本メジャーデビューのときはどうでしたか?
ジェイビン:韓国デビューの翌年の2016年8月に日本でインディーズデビューをして、その2年後の2018年6月に日本メジャーデビューをしたんだけど、メジャーデビューまで、すごく時間がかかった感じがしています。日本で活動はしていたけれど、メジャーデビューまでの1年間、中断していたから不安も大きかったんです。でも、メジャーデビューしてまた日本に来たら、前と同じようにファンの皆さんがキラキラした目で迎えてくれて、“あぁ、みんな忘れないでいてくれたんだ”ってうれしくなりました。僕たちもプライドを持って活動できるというか、すごく誇らしい気分です。
サン:そうだね。“日本メジャーデビュー”って、勲章みたいな感じがします。ファンの皆さんも喜んでくれたし、日本各地で行なったリリースイベントにもたくさんの方が来てくださって。日本メジャーデビュー後は日本語のオリジナル曲もいっぱいできたし、日本でしっかり活動してる自覚もあります。“もっと頑張らなきゃ!”って気合が入りました。
――アルバムには、日本メジャーデビュー曲「Vroom Vroom」も収録されていますね。
ジェイビン:あ、最初に“超感覚K-POPグループって?”っていう質問がありましたけれど、この曲が一番“超感覚”がわかる曲なんですよ! デビュー曲がこの曲だったから“超感覚”っていうキャッチフレーズになったんです。この曲を聞いたら“超感覚”がわかります(笑)。
――そうなんですね! そして2ndシングル「I'm ready ~JP.ver~」は、韓国語曲の日本語バージョンです。韓国でリリースする曲、日本でリリースする曲にはどんな違いがあると感じていますか?
ジェイビン:歌うときの気持ちは、韓国語でも日本語でも変わらないかな。
サン:そうだね。韓国語を日本語にすると、当てはまる言葉がなくて、ニュアンスを伝えるのが難しいところがちょっとあるかな。
MAP6/ジェイビン 撮影=菊池貴裕
――アルバムには、日本オリジナル曲や韓国語曲の日本語バージョンなどさまざまな曲が収録されていますが、日本のファンはどんな曲が好きだと感じていますか?
サン:最近は日本オリジナル曲が多くなったから、たまに韓国の曲を歌うと好評みたい(笑)。でも、日本語でも韓国語でも、カッコいい振付のある曲が好きなんじゃないかな?
ジェイビン:そうですね。でも僕たちには、まだまだ見せてない姿もあるので、このアルバムだけではMAP6の魅力のすべてはわかりませんよ!
――まだまだ魅力を隠しているんですね(笑)。アルバムには11曲が収録されていますが、好きな曲を1曲教えてください。
サン:僕は1曲目の「あいしてるよ」です。バラードで踊るって、僕たちには今までなかったから新しい感じがしてるし、歌詞に日本語と韓国語の両方が入っているのも特別な感じがします。
ジェイビン:あ~、かぶっちゃたなぁ(笑)。僕も「あいしてるよ」なんですけれど、すごく覚えやすいし、聴いたら幸せな気持ちになれる曲だと思うんです。
MAP6/ジェイビン、サン 撮影=菊池貴裕
ライブに初めて来てくれた人には、僕たちの完璧でカッコいいところを見せたい。僕たちのギャップに驚いてほしいです。(ジェイビン)
――今回は、ブックレットにも力を入れたそうですが、どんな仕上がりですか?
サン:今までと違うコンセプトなんですよ。“王子様”がコンセプトで、リボンとかレースの衣装が王子様っぽくて。僕自身はちょっと恥ずかしいんだけど、ファンの皆さんは気に入ってくれると思います。
ジェイビン:え、王子様? そうなの? 僕は王子様じゃなくて、妖精です!
――どんなところが妖精なんでしょう(笑)。
ジェイビン:優しい顔です(笑)。
MAP6/ジェイビン 撮影=菊池貴裕
――アルバムの発売日は2月13日です。翌日の14日はバレンタインじゃないですか。韓国でもバレンタインにチョコレートをあげますよね。
サン:はい。韓国でも好きな人にチョコレートあげますよ。でも僕、ぜんぜんもらったことないんです……(シュンとする)。いいんです……、僕、チョコレート好きじゃないから! ホワイトデーには男性がキャンディを買うじゃないですか。
――チョコレートはもらわなかったけど、キャンディは誰かにあげたんですか?
サン:いいえ。僕はキャンディが好きなので、自分で買って食べました(笑)。
ジェイビン:僕はチョコレート、いっぱいもらいましたよ。優しいから(笑)。
――さすが、妖精! でもいっぱいって……、もしかしてそれって、義理チョコなのでは?
サン:そうだ、きっと全部義理チョコだ(笑)。
ジェイビン:違うよ! 手紙も入ってたし。
サン:その手紙の内容って、「いつもありがとうございます」じゃないの?
ジェイビン:違うよ! 「ジェイビンくんが好きです」って!
サン:僕はジェイビンくんと中学生のころから一緒にいるけど、チョコレートをいっぱいもらっていた記憶がないので、きっとこれは小学生のころの話だと思います(笑)。
MAP6/サン 撮影=菊池貴裕
――TOKYO MXTVで初のレギュラ―番組『Yes! MAP6』がスタートしましたね。番組では毎週、過酷なミッションに体当たりで挑戦していて、大変そうですね。
サン:日本で番組ができて、本当にうれしいです。『Yes! MAP6』という番組で僕たちは、“NOとは言わないK-POPアイドル”なんです。だから“NOって言いません!”って番組の最初に誓ったんだけど、いざ撮影が始まったら激辛のハバネロを食べたり、バンジージャンプをしたり……、過酷すぎて思わず「NO~~!」って言っちゃいました(笑)。大変なことにいっぱい挑戦していますけれど、頑張っていますので応援してくださいね!
――特に大変だったことは、どんなことでしたか?
ジェイビン:僕はチャレンジで、魚偏の漢字を50個くらい覚えたんです。それが大変でしたね。覚えるためにカフェで勉強していたら、マスターに「何で僕も知らないような漢字をそんなに覚えてるの?」って聞かれたんです。なんかめっちゃ恥ずかしくなって、「僕、魚屋でアルバイトするつもりなので!」って言っちゃった(笑)。読むだけでよかったんだけど、書いて覚えたから、漢字も書けるようになりました。絵を描く感じで覚えたんです。
――スゴイ! 日本人でも読めないですよ。
ジェイビン:僕、魚より肉が好きなのに……(笑)。でも、おもしろかった!
――番組MCを島田秀平さんが担当していますが、手相を観てもらいましたか?
サン:はい。初対面のときに観てもらいました。
ジェイビン:僕は珍しい線で、「大物になる」って!
サン:「会社を作るといいよ」って言われてましたよ。僕は……。
ジェイビン:フツー。
サン:はい。特に「NO」な線はないそうなので、フツーです(笑)。人を幸せにする線って言われました。
――ジェイビンさんは魚偏グッズの会社を作るとか。
ジェイビン:魚偏はもう見たくないけど……、お金持ちになれるなら、やろうかな(笑)。
――2月20、27日放送の『Yes! MAP6』には、GLAYのTERUさんがゲスト出演されるんですね。スゴイですね。どういうご縁で?
サン:GLAY先輩は、MAP6の憧れのアーティストなんです。TERUさんは僕たちが最初に日本に来たころ、まだ誰も僕たちを知らないし、僕たちも日本に友だちがいなかったころに、ゴハンに誘ってくださったんです。最初に僕が紹介してもらって、一緒に食事させていただいたら、「メンバーにも会いたいし、MAP6を応援したいから」って全員に会ってくださって、番組にまで出てくださることになったんです。
ジェイビン:カッコいいし、男らしい先輩です。
サン:いつか曲を書いてもらえるといいな~。
――そうですね。ふたりとも日本語バッチリだし、日本活動が以前よりも楽しくなったんじゃないですか?
サン:はい! 楽しいです。日本と韓国ではリリースイベントのシステムが違うんですよ。韓国ではサイン会だけだけど、日本ではいろいろなイベントがあるじゃないですか。ファンの方もイベントを楽しみにしてくれているし、僕らもファンの皆さんと遊ぶ感じで楽しめる。歌うだけじゃなくて、すごく仲良くなれるというか。日本語が話せるようになったのも大きいですね。僕たちも前より楽しいです。
ジェイビン:僕はイベントに来てくださったファンの方に、「髪型かわったね」とか「キレイになったね」って声をかけます。ファンの方たちの顔、けっこう覚えてるから。
――仕事以外での日本での楽しみはありますか。
サン:やっぱり食べ物ですね。僕は鉄板で作る料理が好きで、特にお好み焼きが好き! 自分で焼いて食べるお店によく行きます。
ジェイビン:僕はコーヒーが好きで、よくカフェめぐりをしています。レトロなカフェにひとりで行ってコーヒー飲んだり。
――韓国のコーヒーと比べると、日本のコーヒーは濃いじゃないですか。大丈夫ですか?
ジェイビン:はい。僕はハンドドリップコーヒーが好きです。
サン:ジェイビンくんは、通ですよね。僕とマネージャーさんは濃いのが苦手で、「薄目にしてください」ってオーダーしています(笑)。
MAP6/ジェイビン、サン 撮影=菊池貴裕
――『Yes! MAP6』の最終目標は、ZEPP TOKYOでの単独ライブですよね。ZEPP TOKYOでのライブではどんな姿を見せてくれるのでしょう?
サン:番組を見てライブに来てくれる人もいるだろうし、ほかのところでMAP6を知って来てくれる人もいるだろうし、ずっと僕たちを応援してくれている人も来てくださると思います。MAP6の“超感覚的”なところを皆さんに見せられるライブになると思います。期待して来てください!
ジェイビン:『Yes! MAP6』ではおもしろい僕たちが見られます。でもライブに初めて来てくれた人には、僕たちの完璧でカッコいいところを見せたいんです。僕たちのギャップに驚いてほしいです。
サン:きっと、“今まで番組で見ていたMAP6と違う!”って思うハズです。
――『Yes! MAP6』ではいろいろなことにチャレンジしていますが、今後、仕事でチャレンジしてみたいことはありますか?
サン:CMをやってみたいな。
ジェイビン:僕は牛乳のCMがいいな~。赤ちゃんみたいなピュアな感じで!
取材・文=坂本ゆかり 撮影=菊池貴裕

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