Mean Machine、メンバー5人の
瑞々しいまでの情熱が宿った
唯一のアルバム『CREAM』

一線級の女性アーティストが集結

さて、文化の多様性を示していると言えるガールズバンドの躍進。その歴史上、重要なバンドはいくつもあるが、その特異さにおいてMean Machineの右に出る存在はないと断言していいと思う。2001年10月にデビュー。シングル2枚とアルバム1枚を発表しているものの、同年12月に行なった1stライヴで活動休止と、実質、ほぼ2カ月間しか表に出ていないバンドなので、その名前を見聞きしても、楽曲はおろか、メンバーの顔すら思い浮かばない人も多いかもしれない。2001年5月、BARKSに“ウワサのギャルバン<Mean Machine>、ついに活動スタートか?!”という記事があった()。この記事がMean Machineを端的に表しているので、バンドの説明に変えて、以下、引用させていただく。

2000年末頃から水面下での活動が噂されていた Mean Machine (ミーン・マシーン)。そのメンバーはというと、岩井俊二監督作品『スワロウテイル』のアゲハ役で女優として本格デビューした伊藤歩(Vo)、妖艶なヴィジュアルとキレのあるトークで音楽活動以外にDJとしても活躍しているちわきまゆみ(Gu)、THE THRILLのメンバーであり、ソロのサックス奏者としてもコラボレート経験が豊富なYUKARIE(Ba)、元JUDY AND MARYのYUKI(Dr)、そしてChara(Dr)という5人編成。
この編成から見てもわかるように、バンドコンセプトのひとつとなっているのは“自分がやったことのない楽器を担当する”ということ。そして、“楽しくやる”“かわいい&フェロモン”。
'98年に、ちわきとCharaが「なんかギャルバンやりたいね」と意気投合したことをきっかけにスタートしたMean Machine。今年秋頃のデビューを目指し、5人それぞれのスケジュールを調整しながらリハーサルを行なっているという。
■BARKS:“ウワサのギャルバン<Mean Machine>、ついに活動スタートか?!”
https://www.barks.jp/news/?id=52234529
今でも邦楽シーンを代表すると言って女性アーティストたちが組んだバンド、それがMean Machineである。所謂スーパーバンドとして紹介されてもおかしくないほどの面子が揃っているが、このバンドの何がすごいかと言えば、5人のうち3名は本業がヴォーカリストであるにもかかわらず、その彼女たちはメインで歌わず、全員がそれまで経験のないパートを担当したことだろう。しかも、今も珍しいツインドラムというスタイルだ。このメンバーなら4人ヴォーカル+サックスでも文句を言うリスナーはいなかっただろうし、YUKIがギターを弾き、Charaがピアノという編成だってあり得ただろう。しかし、そうしなかったことは本当にすごいと思う。とにかく、そのバンドのコンセプトが素晴らしいのである。

Mean Machineをスタートした時の各人のキャリアは、最年長のちわきがデビューから10数年目、その他のミュージシャンたちが5~10年弱の時期。CharaもJUDY AND MARYもすでにミリオンセールスを記録していたので、変な話、別バンドを組む必要などなかったと思える。ドラマーの2名に関して言えば、本業に専念したほうがビジネス的には良かったのかも…と邪推もできよう。しかし、それでもやったというのは、Mean Machineは彼女たちの純粋なバンド活動への欲求が反映されたものだと言うことができると思う。

OKMusic編集部

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