【ライヴレポ】BOYS AND MEN、念願の
初ナゴヤドームでワンマンライヴ!「
新たなるスタートはナゴヤドームであ
り、これからも僕らは続いていく」
内容は、ほとんどぶっ通しで歌い続けての約3時間半。ドームクラスでライヴを遂行するのは初めてだったが、円陣を組んだメンバー10人の姿は大きく意気揚々としていた。セットはアリーナに華やかな花道を設け、オーディエンスとは柵を隔ててかなりの至近距離だ。ライヴのスタートは、ステージ両サイドの大きなモニターに映し出された彼らのかけ声から。1曲目は、「炎・天下奪取」。だが、その曲の序盤で、なぜか裸体となって桶ダンスを披露する彼ら。ツッコミが上がっていそうな会場から爆笑をさらうが、すぐに曲がカットアウトされて、モニターには和田アキ子が。
「お前ら、ちゃんとやれ!」。ボイメンとゆかりのある和田の激を飛ばすひと言映像で、ここからはクール路線で突っ走るボイメン。辻本達規と弟分である祭nine.による和太鼓の合奏から、ナゴヤドームを盛り上げるために作られたアルバム楽曲「男気 夢 音頭」。ドドンと打ち上がった祭モードに、会場はぐっと熱くなった。<ついにここまでオイラも来ちまったな〜>の歌詞がこのシチュエーションとリアルにリンクして、一気にヒートアップしている。アリーナの花道を赤い旗を掲げて思いっきり走りまわるボイメン。そのボイメンを見つめる会場中が、メジャーデビュー後のヒット曲から、2013年に結成されたあたりの懐かしの楽曲までを感極まって聴き入っている。さらに当初、名古屋っぽい演出をしたいと水野勝が言っていたように、要所要所に「名古屋メドレー」や「なごやめしのうた」を盛り込んで、ボイメンならではの優しさと愉しさが詰め込まれた構成だった。
やはりドームゆえに見応えたっぷりステージは、MCでのトークは少なく、歌い上げる彼らでほぼ後半まで持っていった感が素晴らしかった。吉原雅斗は、今日がめちゃくちゃ楽しみで昨日はまったく眠れなかった」というように、水野も「眠れないほどの格別感を味わっている」と目を潤ませた。
そしてビックサプライズが待っていた。なんと2020年に、結成10周年記念としてのアリーナツアーが決定していると発表されたのだ。「確かにナゴヤドームが終わりではありません。僕らは名古屋の町おこしお兄さんとして、名古屋から全国へ、名古屋から世界へエンターテイメントを発信していきたい。その新たなるスタートはナゴヤドームであり、これからも僕らは続いていくんです」(水野)
2020年、ドームで得たものを生かして大きく飛躍し、再びアリーナツアーで新たな一面を魅せてくれるに違いない。
写真/田中聖太郎写真事務所
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