12月25日@品川クラブeX(第2部)

12月25日@品川クラブeX(第2部)

MERRY、
FC限定クリスマスライブにて
ミニアルバムのリリースを発表

2018年12月25日、MERRYが東京・品川クラブeXにて『VERY MERRY CHRISTMAS~CORE Premium Night~』と銘打った二部制のFC限定公演を開催した。2019年の『メリー』表記での活動を宣言するなど、本公演でいくつか重大発表をした彼ら。この驚きと幸せに満ちたクリスマスライブの模様をお届けしたい。

夕刻より開演の『VERY MERRY CHRISTMAS~CORE Premium Night~《第1部》~silent acoustic night~』は、文字通りMERRYの楽曲をアコースティック・アレンジで演奏するという特別な趣向。この日の会場である品川クラブeXは、フロア中央の円形ステージや天井部分の9面大型ディスプレイなど、他の場所ではなかなか味わえない高級感を堪能できる場所だ。

場内に入ると、ステージ上には楽器やマイクが観客を歓迎するように並べられている。この円形の舞台を360度取り囲むように設置された客席は、かつてないほどメンバーとの距離が近い。クリスマスにふさわしいスペシャルな場所でMERRYを観られるとあって、開演前からファンの気分は高まっていた。

ジャジーで弾けるようなSEとともにテツ(B)とネロ(Dr)のリズム隊が客席と客席の間の通路を通って入場。別の扉からは結生(G)と健一(G)のギターコンビが登場し、ステージに向かって歩き出す。各々の配置についた楽器隊が1曲目「黄昏レストラン」を奏で始めると、客席の反応を確かめつつ、ゆっくりとガラ(Vo)が現れた。

円形ステージの周縁を歩きながら歌う彼と、着席スタイルで演奏に徹する楽器隊という珍しい構図が、この楽曲の叙情と哀愁をさらに高めている。ガラが思わずこう述べる。“どこを向いたらいいかわからないけど、普段見れない角度からMERRYを楽しんでください。平成最後のクリスマス、思い出に残りますように。CORE(MERRYのFC名称)限定なので、ちょっとはミスするかもしれませんが、大目に見て!”。

続いて披露された「ブルージーナイト」と「犬型真性MASOCHIST」から香り立つ色気も大人のムードたっぷりで、切なさが募る。久々のアコースティック・ライブということもあり、“この第1部ではしっかり歌を聴いてください”と言うガラ。彼の“回転!”の合図でステージがメンバー1人分回転すると、オーディエンスは思わずクスクス笑いだす。ショーのブロックごとに実行されるこのアイデアにより、ファンは満遍なく全メンバーと触れ合えるというわけだ。

この第1部のハイライトは、メンバー自身がやりたい曲を1曲ずつ披露するという“メンバーリクエスト"のコーナー。ガラ「恋哀交差点」、結生「リフレイン~土曜日の涙~」、健一「群青」、テツ「新曲」、ネロ「nameless night~名もなき夜~」といった各人のキャラクターがよく伝わってくる選曲に観客は大喜び。作詞作曲への自画自賛や直感など、選曲理由の一つひとつにもファンへの想いがこもっていて、頬が緩むシーンだった。これらの曲の詩情に浸るCOREファンに向けて、いくつかの嬉しい告知がなされた。

まずは『2MAN TOUR 「魑魅魍魎2019」』の開催発表。このツーマン・ツアーは、3月2日の岡山YEBISU YA PRO公演から、3月22日の高崎club FLEEZ公演にかけての全6ヶ所で、defspiral、Psycho le Cému、MUCC、メトロノーム、DEZERTといった強力なゲストを迎えて行なわれる。この顔ぶれを見てタイトルを付けたというガラの表情は、自信たっぷりだった。

そして、2019年春のミニアルバムのリリースが決定。タイトルは『for Japanese sheeple』なのだという。ガラいわく、ツーマン・ツアーの終わり頃には発売したいとのことなので、続報に期待したいところだ。また、本作のリリースに伴うワンマン・ツアーも決定している。こちらは5月5日の仙台CLUB JUNK BOX公演を皮切りに、6月14日の東京・日本橋三井ホールでのツアー・ファイナルまで全7ヶ所で開催。

この一連の動きについて、ガラは力強く述べた。“2019年は“メリー"表記です。あの頃の気持ちを取り戻すのではなく、今の俺らなら何ができるかっていうのを示したい。2019年、やることは何も変わりません。さらにトガッていこうと思います。俺らはまだまだやらなきゃいけないことがあるし、このメンバーでずっと続けていきます。何をしでかすかわからないメリーでいたいです。これからも一緒にメリーと歩んでもらえたらと思います”。

この後、ガラがタンバリンを軽快に鳴らしながら叫ぶ「ハライソ」、寒い時期だからこそのぬくもりが嬉しい「Happy life」と続き、ラストは“この曲をやらないとMERRYのクリスマスは締め括れない”とのガラの言葉に導かれた「冬のカスタネット」。この美しいメロディに涙腺を刺激されているうちに、あっという間にMERRYのアコースティック・ショーは終わりを告げた。

“すごく気持ち良くやれました! 今年1年、MERRYをありがとうございました。2019年は亥年ですけど、羊のメリーは正面から突っ込んでいきますんで、応援してください!”とガラが丁寧に言葉を発する。メンバー全員が充実の表情を浮かべると、フロアは大きな拍手に包まれた。時計の針はちょうど午後7時半を指していた。

FC限定だからこそのセットリストと趣向に大満足の第1部だったが、それ以上に気づかされたのは、MERRYがいつの時代もアコースティック・アレンジが映えるような素晴らしい楽曲を生み出してきたこと。演者の鼓動を間近に感じられるこの場所でのアコースティック・ショーをまた観たくなった。

OKMusic編集部

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