【対談】フルカワユタカ×ハヤシヒロ
ユキ[POLYSICS]、コラボ曲に類似/相
違点くっきり「なんで仲がいいって思
われることを頑なに拒むの?」

フルカワユタカが2018年12月5日、両A面コラボシングル「クジャクとドラゴン / インサイドアウトとアップサイドダウン」をリリースした。同シングルは、HAWAIIAN6の安野勇太とPOLYSICSのハヤシヒロユキの盟友2組をフィーチャーした共作2曲を収録。両氏とも2018年夏に開催されたフルカワユタカ主催企画ライブ<5×20 additional, Play With シックス>の対バン相手であり、フルカワとの共作という意味ではthe band apartの原昌和とのコラボシングル「ドナルドとウォルター」に続く作品となる。
フルカワユタカとハヤシヒロユキの馴れ初めや共通の趣味トークは、
でも語られているが、今回はミュージシャンシップにスポットを当てたトークセッションだ。両氏ともギター&ボーカルであり作詞作曲を手掛けるほか、シンセや打ち込みの導入など接点が尽きることなし。

しかし、「インサイドアウトとアップサイドダウン」制作秘話からスタートした対談は、「そうやって上から目線だから友達いないんだよ」のような歯に衣着せぬ物言いやら、コミュニケーション不足がゆえの記憶違いによる言い争いやら、あまりにも赤裸々なトークが爆笑に次ぐ爆笑を呼んで腹筋崩壊。結果、それぞれの人となりもミュージシャンとしての類似/相違点もくっきりと浮かび上がるレアでコアなものとなった。今後の2人の発展も大いに期待できるホットでロングなトークセッションをお届けしたい。

   ◆   ◆   ◆

■POLYSICSは一目置いてたからですよ
■いや、この言い方も上目線になっちゃうな

──まずは、フルカワさんの新曲「インサイドアウトとアップサイドダウン」で、ハヤシさんとコラボレーションすることになった経緯から教えてください。

フルカワ:そもそもは2018年6月に、まーちゃん (原昌和/the band apart)と「ドナルドとウォルター」を作って、その時が、イチから共作っていう初めての試みだったんです。それが、とても実りの大きなもので。だから、もっと続けたいなと思って、最初に頭に浮かんだのが、勇太 (安野勇太/HAWAIIAN6)だったんです。自分がやったことのないメロコアを作ってみたくて。それでスタッフと、アルバムに向けての制作会議をしたんですね。本当は、10人くらいとコラボレーションして、アルバムを作ろうぜっていう話だったんですよ。その話は、もはや頓挫してしまったんですけど。だって、10人とやったら体力がもたないよって(笑)。まぁ、それはともかく、その制作会議の場で、スタッフから名前が挙がったのがハヤシくんだったんです。ちょうど8月に、下北沢SHELTERでの対バンも決まっていて、その時に「あっ、ハヤシくんしかいない」と思って。
▲フルカワユタカ

ハヤシ:そもそもさ、そのSHELTERの対バンにPOLYSICSを誘った理由は、何だったの?

フルカワ:それはもう、一緒にやりたかったからですよ(笑)。対バン企画自体、ドーパン (DOPING PANDA)の頃には、ほとんどやってなかったし。

──そのドーパン時代にも、一度だけPOLYSICSを対バン (<DP SUMMIT>2010年12月11日@東京・新代田FEVER)に誘っていますよね?

フルカワ:その頃も、先細っていく自分をどうにかするために、人と交わってやっていかなきゃって思っていた時で(笑)。今からすると、何を言ってんだオマエはって話なんですけど、当時、自分の中に許せる/許せないというボーダーがあって。偉そうに言うわけじゃないんですけど、そのボーダーの上をいってるバンドに、その時は声をかけて(笑)。だからPOLYSICSは、僕の許せるところにいたんですよ。ホントにオマエは何様なんだって話なんですけど(笑)。

ハヤシ:そうやって、上から目線だからね、友達いないんだよ(爆笑)。

フルカワ:いや、今はね、そんなことはまったく思ってないんですよ。だけどその頃は、本気で「このバンドはダサい、このバンドはダサくない」って線引きをしていて。今考えると、そんなボーダーなんてないんだって分かるんだけど(笑)、それでPOLYSICSを新代田FEVERのライブに誘ったわけですよ。

ハヤシ:それが不思議だったんだよね。そんなに仲が良かったわけでもないのに、何で誘われたんだろうって。

フルカワ:そりゃ、POLYSICSは一目置いていたからですよ。……いや、この言い方も上から目線になっちゃうな。表現が難しい(笑)。それはともかく、そのライブで仲良くなって、今回のSHELTERでの自主企画<フルカワユタカ presents「5×20 additional, PlayWith シックス」~with SICS~>誘ったわけですよ。2017年に一緒にやったASPARAGUSもそうだし、Base Ball Bear、the band apart、Benthamに関しても、意味のある人と対バンしたくて、だから突拍子もない人とはやらないっていうのが、<PlayWith>っていう企画の主旨で。
▲両A面コラボシングル「クジャクとドラゴン / インサイドアウトとアップサイドダウン」

ハヤシ:でもさ、フルカワくんがPOLYSCSのハヤシと仲がいいっていうイメージ、世間的には、あんまりないんじゃない?

フルカワ:それは、今の話?

ハヤシ:今も大して仲はよくないんだけど(笑)。

フルカワ:いやいや(笑)、今はあると思うし、むしろ世間の方が、「すげぇ仲いいんだ」って勘違いしているかもしれない。だって、よく言われるよ。この前の新木場STUDIO COAST(<フルカワユタカ presents 「5×20」>2018年1月28日)でも、「何でPOLYSICSは出ないの?」とか、よく言われたし。

ハヤシ:へぇ、そうなの?

フルカワ:そうそう。だけど正直に言うと、ハヤシくんとは飲みにいったり、今回の曲作りでもスタジオに遊びにいったりもしてるけど、ヤノくんなんか、この前、ようやく初めてちゃんと話したくらいで。

ハヤシ:あっ、ヤノの場合はね、ほとんどのミュージシャンがそうだから(笑)。

フルカワ:そうなの(笑)? フミちゃんにいたっては、ハヤシくんから変なこと吹き込まれて。オレ、下北のお店でフミちゃんに失礼なことして嫌われてるって、この数年間、ずっと思い込んでたから。

ハヤシ:あはははは(爆笑)。

──一体、何を吹き込んだんですか(笑)?

ハヤシ:フミがね、「あいつ、何?」って言ってたよって。「上から目線の嫌なやつが隣に座って気分悪かった」って(爆笑)。あはははは。

フルカワ:それで、ずっと嫌われてると思ってたんだから、COASTになんか呼べるわけないでしょ?(笑) だからSHELTERの時も、気合い入れてPOLYSICSを誘ったんだから。

ハヤシ:あはは、オレのせいだったんだ(笑)。でもさ、世間が僕とフルカワくんの仲をどう思ってるのか、気になるなぁ。

フルカワ:いやいや、仲いいんだからさ、それでいいじゃない? なんでそんな頑なに、仲がいいって思われてることを拒むのさ(笑)?
■えっ!? 黙ってないよ?
■それ、ちょっと話盛ってない?

──そんな仲のいい2人でも(笑)、共作は今回が初めてだったんですよね。どうやって曲作りを進めていったのですか?

フルカワ:他の2人 (原昌和/安野勇太)のときは、僕がデモを送って、それに手を加えて返してもらってという形でした。お互いの役割分担も自然と出来ていたから、メロディとコード進行を送れば、アレンジを返してくれるというやり方だったんです。でも、ハヤシくんの手法って、もちろんメロディメーカーではあるけれども、POLYSICSの音楽って、そことは違うじゃないですか。だから、どう進めていけばいいのか、そこはお互いに掴みきれていなくて、ただ“打ち込み”っていう共通のキーワードがあったので、お互いにデモを送りあって、「これ、いいね」という風な流れで作っていったんですけれども。
▲ハヤシヒロユキ[POLYSICS]

ハヤシ:最初に「こんなのイメージしてみたんだけど」っていうデモを送ってくれたよね。本当の一発目に。

フルカワ:そう。2曲送ったんだよね。

ハヤシ:それが縦ノリのパンクっぽい曲で、「いいじゃん!」って思ったから、そこに僕が、ピコピコ成分を足して。シーケンスを加えて送り返したんだよね。

フルカワ:ちょっとアバンギャルドな感じのね。それがすごくよくて、だから僕はてっきり、その曲をそのまま仕上げていくもんだと思って、ハヤシくんのスタジオに乗り込んだわけですよ。そうしたら、ハヤシくんが別のデモを用意してくれていて。

ハヤシ:「こういうのもあるよ」っていう、一応、別のネタも作っておこうかなと思って。ワンフレーズしかないものだったり、リフっぽいものを組み合わせたようなデモを、何パターンか用意しておいて。

フルカワ:ただ、そのデモを聴いた時に、今から新たに作っていくには時間がないし、あと、ハヤシくんのデモは、僕にはちょっとアバンギャルドすぎたんですよ。だからちょっと、僕が黙っちゃって。それで、「いやいや、ハヤシくんが手を加えてくれた最初のデモをもう1回聴こうよ」と言って。それで聴いていたら、今度はハヤシくんが黙っちゃって。

ハヤシ:えっ!? 黙ってないよ?

フルカワ:いやいや、2人とも黙っちゃった。最初のデモ、何であれだけカッコよくしてくれたのに、「これをこのまま仕上げていこう」ってならなかったの?

ハヤシ:いやいや、だってフルカワくんが、「これでいこう」って言わないから。

フルカワ:いや、明らかに、「これはないよ」って空気出してたから(笑)。

ハヤシ:ええっ、そんなことないよ(笑)。

フルカワ:本当に!? いや、でも僕はちょっと「このデモで」と言ってみたんですよ。そうしたらハヤシくんが、「これで共作って言えるかな」って、ボソッと言ったんです。「共作って、どういうことだろうね」って。

ハヤシ:それ、ちょっと話盛ってない(笑)?

フルカワ:ないない! だから曲が出来た後に飲みに行った時も、「(コラボ自体が)終わったと思った」って話をしたじゃない。

ハヤシ:違う違う(笑)。今の話、途中を省略してるけど、その間に、もっと面白いことがあって。
▲ハヤシヒロユキ[POLYSICS]

──では、ここからはハヤシさん証言時間ということで(笑)。

ハヤシ:お互いにやり取りして形になった最初のデモが1個あるから、何となく、セッションでもうひとつ、違うことをやってみようかって話になったじゃん?

フルカワ:うん。それはやった。

ハヤシ:で、僕が打ち込んだトラックを流して、フルカワくんがベースを弾いて。それをループさせながら、パーカッションを入れたりして、セッションしたんだよ。

フルカワ:あのセッションはよかったね。でもさ、そのセッションは、もう扉が開いた後の話じゃん? その後に、もう1回つまづくんだっけ?

ハヤシ:つまづくんだよ。セッションがある程度の形になって、サビ以外が出来たんだけど、でもそこから進まなくなって。それで、一旦休憩しようって、コーヒーを飲みにいったじゃない。

フルカワ:違う違う。ハヤシくん、全然違う(笑)。

ハヤシ:そうだって(笑)。今、オレが話す時間なんだから(笑)。

フルカワ:はいはい、じゃあ、どうぞどうぞ。全然違うけど、話を続けて(笑)。

ハヤシ:ははは。そこでコーヒー飲みながら、一度頭をリフレッシュして。それでユニコーンのビデオとか見たじゃん。

フルカワ:それは見ました。覚えてる。でも、全然違う。

ハヤシ:ははは。で、そうこうしながら、やっとサビのリフだけが出来た時に、ここからさらにメロウにいくのか、より盛り上げていくのか、どっちにしようかっていう話になって。僕は、LCD Soundsystemみたいな、コーラスにカッコいいリフが重なって、そこに1個、何かキーワードが乗れば、もうそれでいいんじゃないかって思ってたんだよ。でも、フルカワくんは、さらにもうひと押し欲しいという感じで。そこで結局、LCD Soundsystem路線でいこうという話になって、あのサビが出来上がったんだよ。

フルカワ:それがハヤシくんの記憶ね。じゃあ今度は、僕の記憶を喋ってもいい? 全然違うから(笑)。
■「あの時は終わったと思った」って話したけど
■“あの時”のタイミングが違ったのか(笑)

──ではここからは、フルカワさんの証言タイムで(笑)。

フルカワ:まずさ、LCD Soundsystem路線って話、ハヤシくんのアイデアみたいに言ってますけど、オレが先に「LCD Soundsystemみたいだね」って言って、「それだよ、フルカワくん!」って。こっちきっかけだから(笑)。

ハヤシ:そこかよ(爆笑)!
▲フルカワユタカ

フルカワ:別にさ、2人でLCD Soundsystemの取り合いをする必要なんてどこにもないんだけど(笑)、作業が止まったのはそこじゃなくて、最初にデモを聴き合った時にハヤシくんが固まって、それで作業が進まなかったんですよ。その後にセッションですよ。ループを組んで、ベースを弾いて、V-Drumsでパーカッションを入れて、ハヤシくんがギターのリフが録って。そこで「LCD Soundsystemみたいだね」って話になった。だって飲みに行った時にも、「LCD Soundsystemってキーワードが出てからは、スムーズだったよね」って話したじゃん。

ハヤシ:そうそう、それは覚えてる。

フルカワ:だから、セッションが始まってからは、全然悩んでないんだって。

ハヤシ:ええっ!? 最終的にサビになっている“Inside out~”のところ、あのフレーズをサビにするかどうかは、すっごく悩んだじゃない? あそこで作業が止まった時に、僕は「終わった」と思ったんだよ。

フルカワ:えっ!? 「終わった」っていうのは、その1日の作業が?

ハヤシ:いやいや、このセッションは上手くいかなかったなって。

フルカワ:ウソ!? そこ? えっ、そこで1回止まったっけ?

ハヤシ:だからさ、曲が出来て飲みに行った時に、「あのサビがハマってくれて、やっと曲が出来たね」って話したじゃん。

フルカワ:ああ、それは言ってた。

ハヤシ:ほら(笑)!

フルカワ:分かった。それはお互いの感覚の違いだ。ハヤシくんは「作業が止まった」って言ってるけど、僕はその時、すごくセッションが楽しかったんですよ。ハヤシくんが悩んでる場面も含めて、僕はまったく嫌な時間じゃなくて。僕にとっては、デモを聴き合っていた時が一番ヤバくて。そうか、飲んだ時に、「あの時は終わったと思った」って2人で話したけど、ハヤシくんと僕とで、“あの時”のタイミングが違ったのか(笑)。

ハヤシ:なんだ(爆笑)! あはははは(笑)。

フルカワ:僕はね、ハヤシくんが用意してくれていたデモを聴いた時に、すごくカッコよかったんだけど、「これはPOLYSICSの曲だ」って感じたし、そこで僕が気を遣ってそのデモに乗っかるのは違うんじゃないかって思って。それで「もう1回、最初のデモを聴こうよ」って話をして。あとFriendly Firesを聴いたりもしたじゃない? その時の、ハヤシくんの“乗ってこない感”が本当にヤバかった(笑)。それで僕は、このコラボは終わったなって思ったんだよ。でも、セッションを始めてから煮詰まったっていう感覚が全然なくて……そういう記憶で、もう2~3本はインタビュー受けちゃったんだけど(笑)。

ハヤシ:Inter FMの番組でも、フルカワくんがこのシングルのこと話してたじゃない? あれ聴きながら「全然違うこと話してんじゃん」って思ってた(笑)。だから、これが制作秘話コンプリート版なんだよ(笑)。

フルカワ:なんだ。意志の疎通が全然できてなかった(爆笑)。

ハヤシ:全然仲良くなかったってことだね(爆笑)。
▲フルカワユタカ

フルカワ:じゃあさ、こういう話の流れになったから聞くけど(笑)、「インサイドアウトとアップサイドダウン」のサビ部分って、ハヤシくんのスタジオの段階ではインストだったじゃない? 今、サビと言われているバースのハーモニーのところは、ハヤシくんのリードギターだけで。ハヤシくんのスタジオでは、「これで成立したね」って終わったことは間違いなくて。そこに後日、僕が歌を乗せたバージョンを送った時って、どう思った? 僕は、サビをここまでキャッチーにするのは嫌がるかなと思って、実は戦々恐々としながら送ったんですよ。

ハヤシ:いや、その感想はメールしたじゃん。「ポップになって、よりサビっぽくなってよかったね」って。

フルカワ:じゃあそれは、本音を送ってくれたってこと?

ハヤシ:もちろん! 何それ、今ここで確認することかよ(爆笑)?

フルカワ:いやぁ、だってさ、最初にデモをリミックスっぽくアレンジしてくれたやつ、あれって本当にカッコよかったのに、なんであれを完成させようって話が進まなかったのかが、実はちょっとショックで。

ハヤシ:そういうのは言わないと。「これやろう」って言ってよ(笑)。

フルカワ:だってこの人、自分から「遊びにきて」ってライブに呼んでおいてさ、いざ行ったら、ゲスト欄に僕の名前がなかったんですよ(笑)。そんな人、信用できますか(爆笑)?

ハヤシ:あははは。たまたまリストに書き忘れただけじゃん(笑)。

フルカワ:しかも、フミちゃんが嫌ってるとか嘘ばっかりつく人だから(笑)。だからそのサビも、本当はいらないけど、面倒だから「いいね」って言ってるんじゃないかって(笑)。

ハヤシ:あははは。何だよそれ(笑)。

フルカワ:でもその時に、なぜ「このサビでいい?」って再確認しなかったのかっていうと、絶対の自信を持って送ったサビだったから。ハヤシくんに抵抗されても、押し通すくらいのつもりで送ってるから。

ハヤシ:だから「いいね!」って言ったじゃん(笑)。

フルカワ:僕は疑り深いんですよ(笑)。でも、やっと謎が解けた。これが制作秘話コンプリートだったんですね。じゃあこれから先のインタビューは、コンプリート版の内容で答えるようにします(笑)。
■話を聞いたら“すごく嫌なヤツ”から
■一気に興味が湧いたんだよね

──2人とも、DAW (デジタル・オーディオ・ワークステーション)を使ったり、制作スタイル的には共通項も多いと思いますが、今回、一緒に曲作りを行なってみて、お互いに新たな発見などはありましたか?

フルカワ:DAWを使っていると言っても、僕は、打ち込みというよりもミックスの方にいっちゃったし、それこそ今じゃ、デモをすべて打ち込みで作り上げるということも、もうやってないですから。そういう意味でも、やっぱりハヤシくんは、打ち込みをずっとやってきた人だなって感じたし、とにかく作業のスピードが速かったですね。
▲ハヤシヒロユキ[POLYSICS]

──逆にハヤシさんからフルカワさんを見て、どのように感じましたか?

ハヤシ:やっぱりギターの引き出しがものすごくたくさんあって、本当にいろんなアイデアを持ってるなっていうところは、めちゃくちゃ刺激になりましたね。おしゃれなコードのテンション感もありつつ、攻めたパンクなフレーズとかもあって、そこはさすがだなって思いました。そうしたギターをたくさん重ねたんだよね。シーケンス的なフレーズもあったり。だから実は、ミュートして使わなかったギターのトラックもいくつかあって。

フルカワ:お互いに、思い付いたフレーズは全部入れてみて、そこからハヤシくんが取捨選択をしたり、フレーズはシンセに置き換えたりという作業をやって。自分ひとりで作ってると、そういうことにはならないから、とても新鮮で。だから、2人組のユニットって、こういう曲作りをしているのかなって、ひとりで想像しながらニヤニヤしてたんですよ。まさかそこで、相手に「終わった」と思われていたなんて(笑)。

ハヤシ:あははは。またその話に戻る(笑)? でも、本当に面白かったよね。歌にしてもさ、その場でいろんな歌い方をして、「そのメロディいただき!」っていう感じで作っていって。ほかにも、歌にシンセを重ねたらどうなるかって試して、今のAメロが出来たり。

フルカワ:そうやって作っていく中で感じたのは……これってハヤシくんとも話たんだけど、ハヤシくんって、本当はちょっとどこか奇をてらってPOLYSICSをやっている部分があるんじゃないかって、実は思っていたんですよ。でも、まったくそんなことはなくて、POLYSICSのエッジーさは、本気であれがポップだと思っているからこそのものであって、どストレートにあれがやりたくて、それが出来ているところがPOLYSICSのすごいところなんだって、改めて感じました。やっぱりね、どこか気をてらったり、狙ってやると、外しちゃったり、ダサくなるわけですよ。でも、本気であれがやりたくてPOLYSICSをやっているからこそ、聴く側に伝わるし、あのアバンギャルドさがカッコいいんだなって、それはハヤシくんと一緒に曲を作ったことで、初めて分かりました。

──そこが、かつてフルカワさんのボーダーを超えるPOLYSICSのカッコよさ、ということになるわけですね。

フルカワ:その話をぶり返すと、また僕が嫌なヤツって思われちゃうけど(笑)、でもやっぱり、そこですよね。あとは、音の積み方っていうのは、すごく整理されているのに音圧があって、そこはあまり日本人じゃ出せない音だっていう印象をずっと持っていますね。音のレイヤーがガッチリしてるのに分離がよくて、洋楽的なんですよ。それをどうやって作っているのか知りたくて、レコーディングスタジオに遊びに行ったこともあるし。

ハヤシ:あったね。エンジニアがアレックス・ニューポートの時。懐かしいなぁ。

フルカワ:スタジオに着いたら、ちょうどメンバーが食事に出るっていうから、ずっとアレックスと話をして、で、メンバーが戻ってきたら「じゃあ、帰ります」って(笑)。あとハヤシくんからは、いろんなニュウェーヴのバンドを教えてもらって。今、自分のキャリアを持ったうえで聴くと、どのバンドも本当にカッコいいんだけど、当時、思春期の頃にそうしたバンドをパッと聴いた時って、「この人たちはふざけてるんだ」って、本気で思ってましたから(笑)。

ハヤシ:あははは。すごいなぁ、その発想は(笑)。

フルカワ:本当に、当時はそう思ってたんですよ。でも、違うんですよ。いや、「違うんですよ!」って、今さら僕が声を大にして言うことじゃないんですけど(爆笑)、本当に、自分たちの音楽的好奇心でやってるんだっていうことが、この歳になって、いろんな音楽を聴いて、経験を積んで、やっと分かったんです。今は、DEVOとかもすごくカッコいいと思うし。かなり遅いですけどね(笑)。だから、お互いのファンからすると、POLYSICSとフルカワユタカって、まったく違う音楽性のように感じられるかもしれないけど、もっと深いところ、それこそサウンドメイキングとかの部分で、ものすごく刺激を受けていて。
▲POLYSICS

ハヤシ:確かにドーパンは、ダンスミュージックとロックの融合みたいなアプローチだったから、POLYSICSとはやってることは全然違うなっていう印象で見てましたね。

フルカワ:バンドの成り立ちが違うからね。POLYSICSはテクノだし、ニューウェーヴだし。ドーパンは、あの頃に流行り始めていたDaft Punkみたいな、4つ打ちとディストーションギターっていうところでしたから。だから何となく、自分たちは偽物なんだろうなっていうコンプレックスもあって。もちろん、本物も偽物もないんだけど、そういう気持ちがあったからこそ、POLYSICSのサウンドメイキングにも興味があったし、インタビュー記事とかも読んでましたよ。

ハヤシ:へぇ。そうだったんだ。僕としては、ドーパンが打ち込みを使い始めた頃は、ちょっと意外な印象でしたね。「打ち込み使うんだ?」って。それで、僕がスペースシャワーTVで番組をやっていた時に、ドーパンがゲストに来たことがあって。その時に機材の話もしたんだけど、ノリがチャラチャラしてて、「こういう人たちは苦手だな」と思ってました(爆笑)。

フルカワ:えっ、チャラチャラしてました(笑)?……まあ、テレビやラジオに出たら、絶対に爪痕を残さなきゃって、そういう時期もありましたね。変な騒ぎ方して、MC潰そうって(笑)。

ハヤシ:ああ、まさにそれ! こういう人は苦手だなぁって(笑)。だから第一印象は、スゲェ悪かった(笑)。

フルカワ:大丈夫。僕の第一印象がよかったなんて人、誰もいないから(爆笑)。ほんと、木下理樹 (ART-SCHOOL)くらいですよ。あ、また理樹の話しちゃった(笑)。

ハヤシ:ははは。それがなぜだかドーパンがPOLYSICSをイベントに誘ってくれて、その打上げで飲んだ時に、かなり印象が変わって。

フルカワ:さっき言った新代田FEVERでしょ? 解散の1年くらい前。

ハヤシ:それまで、すごくイメージが悪かったんだけど(笑)、でもやっぱり気になるから、こっちもインタビューとか読んでいて。そうしたら、すごいインテリジェンスで、でもおっかないヤツだなって思ってたんだよね。しかも、FEVERのライブの時に、フルカワくんが自分でPAまでやってて。ライブの音作りまで自分でやるんだ!?って驚いて。

フルカワ:あの頃は、行くところまで突き詰めていた時期でしたね。

ハヤシ:その打上げで、初めてじっくりと話したんだよね。それまでは楽屋でちょっと話す程度で。だってさ、ドーパンのイベントに呼ばれて行ってんのに、フルカワくん、楽屋でひと言も喋らずに、ずっと黙々とギターの運指練習やってんの(爆笑)。だから気を遣って、僕から話かけたりしてさ。「海外ツアー行ってきたんでしょ?」って(笑)。

フルカワ:そうだっけ……いや、そうだったかもしれない(笑)。そのイベントって2010年にFEVERでやっていたもので、そのファイナルが赤坂BLITZ。対バンが髭ですよ。そうやって何バンドも呼んどいてね、楽屋でひと言も喋らずに、その後の打上げで音について熱く語るっていう(笑)。そこで仲良くなったのが、ハヤシくんと、須藤くん (須藤 寿/髭)の2人だけ(笑)。

ハヤシ:でも、なんでPAまでやってるのかっていう、打上げの時に聞いた話が、すごくよくて。この話、みんな知ってるの?

──ぜひ聴かせてください。

ハヤシ:音楽を始めて最初に買ったのが、ギターとMTR(マルチトラックレコーダー)だったんだって。

フルカワ:最初に、奥田民生さんが使ってたからっていう理由で、ゴールドトップのグレコのレスポールタイプとリズムマシン、それにヤマハの4チャンネルMTRを買ったんですよ。それがキャリアのスタートで、逆再生で曲を作ったり、雷の音を録りに行ったりしていて。

ハヤシ:普通さ、ギターを買ったら、いろいろとエフェクターを集めて、最後の最後にMTRに行き着くじゃない? でも、いきなりMTRを買って、そこで録音する楽しさ、自分で音を作る喜びを知ったって。その話を聞いたら、すごく嫌なヤツから、「そうなんだ!」って、一気に興味が湧いたんだよね。それで、須藤くんと3人で飲みにいったりして。でもまだその頃は、共作で曲を作ることになるとは思ってなかったな。

フルカワ:Base Ball Bearのサポートで、
がきっかけだったのかもしれない。リハから打上げまで一緒だったじゃない? あの時に、改めて縁を感じたっていうか。

ハヤシ:ああ、それはあったと思うね。そもそも、Base Ball Bearでサポートするまで、自分のバンド以外でギター弾くことってなかったんでしょ?

フルカワ:CUBISMO GRAFICO FIVEだとか、あとm-flowとのイベントで弾いたりしたことはあったけど、まあ、そうだね。ああいうタイミングでハヤシくんと現場が一緒になるっていうのも不思議な縁だったし、すべては縁でつながってるんだなって思いましたね。
■“音色を選ぶ行為”が目的になっちゃうけど
■“音を作る行為”に時間を掛けたい

──そうした縁もあって生まれた「インサイドアウトとアップサイドダウン」は、フルカワさんのファンが聴いて楽しめるのはもちろんのこと、POLYSICSファンにとっても、新鮮に楽しめる曲に仕上がりましたね。

ハヤシ:うん、本当にそう思う。POLYSICSのファンにも、ぜひ聴いてほしいなぁ。
▲フルカワユタカ

フルカワ:しかもハヤシくんが作ってくれたリミックス、これがまたすごくいいんですよ。TOWER RECORED特典だったから、聴けなかった人も多いと思うけど。

ハヤシ:これは僕がリリースに関係なく、作業の合間にちょっとずつリミックスしていったの。それを「リミックスしちゃった」って送ったら、気に入ってくれて。

フルカワ:原曲より、ちょっとBPMが上がって、ハードになっていて。原曲を超えるリミックスってあるじゃないですか。その手法です(笑)。

ハヤシ:あはは。シングルよりもハードシンセをたくさん使ったんだよね。リズムはローランドTR-8を使って。最初は、キックだけを差し替えようかと思ったんだけど、久々にTR-8を鳴らしてみたら音がすごくよくて、結局、すべて差し替えて。自分的にも楽しいリミックスだった。

フルカワ:途中のカオスっぷりも、すごくいいよね。

ハヤシ:あそこは、ドイプファーっていうメーカーのアナログシーケンサーを使って。

──シンセサウンドの話をすると、フルカワさんもドーパン時代の楽曲ではシンセを多用していましたが、フルカワさんが作るシンセサウンドって、とてもデジタルな印象があって、片やハヤシさんが鳴らすシンセサウンドは、アナログ感が強いですよね。だから「インサイドアウトとアップサイドダウン」のように、アナログのシンセサウンドにフルカワさんの歌が乗る曲というテイストは、とても新鮮で。

フルカワ:確かに、僕には出てこない音色というか、シンセの使い方ですよね。シンセは結局、ソフトを使ったんでしたっけ?

ハヤシ:いや、モーグMinimoog Voyagerだったり、ほとんどハードウェアの実機で差し替えた。音を重ねたりする部分で、少しだけソフトシンセも使ったけど。

フルカワ:そこはやっぱり、“シンセが好きで使っている人”の音作りですよ。ドーパン時代の僕は、シンセを入れることが目的になっていて、だから何を入れたらいいか分からなくなってたし。

ハヤシ:ああ、分かる。ソフトシンセって、ものすごい数の音色リストがバババっと表示されるじゃない? そこはね、僕がソフトシンセを苦手に感じるところで。要は、“音色を選ぶ行為”が目的になってしまうんだよね。その選ぶ時間が、すごくもったいなくて。だけどハードウェアのシンセだと、“音を作る行為”に時間を使えるし、そこで多少のズレから生まれた音がカッコいいとかって、結構よくあるんだよ。特にアナログシンセだと、間違ってツマミを動かしちゃったら、それがカッコいい音になったり。だから僕は、そっちの方に時間をかけたいんだよね。もちろん、ソフトシンセの自由度の高さだったり、ソフトでしか出せない音というものもあるから、両方の“いいとこどり”が一番なんだけど、音色名がずらっと並んだリストを見ると、「ここから選ぶのかぁ」って、ちょっとゲンナリしちゃう。それで結局、ハードの実機を使っちゃうんだよね。
▲フルカワユタカ×ハヤシヒロユキ[POLYSICS]

──せっかくなので、ハヤシさんから見て、フルカワさんのギタープレイは、どのような印象を持っていますか?

ハヤシ:言うことないですよ。音もいいし、いろんなスケールも知ってるし。あと、弦のゲージが太いってところがいいなと思った。すごく太いのを使ってるんだよね。

フルカワ:アーニーボールの紫色(Power Slinky 11-48)。太いほうが、弾いていて楽しいというか。細いほうが弾きやすいですけど、「ちゃんと弾かないと鳴らない」っていうほうが好きなんですよ。

ハヤシ:あんな太い弦であれだけ弾きまくるんだから、本当に上手いんだなって、今回、改めて思いました。

フルカワ:でも、ハヤシくんが使ってるハンドメイドのアンプ (AKIMA&NEOS)も、中域がすごく特長的だよね。サビのリードはハヤシくんが弾いているんだけど、あれは他の人じゃ出せない中域。あとね、新曲の話からは逸れるけど、この前、POLYSICSのライブを観にいって、ハヤシくんのギターとフミちゃんのベース、このマッチングがPOLYSICSなんだって、すごく思った。フミちゃんのベースも、すごいよね。

ハヤシ:フミもアンプ直結で、チューナー以外、間に何も入れてないから。

フルカワ:じゃあ、フミちゃんのディストーションはアンプで作ってるの?

ハヤシ:そう。アンプのゲインで。あとはピッキングだよね。だから、僕がフミのベースを弾いても、あんな音は出ないんだよ。

フルカワ:そうなんだ。ものすごく力を入れて弾いているわけじゃないのに、ベースラインがしっかり見えて、しかも下の帯域がちゃんと出てるっていう。どうやったらあんな音が鳴らせるのか、すごく不思議。でも、女の子のベースって、いい音を出す人が多いよね。音が太い。男のベースとは違うよね。

ハヤシ:なんだか、お互いのバンドを褒め合って、気持悪くなってきた(笑)。

フルカワ:いいじゃない、前半にあれだけディスりあったんだからさ(笑)。でも本当に、これからもハヤシくんとは、また何か上手く出来たら面白いだろうなって思っています。もちろん、まーちゃんや勇太とも、またやりたいとは思ってるんですけど、ハヤシくんと一緒にやった手法なら、もしかしたら一週間で10曲くらい作れるんじゃないかって思っていて。そういう意味では、一番可能性を感じているし、そもそも僕自身が、決まったものを作っていくよりセッションがすごく好きだから、またそれを楽しみたいっていう気持ちはあります。ギターソロでも、曲作りに関しても、出会い頭で生み出していくのが好きなんですよ。

ハヤシ:遊んでるみたいな感覚でセッションして、それが曲に出来たらいいよね。「これをちゃんと曲にしないといけない」というよりは、お互いにノリでアイデアを出し合って、どうなるか分からない感じで作っていくのが楽しかったね。

──そんなコラボが再び実現するかもしれない2019年のそれぞれの抱負を、最後に聞かせてください。

ハヤシ:POLYSICSは、何かしら新しい音源を作りたいと思ってるし、これまで通り、ライブもたくさんやりたいですね。

フルカワ:僕は、ツアーをやって、ソロアルバムを作ります。で、ハヤシくんが最初に手を加えてくれた曲を、絶対にソロアルバムに入れますよ。ただ、そのままやるとなると、ハヤシくんにまた協力してもらわないといけないし、でも原曲を別な形に仕上げてしまったら意味がないし。あれ、すごくいいんだよなぁ……だからハヤシくん、また相談させてください(笑)。

取材・文◎布施雄一郎
撮影◎梶原靖夫
■両A面コラボシングル「クジャクとドラゴン / インサイドアウトとアップサイドダウン」
2018年12月5日(水)発売
NIW143 1,852円+税
01. クジャクとドラゴン feat. 安野勇太(HAWAIIAN6)
02. インサイドアウトとアップサイドダウン feat. ハヤシヒロユキ(POLYSICS)
▼Bonus track
03. too young to die
04. LOVERS SOCA
05. 僕はこう語った
06. DAMN DAMN
07. Lost & Found
08. Me, Dogs And Mother Mary
09. セレナーデ
10. すばらしい日々
11. lime light
12. next to you
13. シューティングゲーム
14. ドナルドとウォルター
※9/26@下北沢440 アコースティックライブ音源
※ボーナストラックはデジタルリリースなし。CDのみ収録


■<フルカワユタカ ワンマンツアー「ロックスターとエレキギター」>

▼2019年
1月26日(土) 千葉LOOK
2月03日(日) 神奈川・横浜BAYSIS
2月09日(土) 静岡UMBER
2月10日(日) 京都MOJO
2月11日(月・祝) 岡山・ペパーランド
2月23日(土) 埼玉・西川口ハーツ
3月01日(金) 福岡・Queblick
3月03日(日) 北海道・札幌COLONY
3月09日(土) 宮城・SPACE ZERO
3月10日(日) 福島・郡山PEAK ACTION
3月22日(金) 石川・金沢vanvanV4
4月13日(土) 大阪・梅田シャングリラ
4月14日(日) 愛知・APOLLO BASE
4月21日(日) 東京・WWW
▼チケット
¥3,990(税込) オールスタンディング/整理番号付
※3歳以上、チケット必要
※各公演ごとに、ドリンク代別途必要
一般発売日 12月8日(土)


■<シングルリリース記念特別企画「ユウタとユタカ」(acoustic LIVE)>

2019年1月29日(火) 大阪・雲州堂
2019年1月30日(水) 名古屋・Live & Lounge Vio
OPEN 18:30 / START 19:00 (両日共)
出演:フルカワユタカ / 安野勇太(HAWAIIAN6)
▼チケット
前売3,500円(全自由・整理番号付 / ドリンク代別)
一般発売:2018年12月29日(土)10:00~


■<フルカワユタカ × 須藤寿 生誕祭 III>

2019年2月28日(木) 東京・吉祥寺STAR PINE'S CAFE
OPEN18:30 / START19:30
▼出演者
フルカワユタカ / 須藤寿 (髭)
▼チケット
前売3,500円 (全自由・整理番号付 / ドリンク代別)
一般発売:2018年12月20日(木)


■ライブイベント<y's presents「貴ちゃんナイト vol.11」>

2019年2月16日(土) 下北沢 CLUB251
開場17:30 / 開演18:00
▼出演者
フルカワユタカ
百々和宏 (MO’SOME TONEBENDER)
渡會将士 (brainchild’s / FoZZtone)
MC:中村貴子
▼チケット
¥3,800 (ドリンク代別)※スタンディング
e+ (イープラス) http://eplus.jp/takanight/
(問)下北沢 CLUB251 03-5481-4141
※当日の入場は整理番号順となります。

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