MONKEY MAJIK×稲垣潤一×GAGLEが生み出した奇跡

MONKEY MAJIK×稲垣潤一×GAGLEが生み出した奇跡

MONKEY MAJIK×稲垣潤一×GAGLEが生
み出した奇跡

『クリスマスキャロルの頃には-NORTH FLOW-』
──まずは、MONKEY MAJIK×稲垣潤一×GAGLEという豪華な組み合わせで『クリスマスキャロルの頃には -NORTH FLOW-』を形にしようとした、その経緯から教えてください。
メイナード:僕ら、稲垣潤一さんのことが大好きで、何時か一緒に出来たらなという気持ちを根底に持っていたことがあっての話になります。
もう一年くらい前になるのかな、仙台出身の大先輩である稲垣潤一さんと一緒にコラボレートをしたいなという想いを持ちながらも、あの当時は具体的なアプローチが見えていなかったことから、「一緒に何かをやるにしても、具体的なアイデアが見えてから話をしよう」とメンバー内では話し合っていました。そんな時期にブレイズがGAGLEさんの『FLOW』を聞いて、「これ、恰好いいな。彼らともまたコラボしてみたいよね」と言い出したんですよね。そのときに、「MONKEY MAJIKと稲垣潤一さん、そこへGAGLEさんも加え、仙台アーティストどうしでコラボレートしたら面白いんじゃないか」というアイデアが生まれました。
その話をGAGLEさんや稲垣潤一さんに振ったところ、それぞれにOKが出たことで、今回のコラボレートが実現。しかも一緒にやるなら、稲垣潤一さんの代表曲の『クリスマスキャロルの頃には』をカバーしようという話になり、今回の形へ繋がりました。
じつは、サンドイッチマンさんとやった『ウマーベラス』は、リリースが先になったから「仙台コラボレーション 第1弾」となりましたけど。実際に話が先行していたのは『クリスマスキャロルの頃には -NORTH FLOW-』のほうなんです。

──仙台シリーズは継続的なシリーズとしても考えていたのでしょうか?
メイナード:どちらかと言えば、それは後付けになりますね。稲垣潤一さんやGAGLEさん、サンドイッチマンさんらも、みんなそう。人と人との繋がりの中、「じゃあ、一緒に何かやりたいね」という話に発展した面もあるように、企画先行ではなく、人としての出会いが先行して生まれたことでした。
この曲のビート面に関しては、GAGLEさんのセンスが遺憾なく発揮されたスタイル。もし、MONKEY MAJIKと稲垣潤一さんだけだったら、今とは異なる形に仕上がっていたように、GAGLEさんと僕らが出会ったことがあの形へ繋がったこと。まさに『クリスマスキャロルの頃には -NORTH FLOW-』は、MONKEY MAJIK×稲垣潤一×GAGLEというトライアングルによって生まれた成果だと僕らは思っています。

ブレイズ:GAGLEさんのビートは、さすが恰好いいよね。その上へMONKEY MAJIKらしいメロディーを加え、サビでは稲垣潤一さんの歌声を入れてと、すごく綺麗な音楽のマリアージュ作品に仕上がったなと思います。
クリスマスの時期って心が幸せだから
──MONKEY MAJIK×稲垣潤一×GAGLEによる『クリスマスキャロルの頃には -NORTH FLOW-』は切ないクリスマスソングとして完成しています。そこは、やはり狙ったところですよね。
タックス:『クリスマスキャロルの頃には』の歌詞を書いたのが、秋元康先生ですけど。秋元先生の記した歌詞の世界をしっかり生かしたいというのが、今回の制作の大前提として心がけたことでした。
そのうえで、原曲の良さに臆することなく、僕らやGAGLEさんがどれだけ面白い挑戦をしていけるか。そこをしっかり生かせた歌詞になった手応えは、みんなが感じていること。
確かに切なく悲しい歌詞ではありますが、幸せになるための前提として、悲しい経験を重ねるのも長い人生に於いてはとても大事なことだと思います。そういうメッセージが、伝わったら嬉しく思います。

──これは日本のクリスマスソングの特徴なのか、失恋をテーマにしてなど、全体的に悲しい歌が多くないですか?
タックス:日本の場合、確かにクリスマスソングは悲しかったり、切ない歌が多い印象はあるよね。海外は、どうなの?
ブレイズ:海外のクリスマスソングは、どれもキラキラしていれば、優しくて、可愛い歌が多い。
メイナード:多分ね、日本人はみんなワムの『ラストクリスマス』が好きなだと思う。

──みんなクリスマスの時期には幸せを求めたがるのに、なぜか、切ないクリスマスソングを好む傾向がありますよね。
メイナード:人って、幸せなときほど切ない曲を聞きたがるじゃないですか。逆も然りで、どん底にいるときほど元気な曲を聞きたくなる。じつはみんなクリスマスの時期って心が幸せだから、その反対側にある切なさに触れたがるのかも知れない。むしろ、その悲しさが、幸せに刺激を与えるスパイスになっているのかもね。
日本でいう”わびさび”だろうなと感じた
──『クリスマスキャロルの頃には-NORTH FLOW-』の歌詞にMONKEY MAJIKサイドはどんな想いを詰め込んだのか、それを聞かせてください。
ブレイズ:僕らが心がけたのは、いろんな瞬間の景色を言葉として切り取ること。中でも、「過去・現在・未来」を提示しながらも、とくに「過去」の部分にスポットを強く当てた面は強かったかな。
じつは今年、僕とメイナードの母親が亡くなりました。それは、僕らにとっては絶対に忘れることのない出来事。とても悲しいことですが、母親が入院しているときには、母親の可愛らしい瞬間に触れる出来事もいろいろとありました。その瞬間を言葉として切り取っては歌詞にしています。
──メンバーみなさんの『クリスマスキャロルの頃には-NORTH FLOW-』の歌詞の中で、とくに好きな部分を聞きたいです。ぜひ、教えてください。
ブレイズ:僕は、「Bet your boots」の歌詞。それは、母親が実際に口にしていた言葉だから。病院へ入院していた時期に、僕らが淹れたコーヒーだからなのかな、「ママ、コーヒー飲むかい?」と聞いたら、「Bet your boots=絶対に飲むよ」と言ってくれた。そのときの風景がとても印象に残っていたからこそ、あのときの風景を一生歌の中へ封じ込めようと思って、その歌詞を書きました。だから、ライブで歌うたびに僕はその光景を思い出しているし、思い出せるからね。
ディック:先に楽曲の印象として語るなら、稲垣潤一さんの原曲となる『クリスマスキャロルの頃には』はもっと躍動的なスタイルだけど。MONKEY MAJIK×稲垣潤一×GAGLEのトライアングルで作りあげた『クリスマスキャロルの頃には -NORTH FLOW-』は、ジワジワとくる感じに仕上がっているところがポイントかなと思っている。好きな歌詞は、「クリスマスキャロルが流れる頃には」の部分。そこの歌詞は、何度聞いても心を揺らしてくれるからね。
メイナード:これは原曲の話にも繋がるんだけど、僕の感じている『クリスマスキャロルの頃には』は大人の切なさを描いた歌というか、演歌のようなわびさびを持った歌詞という印象。『クリスマスキャロルの頃には -NORTH FLOW-』でも稲垣潤一さんが原曲のサビ歌を歌っているんだけど、そこの歌詞の表現こそ、日本独特だなと思っていて。

──わびさびですか…。
メイナード:そう。中に、「誰を愛しているのか 今は見えなくても」と書いてあるけど。これって、海外の歌詞には無い表現だと思います。その曖昧さこそが日本人の言う”わびさび”なんだろうなと、僕は感じたこと。

──日本人は、その曖昧さに惹かれてゆく面もありますからね。
メイナード:「誰を愛しているのか 今は見えなくても」って、それは先にどうなっていくか、その様子を見ているよってことなのかな?これが海外だったら、「はっきりしてよ」と問い詰められてしまう。でも、日本人はそこに情緒を感じるわけだよね。その、わびさびの効いた歌詞というところが、この曲の魅力だろうなとも僕は感じています。
いろんな人たちの気持ちに当てはまる歌
──海外の歌の場合、答えがはっきりしていますからね。
メイナード:そう。それこそ、さっき話をしていた切ないクリスマスソングについても同じことが言える。ワムの『ラストクリスマス』は、あなたが去年のクリスマスの時期に僕のハートをブロークンさせた。今年はどうしようと、そのシチュエーションがはっきりと歌詞にも描き出されている。
でも、日本の切ない歌は、ちょっと禅問答や哲学的なやり取りをしているような気持ちの駆け引きを書いていることが多い。『クリスマスキャロルの頃には -NORTH FLOW-』の中にもそういう表現を見かけるように、そこが、この歌の歌詞の面白さなんだろうね。
タックス:気持ちの押し引き感っていうのかな、「一体どっちなの?」という曖昧なところへ日本人は惹かれるからね。僕も、メイナードの言った「誰を愛しているのか 今は見えなくても」の歌詞を引用した話をするけど。気持ちが落ち込んでいた時期を乗り越えた後にその頃のことを思い返すと、「なんで、あんなことにくよくよしていたんだろう」とか「けっこうちっぽけなことで悩んでいたんだな」と冷静にもなれるけど。
その渦中にいるときって、縛られた意識や価値観から抜け出せなくなれば、答えを導き出せない状況へ陥ってしまうこともよくある話じゃないですか。結局は、そういうことなのかなとも感じるんですよね。いろんな人たちの気持ちに当てはまる歌であり、その人の捉え方で、いろんな風に解釈も広がっていく歌だなと思います。

──「誰を愛しているのか 今は見えなくても」と歌っているように、心が迷っているなら、無理に答えを出す必要はない。そこが、日本の歌らしい情緒なんでしょうね。
タックス:そう。しかもその歌詞を、稲垣潤一さんが歌うことで、より説得力が深まると言いますか。「そうか、答えを出せないからこそいいんだ」とも思えてしまいますからね(笑)。
世の中には、明確な答えを求めたほうが良い事柄もあるけど。『クリスマスキャロルの頃には -NORTH FLOW-』は…もっと広い意味で捉えるなら、愛に関しては、人それぞれの捉え方や考え方によっていろんな形を成していくように、無理に答えは出さなくてもいいんじゃないかな。。。と、そんな風に解釈してもらうのも、一つの楽しみ方だと思います。

20周年に向けたロード・トゥという形を取った2019年に

──今後のMONKEY MAJIKについても、最後に言葉をいただけますか?
メイナード:MONKEY MAJIKが誕生して、2020年で20周年を迎えます。なので、2019年は活動19年目ということもあり、20周年に向けたロード・トゥという形を取った一年間にしていこうとも思っているところです。
ブレイズ:20周年を最高のパーティを迎える年にするためにも、いろんなプランニングが必要になっていくこと。そのための準備期間も含んだうえでの2019年という年を僕らは過ごそうと思っています。そのうえで、どんなアクションを来年起こしてゆくのか、楽しみにしていてください。
Text 長澤智典
Photo 片山拓
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