【連載】Vol.058「Mike's Boogie St
ation=音楽にいつも感謝!=」

ストーンズもビートルもブルースから始まった 。究極のRS編算BLUESアルバム『Confessin' the Blues』、これがロックの原点だ
このコラムで何度も記しているけどローリング・ストーンズが僕にブルースを教えてくれた。1965年、中学生の僕は池袋YAMAHAにマディ・ウォーターズのLP『the best of MUDDY WATERS』(CHESS LP 1427)を注文。これが3カ月以上待って(船便のため)ようやく手にしたマイ・ファースト・ブルース・アルバムだ。グループ名の由来となった「Rollin' Stone」やストーンズがカバーした「Just Want To Make Love To You」「I Can't Be Satisfied」を何度も何度も繰り返して“勉強”した。
LP『the best of MUDDY WATERS』 from Mike's Collection

88年にはストーンズが取り上げたブルースの原曲を集めたコンピレーション・アルバム企画を日暮泰文さんに売り込みブルース・インターアクションズ(現P-VINE RECORDS)からリリースして貰った。これが『ローリング・ストーン・クラシックス』だ。このCDは90年のストーンズ初来日の記者会見の開場時のBGMとして使用したのだが、メンバーやスタッフからも大好評!バックステージでミック・ジャガーやキース・リチャーズにもっとこのCDが欲しいと繰り返しリクエストを受けた(笑)。

90年2月12日、ホテルオークラ東京でミック・ジャガー、キース・リチャーズにインタビューした。僕はその際ブルースについてもいろいろと聞いた。

*ミック・ジャガー=14歳の時、夏休みのアルバイトとして米軍基地で働いていた。アメリカの子供たちのカウンセリングだった。そこのコックがギターを弾いてブルースを教えてくれたんだ。11~12歳頃からブルースに親しんでいたからとても嬉しかった。
最近はハウリン・ウルフのニュー・アルバムを購入した。往年のLPがCDで再発されるのは嬉しいョ。ジョン・リー・フッカーのアルバムも購入したんだ。
(グループ名はマディ・ウォーターズの樂曲からですかという僕の質問に…)「Rolling Stone'」、多分62年…。君の方がよく知ってるだろ~(笑)。
▲ミックと筆者(90年)

*キース・リチャーズ=ブルースは俺にとって音楽のひとつのフォームなんだ。音楽活動で行き場のない時、俺はいつもブルース、俺の原点に戻るんだ。ブルースは俺の知っている音楽の中で最も表現力豊かなフォームだからね。もちろんブルースの弾き方も知っているし。初めて聴いたのはロバート・ジョンソン。その後マディ・ウォーターズ、ジミー・リード、ハウリン・ウルフ。今でも毎日ブルースを聴いている。エディ・テイラーとか俺の好きなブルースマンの名前をあげていたら一晩中かかってしまうぜ。

ストーンズ&ブルース・エピソードはそれこそ1冊や2冊の書籍では足りないくらいある。
▲ハウリン・ウルフを囲むストーンズ(US-TV“Shindig!”65年)
▲ボ・ディドリー&ロニー・ウッド このふたりのツアーは88年に我が国でも実現した

彼らは最近『BLUE & LONESOME』『ON AIR』といったアルバムでブルースを楽しく導いてくれている。加えてバディ・ガイの『the BLUES is ALIVE and WELL』やコンピ『CHICAGO PLAYS THE STONES』への参加も話題になった。

そしてブルース・コンピレーション・アルバム『Confessin' the Blues』がファンの前に登場した。

このアルバムの特筆をまず明記しておく。

◆ストーンズ自身の選曲・編纂
◆グループ名の由来、カバー・ナンバーなどストーンズ所縁の42楽曲を網羅
◆ロニー・ウッドがアルバム発売経緯を語る

11月5日にロンドン/マギーズ・バーで行われたこの作品のリリースを記念したアルバム・ランチ・パーティーに登場したロニーの発言をご紹介しよう。
「アルバム・ジャケットは俺が1983年に描いた、ちょっとした落書きさ、パリで書いたよ。これはビッグ・ビル・ブルーンジー、多分俺は彼の影響でギターを弾くようになったと思う」
「ミックとキースとチャーリーが、エイモス・ミルバーンのようなレアな人たちも登場させてくれたのは嬉しいよ。ここに収録されている曲は文句のつけようがない。これは俺たちの歴史、俺たちがガキの頃から学んできたことの一部だ」
「ウィリー・ディクソンはすごいジェントルマン(紳士)だ。白いスーツに帽子、そして杖を持っていた。彼は実に沢山の樂曲を作ったんだ。そしてこのアルバムの収益の一部は、ウィリー・ディクソン財団に寄付されることになっているんだ。残りは俺の懐に入るのさ、個人的に(笑)」
「ここに収録されているのは、ずっと俺に刺激を与え続けてきた音楽だ。勿論、他の連中もね。それこそ様々な形で。ここに収録されている曲の一つ一つが、記憶を呼び起こすのさ。良いも悪いも。だからこそ、ブルースって呼ばれるのさ!」

◆4形態でのリリース
<CD2枚組>
ディスク1
1.ローリン・ストーン マディ・ウォーターズ
2.リトル・レッド・ルースター ハウリン・ウルフ
3.ブギー・チレン ジョン・リー・フッカー
4.アイ・ヘイト・トゥ・シー・ユー・ゴー リトル・ウォルター
5.リトル・クイーニー チャック・ベリー
6.ユー・キャント・ジャッジ・ア・ブック・バイ・イッツ・カバー ボ・ディドリー
7.ライド・エム・オン・ダウン エディ・テイラー
8.アイム・ア・キング・ビー スリム・ハーポ
9.オール・ユア・ラヴ マジック・サム
10.ダスト・マイ・ブルーム エルモア・ジェームス(wサニー・ボーイ・ウィリアムソンII)
11.ジャスト・ユア・フール リトル・ウォルター
12.アイ・ウォント・トゥ・ビー・ラヴド マディ・ウォーターズ
13.キー・トゥ・ザ・ハイウェイ ビッグ・ビル・ブルーンジー
14.ラヴ・イン・ヴェイン・ブルース ロバート・ジョンソン
15.ユー・ガッタ・ムーヴ ミシシッピ・フレッド・マクダウェル
16.ブライト・ライツ、ビッグ・シティ ジミー・リード
17.ウォリード・ライフ・ブルース ビッグ・メイシオ
18.エヴリバディ・ノウズ・アバウト・マイ・グッド・シング(パート1) リトル・ジョニー・テイラー
19.コミット・ア・クライム ハウリン・ウルフ
20.アイ・キャント・クイット・ユー・ベイビー オーティス・ラッシュ
21.コンフェッシン・ブルース ジェイ・マクシャン&ウォルター・ブラウン

ディスク2
1.ジャスト・ライク・アイ・トリート・ユー ハウリン・ウルフ
2.アイ・ガット・トゥ・ゴー リトル・ウォルター
3.キャロル チャック・ベリー
4.モナ ボ・ディドリー
5.アイ・ジャスト・ウォント・トゥ・メイク・ラヴ・トゥ・ユー マディ・ウォーターズ
6.ブルース・ビフォア・サンライズ エルモア・ジェームス
7.バッド・ボーイ エディ・テイラー
8.ブギー・チルドレン ボーイ・ブルー
9.リトル・レイン ジミー・リード
10.ストップ・ブレイキン・ダウン・ブルース ロバート・ジョンソン
11.プロディガル・サン レヴェレンド・ロバート・ウィルキンス
12.フードゥー・ブルース ライトニン・スリム
13.ドント・ステイ・アウト・オール・ナイト ビリー・ボーイ・アーノルド
14.クロウダッド ボ・ディドリー
15.スージーQ デイル・ホーキンス
16.ダウン・ザ・ロード・アピース エイモス・ミルバーン
17.リトル・ベイビー ハウリン・ウルフ
18.ブルー・アンド・ロンサム リトル・ウォルター
19.ロック・ミー・ベイビー B.B.キング
20.ダム・ライト・アイヴ・ガット・ザ・ブルース バディ・ガイ
21.マニッシュ・ボーイ マディ・ウォーターズ

<LP2枚組/Vol.1>
LP1 A面
1.ローリン・ストーン マディ・ウォーターズ
2.リトル・レッド・ルースター ハウリン・ウルフ
3.ダスト・マイ・ブルーム エルモア・ジェームス(wサニー・ボーイ・ウィリアムソンII)
4.アイム・ア・キング・ビー スリム・ハーポ
5.ユー・キャント・ジャッジ・ア・ブック・バイ・イッツ・カバー ボ・ディドリー
6.リトル・クイーニー チャック・ベリー
LP1 B面
1.ブギー・チレン ジョン・リー・フユー・キャント・
2.アイ・ヘイト・トゥ・シー・ユー・ゴー リトル・ウォルター
3ブライト・ライツ、ビッグ・シティ ジミー・リード
4.ラヴ・イン・ヴェイン・ブルース ロバート・ジョンソン
5.ユー・ガッタ・ムーヴ ミシシッピ・フレッド・マクダウェル
LP2 A面(C面)
1.ジャスト・ユア・フール リトル・ウォルター
2.ライド・エム・オン・ダウン エディ・テイラー
3.ブルー・アンド・ロンサム リトル・ウォルター
4.フードゥー・ブルース ライトニン・スリム
5.クロウ・ダッド ボ・ディドリー
LP2 B面(D面)
1.ジャスト・ユア・フール リトル・ウォルター
2.オール・ユア・ラヴ  マジック・サム
3.ウォリード・ライフ・ブルース ビッグ・メイシオ
4.ダウン・ザ・ロード・アピース エイモス・ミルバーン
5コンフェッシン・ブルース ジェイ・マクシャン&ウォルター・ブラウン

<LP2枚組/Vol.2>
LP1 A面
1.アイ・ジャスト・ウォント・トゥ・メイク・ラヴ・トゥ・ユー マディ・ウォーターズ
2.リトル・レイン ジミー・リード
3.アイ・ガット・トゥ・ゴー リトル・ウォルター
4.モナ ボ・ディドリー
5.ロック・ミー・ベイビー B.B.キング
LP1 B面
1.キャロル チャック・ベリー
2.ブギー・チルドレン ボーイ・ブルー
3.ドント・ステイ・アウト・オール・ナイト ビリー・ボーイ・アーノルド
4.エヴリバディ・ノウズ・アバウト・マイ・グッド・シング(パート1) リトル・ジョニー・テイラー
5.アイ・キャント・クイット・ユー・ベイビー オーティス・ラッシュ
6.アイ・ウォント・トゥ・ビー・ラヴド マディ・ウォーターズ
LP2 A面(C面)
1.キー・トゥ・ザ・ハイウェイ ビッグ・ビル・ブルーンジー
2.ストップ・ブレイキン・ダウン・ブルース ロバート・ジョンソン
3.プロディガル・サン レヴェレンド・ロバート・ウィルキンス
4.コミット・ア・クライム ハウリン・ウルフ
5.ブルース・ビフォア・サンライズ エルモア・ジェームス
LP2 B面(D面)
1.リトル・ベイビー ハウリン・ウルフ
2.スージーQ デイル・ホーキンス
3.バッド・ボーイ エディ・テイラー
4.ダム・ライト・アイヴ・ガット・ザ・ブルース バディ・ガイ
5.マニッシュ・ボーイ マディ・ウォーターズ

<10インチ/25センチ・アナログ5枚組>
▲まるでSP盤みたいなのだ!!!

D1 A面
1.ローリン・ストーン マディ・ウォーターズ
2.リトル・レッド・ルースター ハウリン・ウルフ
3.ダスト・マイ・ブルーム エルモア・ジェームス(wサニー・ボーイ・ウィリアムソンII)
4.アイム・ア・キング・ビー スリム・ハーポ
5.リトル・クイーニー チャック・ベリー
D1 B面
1.ブギー・チレン ジョン・リー・フッカー
2.アイ・ヘイト・トゥ・シー・ユー・ゴー リトル・ウォルター
3.ブライト・ライツ、ビッグ・シティ ジミー・リード
4.ラヴ・イン・ヴェイン・ブルース ロバート・ジョンソン

D2 A面
1.ジャスト・ライク・アイ・トリート・ユー ハウリン・ウルフ
2.ユー・キャント・ジャッジ・ア・ブック・バイ・イッツ・カバー ボ・ディドリー
3.ライド・エム・オン・ダウン エディ・テイラー
4.フードゥー・ブルース ライトニン・スリム
D2 B面
1.ジャスト・ユア・フール リトル・ウォルター
2.オール・ユア・ラヴ  マジック・サム
3.アイ・キャント・クイット・ユー・ベイビー オーティス・ラッシュ
4.ウォリード・ライフ・ブルース ビッグ・メイシオ
5.ブルース・ビフォア・サンライズ エルモア・ジェームス

D3 A面
1.リトル・レイン ジミー・リード
2.ブルー・アンド・ロンサム リトル・ウォルター
3.ストップ・ブレイキン・ダウン・ブルース ロバート・ジョンソン
4.ユー・ガッタ・ムーヴ ミシシッピ・フレッド・マクダウェル
D3 B面
1.アイ・ジャスト・ウォント・トゥ・メイク・ラヴ・トゥ・ユー マディ・ウォーターズ
2.モナ ボ・ディドリー
3.ブギー・チルドレン ボーイ・ブルー
4,バッド・ボーイ エディ・テイラー

D4 A面
1.キャロル チャック・ベリー
2.ロック・ミー・ベイビー B.B.キング
3.クロウダッド ボ・ディドリー
4.アイ・ガット・トゥ・ゴー リトル・ウォルター
5.アイ・ウォント・トゥ・ビー・ラヴド マディ・ウォーターズ
D4B面
1.リトル・ベイビー ハウリン・ウルフ
2.スージーQ デイル・ホーキンス
3.ダウン・ザ・ロード・アピース エイモス・ミルバーン
4.ドント・ステイ・アウト・オール・ナイト ビリー・ボーイ・アーノルド
5.エヴリバディ・ノウズ・アバウト・マイ・グッド・シング(パート1) リトル・ジョニー・テイラー

D5A面
1.キー・トゥ・ザ・ハイウェイ ビッグ・ビル・ブルーンジー
2.プロディガル・サン レヴェレンド・ロバート・ウィルキンス
D5B面
1,マニッシュ・ボーイ マディ・ウォーターズ
2.コミット・ア・クライム ハウリン・ウルフ
3,ダム・ライト・アイヴ・ガット・ザ・ブルース バディ・ガイ
4,コンフェッシン・ブルース ジェイ・マクシャン&ウォルター・ブラウン


◆前述したようにジャケットはロニー・ウッド画伯の作品
▲ロニーと筆者(ロニーの絵画展パーティー/06年)

◆収録曲を簡単にメモしておこう(CDの曲順から)。
【ディスク1】
1.グループ名由来楽曲。マディ・ウォーターズ50年レコーディング。
2.64年リリースのUK5枚目シングルA面ソング。ウ
ィリー・ディクソン作品。ハウリン・ウルフ61年レコーディング。
3.89年12月のアトランティック・シティでのライヴ
にジョン・リー・フッカーがゲスト出演、このナンバーを披露(エリック・クラプトンも参加)。ジョン・リーのDVD『Come And See About Me』に収録。彼の49年のヒット、Billboard誌R&Bチャート1位。
4,2016年リリースのアルバム『BLUE & LONESOME』
収録。リトル・ウォルター55年レコーディング。“Hate To see You To Go”とも表記される。
5.70年リリースのライヴ・アルバム『GET YER YA‐
YA'S OUT』収録。チャック・ベリー59年レコーディング。ミックとキースのグループ、リトル・ボーイ・ブルー&ザ・ブルー・ボーイズでホーム・レコーディングしている(61年後半もしくは62年初頭)。
6.グループ結成間もない62年10月の初めてのスタジ
オ・レコーディングされた楽曲のひとつ。ボ・ディドリー62年のヒット、R&Bチャート21位。
7.『BLUE & LONESOME』収録。リリース前の同年10月のデザート・トリップのステージで披露された、素晴らしかった!ミック・ジャガーは62年春にアレクシス・コーナーのブルース・インコーポレイテッドのゲスト・ヴォーカルとしてステージに立った際にこの楽曲を歌っていた。エディ・テイラー56年レコーディング。オリジナルはブッカ・ホワイトの「Shake ‘Em On Down」(37年)。
8.64年リリースのUKファースト・アルバム『THE ROLLING STONES』収録。スリム・ハーポ57年レコーディング。
9.『BLUE & LONESOME』収録。マジック・サム57年レコーディング。“All Of Your Love”とも表記される。
10.86年2月ロンドン/100 クラブでのストーンズ&フレンズによるイアン・スチュワート追悼ギグで披露。ミックお気に入り楽曲で彼は92年6月にレコーディングしたこともある。またミックは05年2月開催の“Mustique Blues Fest 2005”でも歌った(同名CDに収録)。エルモア・ジェームス52年のヒット、R&Bチャート9位。
11.『BLUE & LONESOME』収録。リトル・ウォルター62年レコーディング。

12.63年リリースのUKデビュー・シングルB面ソン
グ。ウィリー・ディクソン作品。マディ・ウォーターズ55年レコーディング。

13.20世紀初頭から歌われているトラディショナ
ル・ブルース。ストーンズは64年のチェス・レコーディングから取り上げ、76年のライヴで披露(エリック・クラプトンがゲスト)。79年ニュー・バーバリアンズのツアーでもセットリストに加えられた。キース・リチャーズお気に入り楽曲。彼のアルバムとも称されている86年リリースのアルバム『DORTY WORK』に収録のイアン・スチュワート演奏の「Piano Insert」はこの作品。前述したスチュー追悼ギグでも披露。ジョニー・ジョンソン91年アルバム『JOHNNY B.BAD』でキースはこのナンバーを御大と競演。そのヴァージョンはキースのソロ・アルバム『MAIN OFFENDER』(92年)日本盤ボーナス・トラックやUS/CDシングル「Eileen」(93年)にも収録された。40年にチャーリー・セガーがレコーディング。41年にはビッグ・ビル・ブルーンジーも録音した。拙書「ローリング・ストーンズ・大百科」に詳細を記した。
14.69年リリースのアルバム『LET IT BLEED』収録。
ロバート・ジョンソン37年レコーディング。
15.71年リリースのアルバム『STICKY FINGERS』収録。フレッド・マクダウェル66年レコーディング。
16.62年7月ロンドン/マーキー・クラブでのデビュ
ー・ライヴで取り上げた。ジミー・リード61年のヒット、R&Bチャート3位。
17.キースのフェイヴァリット・ブルースで79年のニュー・バーバリアンズのツアーで取り上げられたほか、ロニー・ウッド・ソロ・ライヴ、メンバー参加のイベントなどでも登場。ビッグ・メイシオ41年レコーディング。
18.『BLUE & LONESOME』収録。リトル・ジョニー・テイラー71~72年にかけてのヒット、R&Bチャート9位。
19.『BLUE & LONESOME』収録。ハウリン・ウルフ66年レコーディング。

20.『BLUE & LONESOME』収録。ミック・テイラーお気に入り楽曲。オーティス・ラッシュ56年のヒット、R&Bチャート6位。
21.64年リリースのUKセカンドEP『FIVE BY FIVE』収録。ジェイ・マクシャン&ウォルター・ブラウン41年作品。リトル・ウィルターが58年にカバー、ストーンズはLWヴァージョンを手本にした。
D2
1.『BLUE & LONESOME』収録。ハウリン・ウルフ61年レコーディング。

2.『BLUE & LONESOME』収録。リトル・ウォルター55年レコーディング。“I Gotta Go”とも表記される。

3.『THE ROLLING STONES』収録。チャック・ベリー58年のヒット、R&Bチャート9位。
4.『THE ROLLING STONES』収録。ボ・ディドリー57年レコーディング。正式表題は“Mona(I Need You Baby)”。

5.『THE ROLLING STONES』収録。ウィリー・ディクソンの作品、マディ・ウォーターズ54年のヒット、R&Bチャート4位。

6.62年7月のデビュー・ライヴで取り上げられた。エルモア・ジェームス55年レコーディング。

7.62年7月のデビュー・ライヴで取り上げられた。エディ・テイラー55年レコーディング。ETの77年京都でのライヴ・アルバムでもこの楽曲が聴ける。
▲CD『LIVE in JAPAN 1977/エディ・テイラー』 提供:P-VINE RECORDS

8.アラン・ロックスが59年に録音したボーイ・ブルーの4曲のジョン・リー・フッカー・カバーのうちのひとつ。60年代初頭ミックがさかんに聴いていたというLP『THE BLUES ROLL ON』に収録。
9.『BLUE & LONESOME』収録。ジミー・リード57年のヒット、R&Bチャート7位。

10.72年リリースのアルバム『EXILE ON MAIN ST.』収録。ロバート・ジョンソン37年レコーディング。
11.68年リリースのアルバム『BEGGARS BANQUET』収録。ローバート・ウィルキンスが29年にレコーディングした「That's No Way To Get Along」を牧師に転身してからの64年にこのタイトルでゴスペルとして再録した。
12.『BLUE & LONESOME』収録。ライトニン・スリム57年レコーディング、エクセロ!
13.リトル・ボーイ・ブルー&ザ・ブルー・ボーイがホーム・レコーディングした楽曲。62年のストーンズ・デビュー・ライヴにも登場。ビリー・ボーイ・アーノルド56年レコーディン。
14.デビュー間もない頃のストーンズお気に入り楽曲。65年4月のパリ・ライヴで披露したことがある。ボ・ディドリー60年レコーディング。

15.64年リリースのUSセカンド・アルバム『12×5』収録。デイル・ホーキンス57年のヒット、R&Bチャート7位。

16.65年リリースのUKセカンド・アルバム『THE ROLLING STONES NO.2』収録。マーキー・クラブでのデビュー・ライヴでも取り上げた。エイモス・ミルバーン46年レコーディング。チャック・ベリーが60年にカバー。ストーンズはCBヴァージョンを手本にした。
17.95年リリースのアルバム『STRIPPED』収録(東京レコーディング)。ウィリー・ディクソンがゴスペル「This Train」を改作して55年に「My Babe」として発表。同年リトル・ウォルターでヒット、R&Bチャート1位。ハウリンはこのタイトルに改題して61年にレコーディング。

18.『BLUE & LONESOME』収録。リトル・ウォルター65年レコーディング。

19.02~03年のリックス・ツアーでセットリストに加えられバディ・ガイやAC/DCとの競演でも話題となった。04年リリースのライヴ・アルバム『LICKS LIVE』収録、DVD『FOUR FLICKS』でも楽しめる。17年リリースのBRD&CD『STICKY FINGERS AT THE FONDA THATRE 2015』にも収録。B.B.キング64年のヒット、Billboard誌HOT100で34位(この時期B誌R&Bチャートは休載)。
20.バディ・ガイとストーンズの関係は実に友好的。お互いのライヴやアルバムに参加、とても良い結果を出している。バディ・ガイ91年レコーディング。
21.77年リリースのライヴ・アルバム『LOVE YOU LIVE』収録。ボ・ディドリーが55年にB面楽曲「I'm A Man」として発表。同年マディ・ウォーターズがこのタイトルに改題してA面としてリリースしてヒットさせた、R&Bチャート5位。

◆このアルバムの売上の一部はディクソンズ・ブルース・ヘヴン・ファウンデーションへ寄付される。

◆最後にこの作品集へのキースのメッセージを紹介しておく。
「もし君たちがブルースを知らないのなら、ギターをつま弾き、ロックンロールや他の形式のポピュラー音楽を演奏することには意味がないぜ」 キース・リチャーズ

*ブルースマンたちの写真提供:ワーナーミュージック・ジャパン

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