ラストアイドル5thシングル『愛しか
武器がない』発売記念! CDデビュー
間近の2期生インタビュー

 12月5日リリースのラストアイドル5thシングル『愛しか武器がない』にて、ラストアイドル2期生の12人がいよいよCDデビューを果たす。正式メンバーは10月14日に東京・原宿のイベントにてお披露目。その後は名古屋や大阪でもイベントを開催し、12月19日にTOKYO DOME CITY HALLで開催されるライブはすでにソールドアウトするなど、注目度は急上昇中だ。
 エンタメNEXTでは今回、CDデビューを目前に控えた2期生にインタビュー。アイドルオーディション番組『ラストアイドル 3rdシーズン』(テレビ朝日系)での入れ替えバトルにまつわる思い出や、初PVの撮影、メンバーそれぞれの個性についてなど、まだ初々しい彼女たち自身の声でお届けする。
 今回の取材には全12名から、6名のメンバーが参加。いずれ劣らぬ個性を持つ彼女たちの本音を感じてもらいたい。
【参加メンバー】
(1) 橋本桃呼(15) (2) 水野舞菜(18) (4) 篠田 萌(17)
(7) 町田穂花(15) (9) 大場結女(17) (10) 畑美紗起(22)
※丸数字は立ち位置を示す。
◆勝ち負けよりも今の自分を見てもらいたかった
――いよいよ『愛しか武器がない』が発売されます。10月14日には2期生全員がそろっての初お披露目がありました。
橋本 初期暫定メンバーは人前で歌ったことがありますけど、私は本当に初めてだったので「失敗しないかな」って緊張していました(※)。センターという立ち位置もあって、ファンの方からどういう風に見られるのかとの不安もありましたが、あたたかく迎え入れてもらえて、すごく楽しかったです(嬉)。
町田 奇数列で残っている初期暫定メンバーは私だけ。だから一度は経験があるといってもその時とはガラッとメンバーが変わっているし、(橋本)桃呼も言ったように「失敗しないかな?」って不安でした。それに私、お披露目で二番を歌うときに転んだんですよ!(苦笑) それもあって不安で押しつぶされそうでしたが、ファンの方が温かく迎えてくださって嬉しかったです。
畑 お披露目では『愛しか武器がない』のコールを多くのファンがしてくださってビックリしました! 応援してくださる方がこんなにいることに感動して、幸せだなって思いました。
篠田 たくさんの方が詰めかけてくださって、ステージからでもファンのみなさん顔、ちゃんと見えてました。
水野 最初はこれくらい緊張してましたけど(心臓が飛び出す手振り)、後半はけっこう落ち着いて歌えました。
※3rdシーズンスタートの3日前にあたる4月18日に「ラストアイドルファミリー 2ndシングル発売記念コンサート」が開催され、初期暫定メンバーが出演。橋本は8月25日の放送回で勝利し、メンバー入りしている。
――ラストアイドルの見どころは暫定メンバーと挑戦者の対決ですが、篠田さんと延命杏咲実さんのお二人は対決自体がありませんでした。
篠田 自分では絶対に対決するものだと思っていたので、「いつ来るんだろう!?」ってドキドキしてたんです。それが毎回「今日もまた来なかった…」となって、気持ちが追い込まれる部分もありました。
――対戦したかったですか?
篠田 したかったです(キッパリ)。もし対決することになっていたら、プリンセスプリンセスさんの『Diamonds』を歌うつもりでした。その時の心境に歌詞が重なっていて、気持ちを込めて歌えると思っていたので。振付も自分で考えていたのでパフォーマンスしたかったです。
――いつ指名されるか分からないから、対戦曲の練習は気が抜けませんよね。
篠田 対決では勝ち負けというよりも、練習してきたものや自分が今できることをファンの人に見てほしいという気持ちが大きくて、毎日練習していました。ファンの方からも、私と延命ちゃんが歌うところを見たかったという話はよく聞きますね。
橋本 私は夏合宿からの参加でしたが、対戦曲は本当にすごく練習していました。
大場 練習で言えば、私は本番前日だけだったんです。
全員 えー!?
大場 挑戦者に選ばれた通知がギリギリに来たので、前日の放課後にカラオケに行って練習しただけ。そして敗者復活戦では前日の夜に急きょ参加を決めたので、カラオケに行く時間もないし、何も準備しないままバタバタの状態で歌ったんです。ただ最初と同じ曲だったので、なんとかなりました。
◆負けたほうは意外にスッキリしてて根に持たないです
――その大場さんは一回目の挑戦では、山本琉愛さんに負けました。
畑  なんか変な感じだね。
大場 うふふ、たしかにね。負けたのに。
篠田 あまり気にしていなかったけど、言われてみると変な感じ。
水野 二回目の時、琉愛ちゃん緊張してたよ。「気まずい気まずい、どうしようどうしよう!?」って(笑)
――2期生の中で負けた経験を持つのは大場さんだけ。対決で負けた時、対戦相手に対する感情はどうなんでしょうか。
大場 相手に対して悔しいとかっていう感情はまったくないです。勝った側はきっと、気まずいとか夢をつぶしちゃってどうしようとかって思うんでしょうけど、負けた側はみんな意外とスッキリしていて、根に持つようなことは全然ないですね。
全員 そうなんだあ(安堵)。
町田 勝ったほうとしては、負けたほうが涙を流していたり悔しそうにスタジオを出ていく姿を見ると、「ああっ」っていう気持ちになります。
水野 たしかにね。勝ったけど複雑な気持ちになる。
大場 負けた瞬間は悔しいですけど、すぐに「次は頑張ろう!」って切り替わる感じ。私も(山本)琉愛ちゃんに対しては悪い感情はまったくなかったです。でも琉愛ちゃんはいろいろ考えていたみたいで、敗者復活戦で勝った後に軽い感じで「これからよろしくね♪」って話しかけたら泣いちゃったんです。
畑 あー、泣いてた泣いてた!!
――ほかのみなさんは見事、対戦に勝ちました。
町田 ちょっといいですか!? 私の時はダイジェストしか放送されなかったので、篠田ちゃんと延命ちゃん、そして私の3人が対決を経験していないって思っている人が多いんです! ファンの人も「あれ、穂花ちゃんってバトルしてたっけ?」とか普通に言ってくるし、それがすごく悔しくて(怒)。
全員 (爆笑)
町田 しかも延命ちゃんはコメントが放送される機会が多いし、篠田ちゃんは夏合宿の時に仮指名されているし。でも私は語彙力がなさすぎて、コメントがすごく苦手なんですよ。だから対戦の時も14秒くらい歌のシーンが流れたのがすべてで、あとは存在感なくここまで来ちゃってます(苦笑)。
橋本 なんでそんなに短かったの?
町田 実はその時、放送事故レベルで歌詞を間違えちゃったんです(恥)。だから短くされたのは仕方ないんですけど、そのせいで対戦相手の永井穂花ちゃん(現・2期生アンダー)もダイジェストになっちゃったので、そこは申し訳なく思ってます...。
橋本 そのシーンって放送されてないよね? 私見てないもん。
町田 でもなかには「穂花ちゃんの歌、フルで聴きたい!」って言ってくださるファンの人もいるので、そこはすごく嬉しいです。
◆二十歳を超えると年長ならではの悩みもあります
――水野さんは対戦の回数が一番多いです(※全部で4回)。
水野 最近はアンダーのみんなと会う機会が増えたんですけど、申し訳ないなあって気持ちはめっちゃあります。きっと向こうはなんとも思っていないんだろうけど、私からすると目を合わせるのも難しいです。
篠田 分かる気がする。だって対戦していない私ですら気まずいもん。接し方が分からないっていうか、自分からはなかなか声が掛けられない。
畑 私も自分からは声を掛けれないけど、向こうから来られたらすごく嬉しいです。ただラストアイドルには中学生メンバーも多いから、私みたいな年上には声を掛けづらいかも。
――アンダーには20代のメンバーもけっこういますよね。
畑 そうなんです。二十歳を超えていると年長ならではの悩みもあるから、DMくれたりとかありますよ。対戦中の時から何人かとやり取りしていました。
橋本 でも(畑)美紗起ちゃんは、中学生の私とも全然遊んでくれるんです。昨日も一緒に遊んだしね。
畑  私、年上でも年下でも全然平気で遊べますね。
町田 美紗起ちゃんはすごく構ってくれるんです!
――構ってちゃんがいて、構ってあげますちゃんもいるわけですね。
畑 友達からも、10歳も離れた中学生とよく一緒に遊べるねって不思議がられたりします。一番下は中1(田中佑奈)ですけど、よく話しますよ。学校の話とか聞いていると、私が中学生の時とは全然違っていて、昔はこんなにキラキラした中学生いなかったです。え、なんで笑ってるの?(水野に対して)
篠田 なんか水野がツボってしまったみたいで(苦笑)。
水野 だって「構ってあげますちゃん」って...「アグネス・チャン」みたい(笑)
橋本 ん、アグネス・チャンって何?
畑 今どきの中学生は知らないんだ!?
橋本 あ、分かったかもしれない! 戦隊もののヒロインとかやってる人?
町田 全然ちがうよー(笑)
――そんな仲良しのみなさんですが、先日には『愛しか武器がない』のPV撮影にも臨みました。
水野 PV撮影なんて初めて。みんなもだよね?
篠田 朝が早かったので始発に乗りました。
大場 PVもそうですけど集合時間の早いお仕事が多いです。今日は私、1分遅れちゃいました。
――PV撮影でのエピソードが何かあれば。
橋本 PVにはマイクを持たない両手振りがあって、それは当日に振り入れしました。
町田 いきなりだったけど、意外にすぐ覚えられましたね。
橋本 そうだ、面白い話あります! カメラ付きのドローンが私に向かって飛んできたんです! それで「どうしよう、よけなきゃ!?」って思っていたらぶつかっちゃって。それで「ヤバい!」ってよけたら、後ろに行って、下に落ちたんです。
畑 私、ちょうど後ろから見てたから笑っちゃった。
町田 そういう場面、何度もあったよね。
――そのPVでは歌唱シーンだけでなく、演技もしています。
篠田 殺陣をやらせていただきました! 剣を手にけっこうガンガンやりました。
畑 ボクシングのグローブも付けたし、剣もあるし、『愛しか武器がない』って言ってるのに、たくさん武器が出てきた(笑)。
橋本 撮影の何日か前にグローブを付けている絵コンテをもらっていて、それだと髪を引っ張り合ったりしてたんですよ!
大場 こんなことやるの!? ってメンバーで話してました。
篠田 髪引っ張る役って誰なんだろうとかね(笑)
◆メンバーが殴り合うシーンに隠された意味に戦慄!
――このジャケ写(初回限定盤 Type-C)では大場さんが町田さんに殴り倒されています。
大場 私、両方の靴と片方のグローブがすっ飛んでるんです。
水野 靴はどこにあるの? ああ、ここかあ!
篠田 へえ、グローブも飛んでるって知らなかった。
――これは、大場さんだけ対戦で負けたことがあることのメタファーでしょうか。
大場 え? やだあ、そういうこと!?
橋本 そうなんじゃない? 一回負けて、また勝ってきたよってことでしょ?
水野 え、え? 怖っ!
篠田 なんか鳥肌立つっ!
町田 しかも私は大場ちゃんと戦っていないのに、殴り倒しているっていう。それに(大場の)立ち位置9番っていろいろあったじゃないですか(※)。
畑  言われてみるとたしかに。
町田 だから撮影で「大場を殴って」って言われた時、「ええっ!?」ってなりました。
橋本 たしかにそう思っちゃうよね。
※町田は初期暫定メンバーで立ち位置9番だった上水口姫香と仲が良く、上水口が活動辞退になった時は「相談に乗っていた」と涙を見せていた。その空いた9番の座を懸けた敗者復活戦で勝利したのが大場。
――撮影時間はどれくらい掛かりました?
篠田 PVは1日がかりで、ジャケ写撮影も丸1日掛かりました。
水野 こんなに時間がかかるものだとは思ってなかったです。
橋本 すごくいろんな角度からダンスシーンを撮るんです。最初は5回くらい踊ったら終わりかなって思っていたのに、本番ではリアルに80回くらい踊ったんじゃない?
町田 そんなに踊ってないよ!
大場 でも毎回フルで踊るわけじゃないから、部分部分で言えば本当に80回くらい踊っているかも。
畑 監督さんがすごくこだわって撮ってくださったので、格好よく仕上がっていると思います。レーザーとか照明もすごくカッコよかった。
橋本 あのスタジオ(東映スタジオ)もすごいところなんですよね? 最初からあそこで撮ってもらえるなんてありがたいことだよね。 
◆MC役のメンバーと、オチを付けるメンバーは?
――こうやって取材していると、橋本さんが答えてくれる場面が多いのですが、12人のなかで役割分担とかあるんでしょうか。
橋本 どうだろう、してなくない?
町田 でもMCは(橋本)桃呼だよね。
橋本 でも全然上手くできてないし。
篠田 え、できてるよ。上手いよ!
――MC役が橋本さんで、オチを付ける人は?
橋本 それはまなんちょす(水野)じゃない?
水野 えー、舞菜なんにも言えないよ。
橋本 いやいや、たまに言うことが面白い! 本人は気づいてないんですよ、自分が面白いことに。
水野 絶対面白くないよね~。
篠田 面白いよ! いつもめっちゃ笑ってるじゃん。
水野 ありがとー。声質の問題じゃない?
橋本 言い方だよね。そういうのなんて言うんだっけ。棒読み?
全員 (爆笑)
――水野さんは会うたびごとに印象が変わる感じがします。
水野 ぐえー。
全員 (爆笑)
篠田 そういうところだよー(笑)
水野 自分でも、自分がどういう人なのかよく分からないんですよ。明るいのか暗いのかさえも分からない。
橋本 テンションやばいときない?
水野 そういうときもあるけど、超静かな時もある。
篠田 たしかに落ち着いてるよね。
大場 よく一緒に遊んでいるけど、落ち着いてないと思います!(笑)
◆イベントではファンの誤解を解いていきたい
――今後は握手会やイベントが続き、12月19日にはTOKYO DOME CITY HALLでのライブがあります。そこに向けての意気込みを教えてください。
大場 握手会はファンの人と一番近くで交流できる機会だと思うので、自分の良さとか、テレビでは見られない部分を知ってもらえるように、素を出して楽しくできたらいいなと思ってます。ライブについては、私自身がもともとラストアイドルのファンで、Zepp Tokyoでの1stライブにも足を運んでいたし、もともと観る側だったんです。それが今度は出演する側に回ったので、ファンの人の気持ちも分かるぶん、見せ方とかもっと勉強して、先輩に少しでも近づけるように頑張りたいと思います。
篠田 個人的なことなんですけど、私は写真写りとかがあまり良くなくて...。
橋本 え~、可愛いよ! でも実物のほうがもっと良さが伝わる。
篠田 ありがとう。生で見たら印象が変わったと言ってもらえることも多いので、握手会とかのイベントで良い印象を持ってもらえたら嬉しいです。
町田 私はやっぱり誤解を解いていきたい! ちゃんと対戦もしましたし、ファンの方からはなぜか性格が悪そうって言われてる。
篠田 それ、私も言われる! 「篠田と町田には女の悪さが出ている」とかめっちゃ言われます。
畑  えー、ツイッターとかで?
町田 番組の放送中にリアルタイムでエゴサすると、「性格悪そう」って書かれてるんです。
橋本 そこは私も「気強そう」って言われるしね。
町田 だからイベントではそこを撤回できたらいいなって思ってます。
【イベント情報】
12月4日(火)
「愛しか武器がない」発売記念イベント
@東京・池袋サンシャインシティ 噴水広場
パフォーマンス観覧 17:00~(集合時間 16:15)
握手会 17:50(予定)~(握手会のみ参加の方の集合時間 17:40)
12月8日(土)、12月9日(日)
「愛しか武器がない」封入フォトカード“撮影会
@TFT HALL500(8日)
@TFT HALL0100(9日)
12月19日(水)
ラストアイドル デビュー1周年記念コンサート
@TOKYO DOME CITY HALL
※チケット完売
【シングル情報】
ラストアイドル5thシングル『愛しか武器がない』
12月5日リリース!
初回限定盤 TYPE-A、TYPE-B、TYPE-C、TYPE-D、TYPE-E
各CD+DVD 1800円(税込)
WEB盤(CDのみ)1000円(税込)
■ラストアイドル公式サイト
■「ラストアイドル」ユニバーサルミュージック
■ラストアイドルファミリー 公式ツイッター
@last_idol_pr

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