路上で連日100人以上を虜にする新星、ANFiNYにインタビュー

路上で連日100人以上を虜にする新星、ANFiNYにインタビュー

路上で連日100人以上を虜にする新星
、ANFiNYにインタビュー

【動画】ANFiNY『Last Train Home』のMVを見てから読んで、インタビューをより楽しむ

ANFiNYの驚異的な行動力
( 左、SHOYA / 右、KAZUKI )
――インタビューって慣れてらっしゃいます?
KAZUKI:全然です(笑)
SHOYA:はい(笑)

――そうなんですね。上京されて何年ですか?
KAZUKI:それぞれ違いますね。
SHOYA:僕は今年で5年目かな。19のときに出てきたんで。
KAZUKI:俺は何年かな?今…
SHOYA:2年ぐらいだよ。
KAZUKI:2年ぐらいです。まだ(笑)

――11月27に新譜がリリースされるってことでデビューシングルになるんですね。
SHOYA&KAZUKI:そうですね。

――これまで配信で?
SHOYA:1曲だけ配信でやったんですけど。
KAZUKI:CDは初です!

――盤になるってどうですか?
SHOYA&KAZUKI:まだ実物は見てないんですよ。
KAZUKI:でも楽しみです。めちゃめちゃ楽しみにしてます。

――お二人のプロフィール的な部分から伺っていきたいと思います。お二人が音楽を始めたきっかけについて聞かせてください。
SHOYA:きっかけは、もともと音楽は好きだったんですけど、歌手になろうとはあんま思ってなくて。普通に大学通ってて、それでオーディションを受けたときにファイナルで落ちてしまって。それきっかけでやってみようかなと思ったのがきっかけですね。それで上京するために、オーディション落ちた次の日には大学もやめました。

――行動力やばいですね!
SHOYA:大学やめて親にも「上京するね」って言って、すぐ上京しましたね。

――すごい。大学入ったのってご両親の支えがあって…
SHOYA:そうですね。

――大学辞めること、許してくれたんですね。
SHOYA:許してくれないと思ったんですけど、あとあと聞くと、そのときは今まで見た中で1番顔が真剣だったからオッケーしたよって感じで言われました。
KAZUKI:そうやったんや(笑)見てみたいわその顔。

――ご自身でも今までの自分と比べても本気なんだと感じたような?
SHOYA:昔から結構負けず嫌いで、そこで落ちたっていうのが自分の中で結構響いたのはありましたね。

――KAZUKIさんはいかがですか?
KAZUKI:僕も小さいころから音楽がすごい好きで、お母さんがフィリピン人なんですよ。で、そういう洋楽とかにも結構触れてきて、お母さん昔バンドやってたりキーボードやってたりとかいうのもあって、歌の世界は近くにあったような気がします。僕自身はEXILEがずっと好きです。

――好きそう。
KAZUKI:でも、夢の世界だったんですよ。現実的に目指すってわけじゃなくて、夢でしかなかった。大学までずっと野球してて、部活の先輩がEXILE系のオーディションに応募して、じゃあ受けようって(笑)
それで受かる前からやるなら本気でやろうって野球もやめた。大学も辞めたいって親に言ったら「まだ受かってない状況で大学までやめるのはちょっとやばいから保険は掛けとけ」って言われたので、野球だけやめてオーディション受けに行ったんですよね。そしたら運良く受かって特待生になれたので大学もやめました。そっからもう歌ですねずっと。

――すごい。恐ろしいぐらいの行動力ですね、二人とも。
KAZUKI:そういうところ結構似てるんですよ(笑)

――二人のお母さんは本当に理解のある方なんですね。
KAZUKI:そうですね。決めたら曲げないっていうか、やるって決めたらやるって昔からそういう性格なんで。

――KAZUKIさんは言っても聞かないって。
KAZUKI:そうなんですよ。

――すごいですね。でも野球大学までやってたってことは野球も結構ガチじゃないですか。
KAZUKI:そうですね。ありがたいことに、学校は全て推薦で進んでました。SHOYAさんもサッカーやってたんですよ。選抜に選ばれるくらいの実力です。
SHOYA:そうですね。
KAZUKI:意外と。こんな見た目なんですけど。

――(笑)
KAZUKI:(笑)運動できなそうじゃないですか。

――確かに、外に出なそう(笑)
KAZUKI:外は出ないんですけど、運動やればできるみたいな。
SHOYA:そうですね。

――すごいですね。サッカーや野球の道でもいけただろうに…。
KAZUKI:極端。普通に仕事をしてっていうのが多分できないみたいな。
SHOYA:きっかけですよね、きっと。人生においてどの選択肢もそうですけど、やっぱりそのときどきにある選択肢で自分が選んだほうが自分が行くべき道だなっていうのが共通してあったので、そこが1番大きな決め手かなと思います。結局この道じゃなくても何かやってたらそれが一生懸命やりたい仕事になってたと思うし。今は自分が選んだ道が多分これだったからこれを一生懸命やってるっていうのが1番近いニュアンスかなと思いますね。

――なるほど。サッカー選手になるみたいな夢とか見てた時期もあったんですね。
SHOYA:もちろんそれはありますし、自分が夢見たものには多分一生懸命になれるのが、どの人もきっとそうだと思うんですけど、それが途中で切り替わっちゃう瞬間ってきっとあると思うんですけど、その瞬間があったから今ここにいるのかなっていうのはあります。それが多分二人ともオーディションだっただけっていうだけで、受かった人もいれば僕みたいに落ちて悔しいからもっとチャレンジしようと思う人もいるしっていうのはありますかね。

――迷いを持たないっていうのも素晴らしいですよね。なかなか難しいことじゃないですか。
SHOYA:そうですね。でもやっぱり、そこはなんでもそうかなと思いますね。行動力がある人がどんどん上に行けるのかなっていうふうには自分で思うので。

――行動してから不安になったりすることとかしないんですか?
SHOYA:全然ありますよ。普通に。
KAZUKI:全然あるね。
SHOYA:毎日不安だし(笑)やっぱり悩みがあるから成長しようって思えるし、そこは日々戦いながらやってます。

――仏の領域ですね。
SHOYA&KAZUKI:(笑)
KAZUKI:可能性だけは常に感じ取るっていうか、二人とも。俺らならここまでは行けるみたいなっていう可能性は。

真逆なタイプの2人の出会い

――上京された時期もそれぞれ違うということでしたが、二人の出会いっていうのはどんなだったんですか?
SHOYA:本当にたまたまですね。共通の知り合いがいて、それで知り合ってっていう流れが1番。

――共通の知り合いが東京にいたんですか?
SHOYA:そうですね。

――初めて会ったときのお互いの印象は?
SHOYA:僕かなりドライなタイプなんですよね。自分ではそんなふうに思ってないですけどよく冷めてるとか言われちゃうんですけど、KAZUKIは反対のタイプの人。熱い。僕は冷めてる。熱いタイプの人だなっていうふうには思いましたけど。
KAZUKI:ガッて握手しようと手を差し出して、「初めまして!」って。

――SHOYAさん的には距離近!みたいな(笑)。
SHOYA:そうです。
SHOYA&KAZUKI:(笑)

――KAZUKIさんはどうでした?
KAZUKI:同じ感じで、自分と全く違う。出身が九州なんですけど、初めてSHOYAに会った時は「東京人ってこんな感じなんかな」って思ったら…

――三重だったみたいな。
SHOYA&KAZUKI:はい(笑)
KAZUKI:色白くて金髪でみたいな、本当真逆。東京人こんなんなんやって(笑)

――すごいですね。出身地も違う二人が今一緒にやってる。
SHOYA:そうですね。

――でもその真逆だなっていう印象だったところから、一緒に組んで歌歌おうよってなるまではどんなふうにお付き合いを深めていったんですか?
SHOYA:でももう合ってすぐぐらいに一緒にやることにはなったんです。

――意外とフィーリングは合ってた感じ?
SHOYA:そうですね。多分もともと持ってるものは近い。僕は表に出さないタイプなんで。心の中で燃えるタイプなんですよね。その燃える部分っていうか熱量が同じだったっていう感覚のほうが1番は近いかなと思います。

――なるほど。一緒に行動してたりとかして、“やっぱこういうとこ似てんな”って思うところはやっぱりあります?
SHOYA:全然ありますよ。やっぱ考え方が基本的には全部似てるんで。好きなものとか趣味や趣向っていうのは多少違ったりしますけど、根本的な考え方は似てるんで。

――好きな音楽に関しては?
SHOYA:それはもう全然別ですね。
KAZUKI:真逆真逆。
SHOYA:僕はちっちゃい頃からアイドルばっかなんで。女性と男性両方アイドルがめっちゃ好きで。ちっちゃい頃からアイドルとかしか聴いてこなかったんで、洋楽とかほぼ聴いたことないです。

――ジャニーズの中でも、特にどのグループが好きってあるんですか?
SHOYA:初めはSMAPからでしたね。お母さんがSMAP大好きで。エンターテイメントに興味持ったのもSMAPが影響です。なんでバラエティーもそうだし、タレント性みたいなとこもやっぱ自分の中にあるものは今そこがあったからかなっていう。

――冷たさはタレント性的な部分でいうと、大丈夫ですか?
SHOYA:そこは別なんですよね。表に出たときは全然キャラが違うかたちになるんですよね。
KAZUKI:王子キャラなんで。

――ぽい〜。
SHOYA:やっぱそういう笑わせることとかも大好きだし。お笑いがすごい好きです!
――すごい。引き出しあり過ぎてキャラが掴めないです。
SHOYA&KAZUKI:(笑)
SHOYA:それがウリです、僕!

――早く仲良くなれるように頑張ります。
SHOYA&KAZUKI:(笑)

――KAZUKIさんはEXILEがお好きということでしたね。
KAZUKI: SHOYAはジャニーズとかじゃないですか。僕は洋楽とかそれこそR&Bとか。EXILEもそうだし、本当全然違うジャンルで育ってきましたね。

――パフォーマンス重視派と音重視派みたいな。
SHOYA:そうですね。
KAZUKI:言ったらそうですね。

――おもしろいですね。そういう二人が一緒になるんだなぁ…。
KAZUKI:そうなんですよね。
SHOYA:そこが逆に自分たちにしかない強みかなとは思います。
聴いてきた音楽が違うからこそ、二人で歌ってるときに切り替わったときの新鮮さっていうのが1番ウリかも。全くリズムの取り方発声の仕方、全然違うんで。言ったら統一感はないんですけど、それが逆によさにしたいと思ってやってることなんで。だからそこの切り替わったときの新鮮さをもっともっと自分たちの良さにしていきたいなっていうのはあります。

――そしたら、そのお二人の違いっていうところが発揮されるようなトラックを選んでいくっていうような曲のつくり方をされていくような感じなんですかね。
SHOYA:はい。

――R&BとJ-POP、全然息継ぎのタイミングとかも違いそうだし。
KAZUKI:全然違いますね、そうです。
SHOYA:曲でによってメインが変わるぐらいの気持ちですよね、どっちかっていうと。

――おもしろいですね。
KAZUKI:キーが全然違うんで。
SHOYA:全然違います。
KAZUKI:自分が高い音担当でSHOYAが低音担当みたいな。曲によってメインで引っ張る方が変わります。

――二人結構路上ライブがかなり人が集まっててとんでもないって映像であったんですけど、自分たちの見所じゃないですけど、路上ライブやってこんだけ集まるのってどういうとこなのかなって考えたりされます?

SHOYA:でも二人で話し合うことは多いですけど、やっぱ個性なんで、自分たちの。そこの個性を残しつつ活動したいなっていうのはずっとあって。僕ら路上で投げ銭だったりCD売ったりとかやったことないんですよ。お金もらったことがないんですよ。
要は自分たちのプロモーションの一環と思って自分たちが自主的にやってることなんで、やっぱり中途半端に路上やってメジャー行っちゃうことよりも、もう路上、もう自分たちができないって思うぐらいまでやり切ることがやっぱ個性だと思うんですよ。
「路上やってきた」だけじゃ個性にはなんないと思って。
やっぱりゆずさんだったりとかコブクロさんみたいにやり切ってる人のほうが結局残るじゃないですか。そういうとこを二人で話し合って、まだまだ続けるぞっていう意味で、こんだけ集まったら本当はライブハウスでやるのがセオリーなのかもしれないけど、僕たちはそうじゃないですよっていう、ある意味個性ですよ。
なんで、ぶっちゃけた話すると、自分たちでは今現状では日本一の路上だと思ってます。

――おお。芯強いですね。本当仏の領域。人生何回目ですかって感じ。
KAZUKI:(笑)
SHOYA:よく言われます。

――(笑)でしょうね。
KAZUKI:いろいろ経験しよんな。

――KAZUKIさんとSHOYAさんは年は1個違いなんですよね。お兄ちゃんみたいな感じですかね?
KAZUKI:SHOYAは実際に二人兄弟の長男やし、僕も実際にやっぱ四人兄弟の次男なんです。だから関係性もそんな感じっていうか。
SHOYA:兄弟だけど友だちの感覚も全然ありますね。そんなに兄弟っていうほど縦がしっかりしてるってわけでもないですし。
KAZUKI:たまにそういうふうな部分も見えるよみたいな。
SHOYA:そうです。
KAZUKI:兄弟っぽいなみたいな。

――ほほえましいやつですね。
KAZUKI:そうそうそう。ファンの方が喜ぶコメントですね!
SHOYA&KAZUKI:(笑)
SHOYA:そうです。

――バッチリ書きますからね!?今の(笑)。
SHOYA&KAZUKI:(笑)!

『Last Train Home』

――曲についても伺っていきますね。今作『Last Train Home』ですが、『Last Train Home』ってそもそもどういう意味ですか?
SHOYA:造語みたいな感じで、作曲してもらってる人の気持ちとしては、僕たちやっぱ路上をずっとやってるんで、路上以外の時間にスポットライトを当てた曲になってますね。
前作の配信の『STREET GIRL』っていうのが、路上で知り合ったあなたに一目惚れしましたみたいな曲になってるんですけど、今回の『Last Train Home』っていう曲は路上以外の時間で、やっぱみんな仕事だったり学校だったりいろんなことに悩みながら頑張って生きてるけど、何が癒しなのかって考えたときに、僕らのファンって多分僕らの歌だったり僕らの存在が自分たちにとっての頑張るモチベーションだったり癒しだったりすると思うんで、僕たちは会ってない時間でも歌を聴けば僕たちはいつでもそばにいるんだよっていうような。
「君は君が思うほど弱くないからね 歌なら僕が歌ってあげるよ」って言って歌詞にもあるように、直接的には元気づけてあげるとかじゃないけど、間接的に僕らはそばにいて歌ってあげたらみんな元気になれるよねって勇気付けられる歌詞が節々に全部入ってる感じになりますね。
KAZUKI:このミュージックビデオとかも、コンセプトがあって、僕らが妖精みたいな(笑)設定なんですよ。

――妖精?妖精ですか?
KAZUKI:女の子が主演でいて、その子をずっと見守ってるみたいな。その子には見えないけどみたいな。
SHOYA:見守ってたりとか、ぼーっとしてて誰かとぶつかって携帯が落ちたときに、本当は画面が割れるんだけど風がさっと、携帯をさらって反対側に向けてあげるとか、そっと置いてあげたりとか。うたた寝しそうにこうなったときに
KAZUKI:枕を
SHOYA:スッと入れてあげたりとか、そういう。
KAZUKI:そういうのも入ってます。

――かわいいですね。なにそれ。かわいい。MVのアイデアとかもお二人から出したり?
SHOYA:最初は普通に制作の人からこういうのがありますって下りてきたときに、もうちょっと妖精感あったらいいなと思って、一応言ってみたんですよ。
KAZUKI:「いいよ」みたいな。「それいいね」って。
――撮影自体はどうでした?初めてのMV撮影になりますよね。
KAZUKI:初めて、それこそ僕らだけじゃなくて女の子も一人出てもらって、その子とかも合間話しながら、楽しかったです、終始。
SHOYA:長かったです。
KAZUKI:1日かかったな。長かったですよやっぱ。
SHOYA:こんな長いんだと思いました。
KAZUKI:後半疲れすぎて、使えるカット少なくなっちゃったみたいな(笑)

――逆にこっちが癒されたいよってくらいになっちゃったんだ。
KAZUKI:そうです(笑)。でも楽しかったです!

――今のストーリーを伺っていると、演技っぽいこともされたんですかね?
SHOYA:でも少なかったですよ。
KAZUKI:ちょっとだけやな。ちょっとだけ演技みたいな。

――どうですしたか?そのちょっとだけ演技は。
KAZUKI:どうなんやろ。
SHOYA:まあでも…
KAZUKI:うまくできたな、わりかし。

――じゃあ今後またMVつくろうってなったときは、どんどんストーリーに寄せた展開ができそうな感じですね。
KAZUKI:そうですね。
SHOYA:そうですね。やっぱりそういうクリエイティブな面も興味はあるんで、どんどんどんどん。僕はどっちかっていうとそういうの考えるのが好きなんで。こういうふうに、ビューネくんもそうですけど、こういうふうにやったほうがKAZUKIもうちょっとかっこよく見えるんじゃない?とか。

――本当、経営者(笑)
SHOYA:自分もちょっとこう見えたほうがいいのかなっていう、どっちかっていうと(KAZUKIを指して)やるプロ(自分を指して)考えるプロに近い仲ではあります。だからこういうことやってほしいなって思うことも言いますし、逆にこういうのどう?っていうふうに言ってくることもあるんで、お互いがお互いのフィールドをちゃんと持ってるのが強みかなと。

――なるほど。話戻りますけど、この『Last Train Home』のテーマについてはお二人のリクエストもあったような感じなんですか?
SHOYA:事前に打ち合わせはありましたね。こういうふうなので行きますか?っていうのはあって。やっぱさっきも言いましたけど、路上が個性なんで、今のファンの子たちのことをとても大切にしていきたいっていうのがあるんで、そこの感謝の気持ちをシングルだったりとかライブだったりとか何かイベントだったりとかで出していけるように。
ファンの人を大切にするっていうのが1番ですね。それを1番に考えて今まで活動してきたんで、そこはこれからも変わんないですね。

――王子ですね。
SHOYA:でもそれは彼(KAZUKI)も思ってるんで。

――曲と歌詞ができあがったデモを受け取ったとのことでしたが、最初の印象はいかがでしたか?
SHOYA:僕はいい意味で、リリースイベントやったりとかたくさん歌っていく中で、どんどんどんどんよくなってきました。前作が結構激しめだったんで最初はちょっとおとなしいかなって印象があったんですけど、聴けば聴くほどこの曲のよさがたくさん出てくるっていうか。聴くたびに“ここいいな”って思うポイントが見つかるような曲ですね。
KAZUKI:するめ曲。噛めば噛むほど味が出るみたいな。
SHOYA:聴けば聴くほどいいって思ってもらいたいなっていうのが印象です。
KAZUKI:僕も同じ感じで、最初は90年代のポップスっぽいなって印象だったんで、逆に歌うのが難しくて。メロディとかシンプルだからこそどう歌えばいいのかっていうのすごい苦戦して。レコーディングとかもすごい大変でした。でもすんごいいい曲ですね。聴けば聴くほどいいっていうか。

――ファンの方の印象もどんどん変わっていく曲なんでしょうね。。ライブだとまた違ったパフォーマンスになってくるんですかね?
SHOYA:そうですね。歌のクオリティは大切にしながらも、やっぱ僕らがライブに求めてるものって、ある種ディズニーランドみたいな非現実的な世界なんで、ちょっとパフォーマンスはアイドルに寄ります。路上では僕たち、もう本当にただ立って魂込めて歌ってますみたいな、アーティストチックな感じなんですけど。
僕の考えですけど、ライブハウスではやっぱそれだと、飽きちゃう。だからちょっとアイドル性を出すことによって、楽しみ方が変わってくるんですよね。なんで、幅を持たしてるっていう意味では、「キャー」ってなってほしい。その「キャー」で僕らもやる気出るし、みんなもライブ始まったっていう1個のスイッチになってるので、そこが。

いちばん好きな歌詞

――歌詞に触れていきたいなと思うんですけども、この『Last Train Home』自分の中で1番好きだなって思うフレーズとかってあったりします?ここに自分もちょっとぐっと来たとか、これは自分もよく思うなとか。
KAZUKI:やっぱここいいよな。「歌なら僕が歌ってあげる」っていう。
――王子っぽいところですね。
KAZUKI:でも見た目はあとからっていうか、路上でもかっこつけて歌うとかもほぼないですね。もうやっぱ気持ち込めて一生懸命歌って、それこそ汗流しながら歌ってるぐらいのほうが、感動してくれるしそっちのほうをやっぱみんなも欲しがってるじゃないけど、求めて来てくれると思うんで、そこはありますね。

――SHOYAさんはいかがですか?
SHOYA:僕本当にベタですけど、サビの歌詞が好きですかね。「泣いたり悩んだり いつもそうやって毎日と戦いながら生きてる」ってこの辺りは、やっぱ誰にでもある瞬間だと思うんですけど、僕たちエンターテイメントをやってる人って、その瞬間を少なくしてあげたりとかすることが仕事だと思っているんで、「悲しくなったときに僕らの歌聴いたらすぐに元気になった」って歌詞が大事かなって思いますね。
「光が見えるよ」「いつもここで待ってるよ」だったりそのあとに続く歌詞がやっぱあるんで。「いつでも見てるよ」と「いつもここで待ってるよ」とか。
僕たちがこれからどんどんどんどん大きくなっていく中で、最初から応援しているファンの子たちは遠く行っちゃったなとか感じるかもしれないですけど、「僕らは歌聴いてくれたらいつもみんなのそばにいれるんだよ」って言う気持ちがこの歌詞に詰まってるんで、1番好きですね。
大人バラードの『体温』
――ありがとうございます。もう1曲収録されているのが『体温』。
KAZUKI:そうです。

――『体温』の方は、どんな曲になっているんですか?
KAZUKI:めちゃめちゃセクシーな感じですね。ちょっとドロドロしてる感じなんですよ、歌詞自体も。
SHOYA:背伸びソングですかね。僕らが等身大ではなくて、背伸びして大人のセクシーさ、ちょっと歪んだ愛みたなのを表現した曲になってるんですけど、言われたのはANFiNYに出せるセクシーさを出してくれたらいいっていうふうには言われたんで、これよーく読めば結構かなり歪んだ愛なんですけど、でも多分これが、この気持ちが分かる人もやっぱいるだろうし、逆に言ったらこれから何年か経ったときに、今の僕たちのファンの子ってみんな若いんで、大きくなったときに「ああ、これなんとなく分かるなぁ」とか。
――お二人には分かってほしくないですね(笑)
SHOYA:分かっちゃ駄目だけど、なんとなく分かるなっていう。想像っすよね。これはかなり難しかったですね。『Last Train Home』とはまた別の難しさ。

――1番の見せ場みたいな、フレーズはあったりするんですか?
KAZUKI:サビが結構ドロッとした感じ。ね。メロディとかも。

――これはバラード?
KAZUKI:全然バラードだね。ギター1本で歌ったらかっこいいぐらいの。
アコースティックライブみたいなので今後やっていこうかなとか思ってるんで。
SHOYA:王子が大人になるときですね。
SHOYA&KAZUKI:(笑)

――お二人的に“ここ気になる”って歌詞もあったりしますかね?
SHOYA:僕はこれを最初に見たときに、どういう意味なんだろうなって思ったのが「二人だけ残したまま 時が止まれば良かった いっそ世界なんて壊れればいい」っていう、ここまで堕ちる恋ってどんな恋なんだろうみたいな。「いっそ世界なんて壊れればいい」って。
KAZUKI:めちゃくちゃ重いよな(笑)
SHOYA:周りの環境が自分たちの愛みたいなのを許してないわけじゃないですか。その「世界が壊れればいい」って思うぐらいの、そんだけ二人っきりになりたいの?みたいな。そこまでの恋愛はちょっと怖いなみたいな。
SHOYA&KAZUKI:(笑)

――今後ご自身で曲を書くとしたら、どんな曲を書きたいってテーのイメージとかあるんですか?
SHOYA:僕はやっぱ元気が出る曲がいいですね。

――アップテンポな感じで。
SHOYA:そうですね。J-POPでかっこいい感じよりも、ちょっと言ったら『Last Train Home』に近いぐらいの元気が出る曲が書けたらいいなとは思いますね。
KAZUKI:僕はラブソングですね。

――がっつりバラード?
KAZUKI:がっつり。ドロドロした感じじゃなくてシンプルに好きっていう気持ちをもっと。

--どっちもすごい興味がある。早く聴きたいですね。ということで今後の活動も楽しみにしていきたいのですが、直近でリリースパーティとかライブの情報はありますか?
KAZUKI:ライブいっぱいあるよな。
SHOYA:一応12月17日にクリスマスワンマンがあって。これイベントに近いんですけど、クリスマスのライブって感じで。それに来年1月から初のツアーがありまして、この渋谷club asiaから始まって、福岡・大阪・名古屋・埼玉。
KAZUKI:埋めたいね。
SHOYA:楽しみですね。
KAZUKI:どうなるか。

――いいですね。楽しみですね。しかも名古屋も福岡も、お二人の地元のほうに行けるんですね。
SHOYA:そうですね。
KAZUKI:そうなんですよ。

――ANFiNYが戻ってきた!みたいな。
KAZUKI:この前そんな感じでした。福岡すごかったです。
SHOYA:イベントですね。
KAZUKI:イベントで周っていた時に路上もちょっとするってなって、帰り際の昼ぐらいにその場行ったらすんごい人いて。でも1曲とちょっとだけ歌ったんですよ。すぐ警察来ちゃったんですけど、すんごい人いて!びっくりしました。

――じゃあツアーでもぜひ近くの会場に足を運んでもらって。そんなツアーの見所や意気込みも聞かせてください。
SHOYA:そうですね、もう意気込みというよりは僕たちも初のことなんで、ファンのみんなとつくり上げていけたらなっていうのはありますし、もちろん初めてANFiNYを見るっていう人も全然たくさんこのツアーの中であると思うんで、ANFiNYのライブってこのぐらい楽しいんだよとか、みんなの日々の疲れだったりとかストレスが消えるぐらいの楽しいライブにしたいなっていうのはありますね。

――では、最後になるんですけど、今回ANFiNYさんの二人にとってデビューシングル『Last Train Home』どんな1枚になったかも聞かせてください。
SHOYA:僕たち前にも配信シングル出したんですけど、今回も路上だったりファンのみんなにスポットライトが当たった曲になっているんで、僕ら本当に二人でしつこいぐらいにファンのことは大事にしようっていうふうに言い続けてきてるんで、ファンのみんなだったりとかこれからファンになる子も、まだ未来、未来形になりますけど僕たちファンの子のことをここにFを付けてFANFiNYって呼んでるんですよ。
未来のFANFiNYに向けたりとか、今のFANFiNYに向けた1曲になっているので、みんなの心に届くようにレコーディングもしたんで、それが伝わるといいなって思ってます。
TEXT:愛香
PHOTO:橋本美波&愛香
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