西野七瀬、卒業へ。乃木坂46のエース
が辿った軌跡

乃木坂の顔としてグループを牽引してき
た西野七瀬の軌跡を辿る

2018年9月、乃木坂46のファンの間で衝撃が走りました。これまで乃木坂46のエースとしてグループを引っ張ってきた西野七瀬が卒業を発表。誰もが予想していなかったであろう発表に公式Twitterへのコメントには驚きの声が多数見られました。当初「まだ早いのではないか?」と思いましたが、西野七瀬のブログからはその決意と覚悟を感じざるを得ませんでした。乃木坂の初期の頃はアイドルらしくは決してない大人しく繊細で泣き虫だった彼女が「気づいたら片想い」で初のセンターを務め、以後も乃木坂46=西野七瀬と言っても過言ではないほどグループにとってはかけがえのない存在へと成長していくまでの軌跡を紹介していきます。2018年11月14日に発売のラストシングル「帰り道は遠回りしたくなる」と収録曲「つづく」についても触れたいと思っています。

乃木坂46・西野七瀬のこれまで

1994年に大阪で生まれた西野七瀬(にしのななせ)は、高校2年生の時に母親が乃木坂1期生オーディションに応募したことで乃木坂46に加入。乃木坂46の一期生としてデビュー曲「ぐるぐるカーテン」から22枚目シングル「帰り道は遠回りしたくなる」まで全て選抜入りを果たし、乃木坂46に欠かせない存在にまで成長。

初のセンターを務めたのは8枚目シングル「気づいたら片想い」でのことでした。決して自分を前面に押し出すようなタイプではない彼女にとってこのセンターという立場を経験したことは、ひとつの転機だったことでしょう。『乃木坂って、どこ?』ではデビュー曲のヒット祈願として行われたティッシュ配り中に涙してしまったり、同番組中で「コレって私だけ?」のコーナで涙ながらに太った鳩の話をしたりと涙脆い一面を見せていました。しかし、初のセンターに抜擢された選抜発表の場では、涙を流すことなく、何かを決心したかのような自信に溢れているように思えました。不安そうな顔を浮かべていましたが、奥底には決意のようなものを感じましたね。ヒット祈願ではバンジージャンプを時間をかけながらも、最後まで飛びきり、改めて決意というものが感じられたのではないでしょうか。

これを機に西野七瀬の乃木坂46としての存在感はさらに増していくこととなります。2015年にリリースされた1stアルバム『透明な色』では「ひとりよがり」で初のソロ曲を務めます。同年2月に初のソロ写真集『普段着』を発売、さらに集英社より刊行されているファッション誌『non-no』の専属モデルを務めることが発表。この頃より、モデルとしての活動が大幅に増え、アイドルの範疇を超えた活動が目立ってきます。
他にもこざき亜衣原作の映画『あさひなぐ』やフジテレビで放送されている『ライオンのグータッチ』のMCを務めるなど女優のみならず活動の幅を広げている西野七瀬。乃木坂46卒業後、どのような道へ進むのかは分かりませんが、女優としての活動をもっと見たいですね。

乃木坂46・西野七瀬センター曲を振り返

西野七瀬がこれまでセンターを務めてきた楽曲を改めて振り返りたいと思います。

「気づいたら片想い」

2014年4月にリリースされた8枚目シングル「気づいたら片想い」。初のセンターとあり期待と不安の感情が入り混じった曲です。歌謡曲調の曲になっており、作曲者のAkira Sunsetは、Rittor Music MagazineWebのインタビューで「あるジャンルとあるジャンルを掛け合わせる」ということにトライしたと語っています。サビ前の転調も印象的です!

「夏のFree&Easy」

続いて、2014年7月にリリースされた2作連続センター曲で9枚目シングル「夏のFree&Easy」。乃木坂の夏ソングは明るく盛り上がれる楽曲が多いですが、これも例外ではありません。かなり盛り上がります。ダンスシーンでは「Bershka 渋谷店」が使われています。

「命は美しい」

2015年3月リリースの西野七瀬2作ぶりとなるセンターを務めた11枚目シングル「命は美しい」。これまでの西野センター曲とは異なりシリアスな歌詞と激しいダンスで新たな乃木坂46を印象付けた楽曲。乃木坂46の中でも難しいとされるダンスシーンに注目。

「今、話したい誰かがいる」

2015年10月にリリースされた13枚目シングル「今、話したい誰かがいる」は、西野七瀬と白石麻衣によるダブルセンターというグループ初の試み。映画『心が叫びたがってるんだ。』の主題歌でもある本作は、秋元康が映画の主題歌として歌詞を書き下ろし、作品に沿ったものとなっています。実際に、MVでは手話の演出が描かれています。

西野七瀬、卒業へ。乃木坂46のエースが辿った軌跡はミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。

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