おかもとえみ。ソロで見せるフレンズ
のボーカリストとは違う顔。

ソロでも活動していたおかもとえみ。フ
レンズより+5歳、すこし大人な世界の魅

フレンズというバンドを知っていますか?フレンズは、自分たちの音楽を渋谷の地名からとった『神泉系』とし、キラキラのシティポップミュージックで人気を集めている5人組のバンドです。そのバンドのボーカリストが、この記事で取り上げるおかもとえみ。彼女はフレンズとして活動する直前、『おかもとえみ』という個人名義で活動していました。今回は、フレンズのボーカリストとしてではなく、おかもとえみ個人にフォーカスし、その魅力に迫ります。

フレンズについて詳しく知りたい!という方はこちら
→フレンズを聴かないなんて損してる。神泉系バンドってなに?

おかもとえみのプロフィール

おかもとえみは1990年11月10日、東京の板橋区で生まれました。日本大学芸術学部在学中の2009年、18歳のときにTHEラブ人間にベーシストとして加入します。このことがおかもとえみの音楽のルーツだと勘違いされることも多いですが、実はTHEラブ人間に加入したとき、彼女はボタン工場というバンドでボーカルを務めていました。
2013年末にTHEラブ人間を卒業した後も、2014年5月末までボタン工場の活動は継続、ボタン工場の活動休止をきっかけにソロ活動へと舵をきることになりました。

その後、個人名義での活動を経て、2015年にフレンズを結成。現在の活動へとつながります。フレンズ結成後の活動については、フレンズの活躍により知る人も多いところでしょう。2017年に結婚したという噂もあるようです。
フレンズでは、ほとんどの楽曲の作曲をキーボードのひろせひろせに任せていますが、個人名義ではすべての楽曲をおかもとえみ自身が作詞作曲し、打ち込みまでこなしています。
フレンズでの活躍により、歌やアイコンとしての魅力がピックアップされがちな彼女ですが、ベース、キーボード(科楽特奏隊というバンドで担当)、作詞作曲、打ち込み、振り付け(フレンズの楽曲の振り付けはおかもとえみによるもの)、映像制作などといったマルチな才能が、彼女ひいてはフレンズの活躍のベースにあることは疑いようがありません。そのエッセンスを余すところなく感じ取れるのが、個人名義でのおかもとえみの活動なのです。

おかもとえみのディスコグラフィー

おかもとえみは、これまで個人名義で1枚のデモe.p.、1枚の配信限定シングル、1枚のアルバムをリリースしています。ここではそのすべてを紹介します。
1stデモe.p.『HIT NUMBER』

1.HIT NUMBER
2.BLUE NIGHT
3.Fantasy
4.もしもを選んだあとで
5.BLUE NIGHT(CHIIKIKU Mix)
1st配信限定シングル『POOL』

1.POOL
2.ひみつ
3.planet

この作品は2018年4月に7inchアナログレコード盤もリリースされています。そちらでは、A面がPOOL、B面がplanetとなっています。
1stアルバム『ストライク!』

1.HIT NUMBER
2.Fantasy
3.ストライク!
4.BLUE NIGHT
5.moonwalk
6.東京サーチライト
7.大黒ふ頭で逢いましょう
8.HIT NUMBER – EVISBEATSとPUNCH REMIX

おかもとえみのおすすめの曲は?

HIT NUMBER

動画はおかもとえみ作詞作曲の原曲を、EVISBEATSとMICHEL☆PUNCHがリミックスしたバージョン。自身で打ち込みもしたオリジナルバージョンももちろんすばらしいのですが、こちらのほうがややキャッチー。これを聴けば、おかもとえみの魅力に誰もが気づくはず。

BLUE NIGHT

お次はクラブミュージックテイストのこの曲。ブリブリのシンセベースがたまりません。トンネルから抜けて目の前がぱっと開けるようなサビへ向かうコード展開もドラマチックで秀逸。おかもとえみの声の魅力は、低音とファルセットだとおもいます。

東京サーチライト

きれいなピアノのイントロダクションが印象的なこの曲は、すこしロックに寄せたバラードナンバー。フレンズのボーカリストである彼女とはまた違った表情を見ることができます。ロックに寄せていると言っても、上でおすすめした2曲のようなエレクトロなアレンジは健在。

planet

planetは、シングル『POOL』のカップリングとして収録されているナンバー。このシングルは、1stアルバム『ストライク!』のようなキラキラのポップミュージックという感じではなく、すこしシリアスで落ち着いた3曲が収録されています。
この曲のような表情はフレンズの楽曲のベクトルとはすこし違うので、フレンズの活動を通じては聴けません。彼女が5年後、10年後に土岐麻子と同じカテゴリにいることを感じさせる1曲です。

試聴する場合は、iTunes Storeのページからどうぞ。
https://itunes.apple.com/jp/album/planet/1125887044?i=1125887049

フレンズじゃないおかもとえみも、とて
も魅力的!

ここを読むころには、すべての人がおかもとえみのソロに夢中になっていることでしょう。最近はフレンズの活動が順調なこともあり、個人での活動がほぼゼロに近い状況です。(フレンズ結成後の2016年ごろは、ごくたまにソロでのライブもおこなっていました。)
「ソロの曲をもっと聴きたい!」そんな人もいまは気長に待ちましょう。彼女の動向を注視していれば、またいつか活動を再開するときもくるはず。それまではこの記事で紹介した作品を聴いて、悶々とするのがおすすめです!(笑)

おかもとえみ公式サイト
おかもとえみ公式Twitterアカウント
おかもとえみ公式Instagramアカウント

フレンズ公式サイト
フレンズ公式Twitterアカウント

おかもとえみ。ソロで見せるフレンズのボーカリストとは違う顔。はミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。

ミーティア

「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。

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