ザ・ビートルズ、ホワイト・アルバム
50周年記念盤発売に富澤タク、
佐野史郎が喜びのコメントを発表
11月9日に発売されたザ・ビートルズの『ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)』50周年記念ニュー・エディション。この発売に対して、富澤タク氏、佐野史郎氏からコメントが到着した。
また、『ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)』50周年記念ニュー・エディションに収録される2018ステレオ・アルバム・ミックスを使用した「バック・イン・ザ・U.S.S.R.」のリリック・ビデオも公開となっているので、こちらもチェックしていただきたい。
さらにこの発売を記念して、イギリス時間11月7日に行なわれた『ホワイト・アルバムが現代に与えた影響』についてのトーク・イベントの映像も公開された。このイベントには作品のリミックスなどを手掛けたプロデューサーのジャイルズ・マーティンや、ザ・ラスカルズやザ・ラスト・シャドウ・パペッツの活動で知られるマイルズ・ケイン、NMEやBBCの記者らが参加している。
また、『ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)』50周年記念ニュー・エディションに収録される2018ステレオ・アルバム・ミックスを使用した「バック・イン・ザ・U.S.S.R.」のリリック・ビデオも公開となっているので、こちらもチェックしていただきたい。
さらにこの発売を記念して、イギリス時間11月7日に行なわれた『ホワイト・アルバムが現代に与えた影響』についてのトーク・イベントの映像も公開された。このイベントには作品のリミックスなどを手掛けたプロデューサーのジャイルズ・マーティンや、ザ・ラスカルズやザ・ラスト・シャドウ・パペッツの活動で知られるマイルズ・ケイン、NMEやBBCの記者らが参加している。
【コメント】
■富澤タク(グループ魂/Number the.)
驚異的な音楽性の幅広さ、ボリューム感。
相反するフィールドの境界を自由自在、縦横無尽に往来。
コンセプトアルバム? そんなのはもうやっちまった、関係ねぇぜ!
と言わんばかりのかまえ。
同時に、と或る物語の一つの区切りの終盤だけに立ち上がる
叙情的な哀愁と突き抜け感。
ロックにもバンドの形式にも囚われず
いかんともしがたい宿命的な制作の気配を
最初から最後まで隅々に感じる。
そして白一色のミニマルなジャケットアート。
極論、ここ50年のロックバンドアルバムは
これ1枚あればいいのかもしれない。
■佐野史郎
小学生の時からレコードで聴きこんできたビートルズの音。ホワイトアルバムは中学二年生の時。No A 028645と記された真っ白なレコードジャケットは薄汚れてしまったけれど、今でもレコード盤に針を落とす。1980年代になってレコードからCDへと移行していく時に、ビートルズの音がそれまで親しんできた音ではなくなってしまっていたので違和感が拭えず、それ以降ビートルズだけはどうしてもCDで聴くのがためらわれた。
聴こえていなかった音が明確に聴こえてきたことや、ヴォーカルやそれぞれの楽器のバランスも違って聴こえ、身体が受け付けなかったのだ。
さすがに30周年記念のホワイトアルバム“THE BEATLES"は買い求めたが、ずっと棚に眠ったままになっていた。No 0074385。
久しぶりに聴いたCDはとても良かったが、レコードとは別物と、身体が学習するようになってきたのだろう。
それも昨年リリースされた“Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band"のリミックスがあまりにも素晴らしく、まるでビートルズが演奏しているスタジオで聴いているかのような錯覚を覚えるほどだった音を浴びて、アナログ〜デジタルの呪縛から解かれたからに違いない。
50周年記念版のホワイト・アルバムにはオリジナルアルバム未収録の楽曲も含まれる。次のナンバリングも楽しみだ。
また、こうしてビートルズのレコーディングセッションに立ち会える幸せを噛み締めながら、中学二年生だった1968年の自分にも聴かせて驚かせてやろう。
驚異的な音楽性の幅広さ、ボリューム感。
相反するフィールドの境界を自由自在、縦横無尽に往来。
コンセプトアルバム? そんなのはもうやっちまった、関係ねぇぜ!
と言わんばかりのかまえ。
同時に、と或る物語の一つの区切りの終盤だけに立ち上がる
叙情的な哀愁と突き抜け感。
ロックにもバンドの形式にも囚われず
いかんともしがたい宿命的な制作の気配を
最初から最後まで隅々に感じる。
そして白一色のミニマルなジャケットアート。
極論、ここ50年のロックバンドアルバムは
これ1枚あればいいのかもしれない。
■佐野史郎
小学生の時からレコードで聴きこんできたビートルズの音。ホワイトアルバムは中学二年生の時。No A 028645と記された真っ白なレコードジャケットは薄汚れてしまったけれど、今でもレコード盤に針を落とす。1980年代になってレコードからCDへと移行していく時に、ビートルズの音がそれまで親しんできた音ではなくなってしまっていたので違和感が拭えず、それ以降ビートルズだけはどうしてもCDで聴くのがためらわれた。
聴こえていなかった音が明確に聴こえてきたことや、ヴォーカルやそれぞれの楽器のバランスも違って聴こえ、身体が受け付けなかったのだ。
さすがに30周年記念のホワイトアルバム“THE BEATLES"は買い求めたが、ずっと棚に眠ったままになっていた。No 0074385。
久しぶりに聴いたCDはとても良かったが、レコードとは別物と、身体が学習するようになってきたのだろう。
それも昨年リリースされた“Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band"のリミックスがあまりにも素晴らしく、まるでビートルズが演奏しているスタジオで聴いているかのような錯覚を覚えるほどだった音を浴びて、アナログ〜デジタルの呪縛から解かれたからに違いない。
50周年記念版のホワイト・アルバムにはオリジナルアルバム未収録の楽曲も含まれる。次のナンバリングも楽しみだ。
また、こうしてビートルズのレコーディングセッションに立ち会える幸せを噛み締めながら、中学二年生だった1968年の自分にも聴かせて驚かせてやろう。