TWICE、アリーナツアーで見せた「フ
ァンとの絆」。ドームツアーの発表も
TWICE 初のアリーナツアー『TWICE 1st
ARENA TOUR 2018 “BDZ”』ファイナル
公演を総力レポート!
Text_Osamu Onuma
開演前から高まる熱気。みんながこの日
を待っていた!
4都市9公演をめぐる今回のツアーは、全席ソールドアウト。会場の外では、買ったばかりのツアーグッズを手に、誰もが写真を撮っている。
ある人はメンバーの顔がプリントされたうちわと一緒に会場を写し、制服姿の女子高生たちは「CANDY BONG」と呼ばれるロリポップ型の公式ペンライトを手に自撮りを繰り返す。親子で来ている人も多い。小学生くらいの女の子は、「BDZ」のMVにも登場したキャラ・ラブリーのぬいぐるみを大事そうに抱えている。ライブが始まる前から、みんな今日が特別な日なのだという気持ちを抑えきれずにいた。
間違いなく、誰もがこの日を心待ちにしていた。その思いは、ライブがはじまった瞬間に爆発した。
9人の登場に、会場は割れんばかりの大
歓声
映像が終わると、TWICEの9人がステージに登場。赤と黒を基調とした、パワフルさとキュートさを兼ね備えた衣装を身にまとっている。ステージに張り巡らされた「KEEP OUT!」のテープが切れると同時に颯爽と歩き出し、ステージ中央で揃ってポーズ。その瞬間に火花が上がり、客席からはこの日一番の大歓声が響き渡った。
さらに立て続けに「What is Love?」を披露。前方の円形ステージに出てきた9人は、指で「?」マークを描くキュートな振り付けでファンを魅了した。
ファンとのコラボでさらに力強く!前へ
前へ進む「BDZ」
中でも、ダヒョンは「みなさんご飯食べましたか? 何を食べましたか?」と呼びかけたあと、「そうかそうか…残念ですけど、私はまだです。なぜなら、ONCE(TWICEファンの総称)の愛を食べたから。まだ入ります、もっとください!」と、ファンの気持ちを煽っていた。
この日はアリーナツアーの最終日で、全国の映画館でもライブ・ビューイングが行われていた。モモがMCの中でそのことに触れると、メンバー全員そろって映画館で応援しているファンに向かってポーズ。その様子は会場のスクリーンにも映し出され、大きな歓声が沸き起こった。
ナヨンの「次の曲に行きましょう〜」のMCのあとは、「SIGNAL(Japanese ver.-remix-)」「LUV ME」「one more time」を続けて披露。「SIGNAL」はオリジナルのミステリアスな雰囲気を残しつつ、高音のシンセサイザーが強調された華やかなアレンジに。「LUV ME」ではジヒョが渾身のフェイクを披露し、ひときわ明るいライティングがメンバーの笑顔を照らし出す。デビュー曲の「One More Time」はイントロが鳴った途端に大歓声。はつらつとしたフォーメーションダンスもばっちり決まり、曲間での「TWICE!」コールが花を添えた。
TWICEの生みの親であるJ.Y.Parkが作詞作曲した「BDZ」は、もともとJ.Y.ParkがTWICEのライブを見て、ONCEのエネルギーに感動して作った楽曲。まさに両者がコラボし、一つになるための曲なのだ。そこまでお膳立てされてしまったら、あとは全力でやるしかない。練習の時点で本気のONCEたちに、メンバーも驚き気味。ナヨンは「みんな上手ですね!」と笑顔を見せる。本番でも息ぴったりの掛け合いに成功し、そのパワーに力づけられたのか、TWICEの歌声もひときわ伸びやかだった。
衣装チェンジでキュートな楽曲を披露
再びのMCでは、ミナがメンバーにここまでの感想を聞く。ダヒョンは「『BDZ』でみんなが踊り狂ってくれてうれしかったです!」と満足げに話し、ツウィは「初披露の『L.O.V.E』はどうでしたか?」と問いかけ、会場から「良かったよー!」の声援が飛ぶ。ミナも「キラキラのセットどうでしたか? 可愛くなかった?」と笑顔を見せた。
ファンへの感謝を噛み締めて歌ったバラ
ードソング
客席にはCANDY BONGの光がきらめき、誰からともなくその手を左右に振りはじめる。やがてそれは全体に広がっていき、会場は大きく、優しい光の波に包まれた。ピアノの音色が余韻を残して消えていくと、客席からは力強い拍手が鳴り響いた。
感動的なムードを引き継ぐように、続けて歌われたのは「STAY BY MY SIDE」。ドラマ『深夜のダメ恋図鑑』の主題歌となっている新曲だ。TWICEらしい前向きな歌詞を切ないメロディに乗せたポップソングで、はじめてフルで披露される新曲にファンは思い思いに体を揺らしていた。
一体感に包まれて迎えたクライマックス
ここからは、いよいよ本編もラストスパート。「残り4曲ですが、最後まで皆さんと一緒に楽しみたいです!」というジヒョの掛け声に続いて、「CHEER UP -Japanese ver.-」を披露。大サビでは銀テープが盛大に噴射され、盛り上がりを加速させていく。続く「Candy Pop」ではCANDY BONGがカラフルに光り、会場が飴玉に彩られたような光景を作り出す。「BRAND NEW GIRL」ではスクリーンに歌詞が表示され、合わせて口ずさむ人の姿もあった。
本編の最後を飾ったのは「Dance The Night Away」。サビ部分に歌がない「ドロップ(音サビ)」という構成の楽曲だが、そのぶんTWICEは息の揃ったハードなダンスを披露。ファンは力の限りコールを叫び、一体感に包まれて本編が終了した。
ファンとの絆を強め、未来へと駆け出し
ていく9人
これに対し、メンバーは「さすがONCEですね! サプライズ、鳥肌です」(ダヒョン)、「ONCEと見た今日の景色を忘れません。サプライズ感動しました!」(チェヨン)とそれぞれの言葉で反応。さらに、ツアーについても「また新しいことを準備するから待っていてください!」(ナヨン)、「私たちの姿を見て嬉し泣きをしてくれる人もいた。幸せだなと思いました」(サナ)、「今日はみんな声(コール)がどこよりも上手。めちゃめちゃめちゃめちゃ幸せでした!」(ジヒョ)、「ONCE、どこにも行かないですよね? また会いましょう!」と、思い思いの言葉を口にした。
ファンたちが幸せな余韻に浸ろうとしたその途端、スクリーンに「緊急告知」の文字が現れ、2019年のドームツアー開催が告知された。またすぐ彼女たちに会えるこの知らせに、会場は歓喜の渦に包まれた。
JAPAN 1st ALBUM『BDZ』(ビー・ディー・ゼット)
【CD収録曲】
01. BDZ
02. One More Time
03. Candy Pop
04. L.O.V.E
05. Wishing
06. Say it again
07. Wake Me Up
08. BRAND NEW GIRL
09. Be as ONE
10. I WANT YOU BACK初回限定盤A 【CD+DVD】 WPZL-31490/1
¥5,556 +tax (税込6,000円)
DVD収録内容:
TWICE SHOWCASE LIVE TOUR 2018 “Candy Pop” @NHK Hall
※歌詞ブックレット 32p / スリーブケース仕様
※トレーディングカード1枚ランダム封入(全10種)初回限定盤B 【CD+DVD】 WPZL-31492/3
¥4,167 +tax (税込4,500円)
DVD収録内容:
「BDZ」Music Video
「BDZ」Music Video Making Movie
「I WANT YOU BACK」Music Video
「I WANT YOU BACK」Music Video Making Movie
「I WANT YOU BACK」Music Video『SENSEI KUNSHU × TWICE』ver.
Jacket Shooting Making Movie
※歌詞ブックレット 20p / スリーブケース仕様
※トレーディングカード1枚ランダム封入(全10種)
通常盤 【CD】 WPCL- 12914
¥3,000 +tax (税込3,240円)
※歌詞ブックレット 20p
※トレーディングカード1枚ランダム封入(全10種) ※初回プレス分のみ
ONCE JAPAN限定盤 【CD】 WPCL- 12915
¥3,200 +tax (税込3,456円)
※歌詞ブックレット 32p
※3×3折りポスター封入
※メンバーメッセージプリント入りトレーディングカード1枚ランダム封入(全10種)
※特典応募シリアルコード封入
※ONCE JAPAN限定盤はTWICEオフィシャルファンクラブ“ONCE JAPAN”会員、もしくは”ONCE JAPAN MOBILE”会員の方が購入できる会員限定商品です。
※ONCE JAPAN OFFICIAL SHOP
TWICEオフィシャルTwitter(JPN)
TWICE、アリーナツアーで見せた「ファンとの絆」。ドームツアーの発表もはミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。
ミーティア
「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。