【DearDream インタビュー】
今までに観たことのないライヴで
これからの人生、楽しくしてみせます
“この5人だったら絶対にイケる!”
っていう根拠のない自信を持ってた
『ドリフェス!』自体がポジティブなメッセージを発している作品ですから、そういう意味でも集大成かもしれませんね。そして、10月20日と21日の日本武道館公演には“FINAL STAGE”と銘打たれていますが、どのようなステージにしたいですか?
溝口
ワンマンで武道館に立たせていただくのは、もちろん初めてなんですけど、僕らにとって武道館というワードは唐突なものではないんですよ。2年半前に最初のファンミーティングを武道館の隣にあるサイエンスホールでやった時、壮馬が言ったんです。“いつか隣の武道館でやりましょう!”って。
石原
あの時は何も考えてなかった!(笑) でも、おかげでファンのみなさんや僕たちの夢の到達点が武道館っていう場所になったし、やっぱり“言霊”ってあるんだなぁと。
太田
僕はあの時から、ガチで“この5人だったら絶対にイケる!”っていう根拠のない自信を持ってたよ(笑)。
当初発表されていたのは21日の公演だけだったのに、それが完売したことで20日の追加公演が決まったんですから、その自信は間違っていなかったんですよ。
富田
武道館という夢の舞台に1日立てるだけでもすごいことだし、それこそ最初は“チケット売れるのかなぁ?”っていう不安もあったのに、まさかのソールドアウトで! 追加公演決まったって聞いた時は嬉しすぎて、気持ちを表現する言葉が見つからなかったですね。
正木
何より2デイズできることによって、ひとりでも多くの人に観ていただけるのが嬉しいんです。せっかく14人でのライヴなので、“好きだ”と思ってくれている人にはひとりでも多く観てもらいたいじゃないですか。21日だけだと“次の日は月曜だから”と諦めていた地方の方もいらっしゃったので、2デイズになったことでひとりでも多くの方に想いを届けられるのが有り難いです。
ちなみに日本武道館に何か特別な思い出や思い入れってあります?
石原
高校生の時、好きなバンドの武道館ライヴを録画して100回くらい観てました。よくよく考えたら、それと同じステージに立つなんてびっくりですよね!
溝口
僕、事務所の先輩であるPerfumeさんのライヴに行かせていただいたことがあって、ステージから観ると左端の見切れ席だったんですけど、ライヴが楽しくて途中から普通に立ち上がってノッてたんです。そしたら隣にいた熱狂的なファンの方に“面白いでしょ? Perfumeのステージは横までみんなが楽しめるんだよ”って話しかけられたんですよ。“そういう気持ちにさせるアーティストさんってすごいなぁ。自分もそうなりたい!”と思ったのを今でも覚えてます。
それは貴重な経験! 日本武道館への想いもますます高まりますね。
太田
来てもらえれば間違いなく好きになると思います! アニメのDearDreamは男子高校生なので、キラキラしたものを観せつつもMCではふざける奴もいたり。バカだなぁって呆れながらも、いつの間にか“ちょっとアニメを観てみよう”ってなるんですよね。
富田
アニメの映像を背負って一緒に歌ったり踊ったりするライヴは他にないでしょうし、これまでの『ドリフェス!』が日本武道館に集約されるので、感動してもらえるといいなと思ってます。
正木
全てのアーティストさんの中で、このDearDreamのライヴが一番面白いものになるって、僕はほんとに信じてます。
石原
大きな事言ったな!(笑) ま、5次元ってことで“万人受けするか?”と訊かれれば正直言ってイエスとは言い切れないけれど、観たことのないライヴで今まで知らなかった感覚を感じてもらえる自信はあります。なので、人生経験として、一度観に来ていただいて損はない! これからの人生、楽しくなるかもしれないですよ。
取材:清水素子