ピーターバラカンのラジオから流れる
音楽があればいい気分

ピーターバラカンがラジオDJになるまで
ラジオ好きなら知っているはず。柔らかくて、知性を感じる語り口とトーク。そして最高かつ、ブレない芯で選曲をする素敵なラジオDJ、ピーターバラカンを。

ピーターバラカンは、1951年ロンドン生まれ。ラジオDJ、音楽評論家で、肩書きは「ブロードキャスター」。ロンドン大学日本語学科を卒業し、音楽出版社シンコー・ミュージックの“英語でビジネスレターのやりとりができる”という募集に応募し、1974年に来日します。その後イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)のマネジメント事務所、ヨロシタ・ミュージックに転職。YMOの国外コーディネートや楽曲の英補作詞などを担当していたそうです。
YMO – Ishin Denshin (You’ve Got to Help Yourself)

1983年9月にアルファレコード(Y.M.O.レーベル)よりリリース。作詞は細野晴臣、ピーター・バラカン。この曲の作詞をピーターバラカンがしていたとは知らなかった!歌詞を読んだら泣きそうになる名曲。ドラムを叩きながら歌っている、高橋幸宏さんの歌声も素敵ですね!


ピーターバラカンのラジオ番組は本当にオススメ!
その後フリーのブロードキャスターとして、豊富な音楽知識と流暢な日本語を生かし、TVやラジオで活躍します。TBSテレビ『ポッパーズMTV』、NHK-FM『weekend sunshine』、Interfm『BARAKAN BEAT』東京FM『ライフスタイル・ミュージアム』などなど。以前Interfmの朝のラジオ番組『BARAKAN  morning』でよく流れていたなと思い出すのは、トーキングヘッズ。朝からピーターバラカンのトークと選曲を聴くと、爽快な気分で1日をスタートできました。
Talking Heads – Road to Nowhere (Official Video)


ピーターバラカン監修のライブイベントで音楽の世界が広がる
2018年10月20日(土)・21日(日)に開催される『Peter Barakan’s LIVE MAGIC!』。今年のlive magicの出演者も、どこから発掘してくるのか、初めて聴くようなミュージシャンだらけ。そしてナイスミュージックなのは間違いないです!


Dereb The Ambassador(デレブ・ジ・アンバサダー)
オーストラリア在住のエチオピア人の歌手デレブ・ダサレン。ジャズとファンク・ビート、エチオピア的エスニックの香り!不思議なメロディとクネクネ踊りたくなるような、ソウルフルサウンドです!
Arto Lindsay Solo  (アート・リンゼイ・ソロ)
ARTO LINDSAY – PELE DE PERTO (OFFICIAL VIDEO)

ソフトな歌声と、優しいメロディが心地よい楽曲。1980年代後半からはプロデューサーとしても活躍し、日本でも坂本龍一大貫妙子宮沢和史などを手掛けます。1995年からはソロ名義でのリリース。2017年1月にオリジナルアルバム『Cuidado Madame』を発表しました。
ARTO LINDSAY – ARTO VS. ARTO (OFFICIAL VIDEO)

なんとも不思議なビデオ&ノイズサウンド。上記のMVと同じミュージシャンなのが驚きます。
実はこの方、1977年にNYでノイズ・パンク・バンドDNAを結成。ブライアン・イーノのプロデュースによるコンピレーション『NO NEW YORK』に、DNAとして参加しています。11 本だけ弦を張った12 弦ギターをチューニングせずに掻き鳴らし、“NO WAVE”シーンの中心的人物だったそうです。このことを知ると、このノイジーなサウンドにも納得。


Jon Cleary
Jon Cleary, “When You Get Back”

第1回Live Magicに出演し、今回は2回目のLive Magic出演となります。前回のライブは大いに盛り上がったそうなので、今年のライブも期待大。ナイジェル・ホールをゲストに、トリオとソロの2ステージの出演予定。
民謡クルセイダーズ
民謡クルセイダーズ『エコーズ・オブ・ジャパン』ティーザー

ギタリスト田中克海が、本物の民謡歌手フレディ塚本と近所の酒場で意気投合したことをきっかけに、2012年福生周辺の辺境音楽好きが集まり結成。 日本各地の民謡をラテンやレゲェなどのリズムで融合し、新しいダンス・ミュージックにしています。これはお祭り騒ぎで楽しいライブになること間違いないですね!
久保田リョウヘイ
Great View “Handpan”/絶景ハンドパン 新潟市五ヶ浜「虎の穴跡」

珍しい次世代楽器ハンドパン奏者。ハンドパンは2001年にスイスで発明され、インドネシアのガムランを想わせる心地よい癒し系な音色と、打楽器としての魅力を併せ持ちます。このMVもなんたる癒し!マイナスイオンが画面から出てますね。


ピーターバラカン的選曲が流れる音楽ライフ
選曲も上品な喋り方も、ラジオパーソナリティとして、とても魅力的なピーターバラカン。ブレない芯があり、好き嫌いがとてもはっきりしています。ハードロック・ヘヴィメタルは嫌いなので、自分の番組では流さないと宣言した過去も。はっきりした物言いゆえに、BABYMETALがビルボードTOP40にランクインした事について「世も末だと思っています」と発言し、炎上してしまったことも…。ピーターバラカンファンとしては、上品な口調で言いたいことをストレートに言うところも、魅力に感じるところなんですがね。

1974年に来日し、日本で結婚もされ(奥様は翻訳家の吉田真弓さん。息子さんはDJのシンノスケ・バラカンさん)40年以上に渡りたくさんの素敵な音楽を、届けてくれています。ラジオから聴こえるピーターバラカンの選曲とトークが、日常に音楽の彩りと新鮮さを与えてくれて、その空間の空気がぐっと上質になるように感じるのです。
公式サイト:https://peterbarakan.net/

ピーターバラカンのラジオから流れる音楽があればいい気分はミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。

ミーティア

「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。

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