NGT48

NGT48

【NGT48 インタビュー】
NGT48のイメージが
いよいよ定まってきた

初代キャプテン・北原里英が4月に卒業し、チームNIIIの他に新たにチームGが発足するなど、新体制となって新章を迎えたNGT48が4枚目のシングル「世界の人へ」をリリースする。そこで、センターを務める荻野由佳をはじめとした、各チームのキャプテン、副キャプテンである本間日陽、加藤美南、山口真帆の4人に新曲について訊いた。

4枚目のシングル「世界の人へ」のMVはロシアで撮影されたんですね。

荻野
はい。新潟市の姉妹都市であるウラジオストクで撮影しました。ロシアなので遠いのかなと思っていたんですけど、飛行機で2時間ぐらいで、思っていたよりも近かったです。
山口
私、青森出身なんですけど、青森に帰るよりも時間がかからなくてびっくりしました(笑)。
本間
日本海に面してるあたりなのでもっとアジアっぽい感じなのかと思っていたんですが、思い切りヨーロッパの雰囲気で。
加藤
すごくきれいな街だったね。

衣装もウラジオストクの街に溶け込んでいるような気がしました。

本間
今回はスタイリッシュで、縦のラインがしっかりと見える衣装なのでお洒落だし、街の雰囲気に合ってるって思いました。
山口
これまでの衣装は赤が入っていたんですけど、これには入ってないんです。
荻野
全員一緒かと思いきや、ちょっとずつ色が違っていたり、細かい部分のデザインが違っていたり。
加藤
私は背がちっちゃいから襟がみんなより小さいんですよね。
荻野
えぇ!? あっ、ほんとだ!

(笑)。完成したMVを観た感想も教えてください。

本間
アリナちゃんというロシアの女の子のお話から始まるんですけど、喋っているのがロシア語で、日本語の字幕が付いているので、最初は“本当に自分たちのMVなの?”って疑っちゃいました(笑)。でも、観終ったら由佳ちゃんがセンターだからこそ世界の人に伝えられるような勇気をもらえて、すごく感動しました。
加藤
《幸せになろう》と訴えかけている内容の歌詞ですけど、感情を与えるだけじゃなくて、感情移入もさせてくれます。与えつつ、引き込こませることができるなんて最強の楽曲なんじゃないかなって思いました。MVはロシア感がありながらも、それに負けないくらいNGT48らしさを出せているなって。事前に監督さんとメンバーひとりひとりが打ち合わせをしました。私はバトントワリングの経験があるので、現地のサーカス団に混じってバトンを回すシーンを作っていただいたりしたんですが、そんなふうにメンバーそれぞれの個性もしっかりと出せたMVになっています。

“世界の人へ”というタイトルや海外で撮影を行なったことも含めて、スケールの大きな楽曲になりましたね。

荻野
4枚目のシングルによってNGT48のイメージがいよいよ定まってきたのかなって思います。AKB48さんはミニスカートのかわいい衣装で恋愛の歌が多かったり、HKT48さんは元気な楽曲が多かったり、グループそれぞれに特徴がありますが、NGT48は“みんなで一緒に”という感じの、平和を祈るじゃないですけど、メッセージ性の強い曲が多い気がしています。

その曲のセンターを荻野さんが務めているわけですが。

荻野
NGT48はこれまでの3枚のシングルはそれぞれセンターが違っていて、基本的にはこれからもセンターは流動的な感じだと思うんですけど、今回は6月のAKB48世界選抜総選挙の順位が反映されているのかなって。SHOWROOMで選抜メンバーとセンターが発表された時、家族と一緒に観ていたんですよ。全然期待とかしてなかったので、センターだと分かった時はびっくりしました。でも、今回の曲に関しては歌詞にも《みんな一緒に》という言葉があるように、センターとか関係なく、みんなと同じ立ち位置で一緒に頑張れたらいいなと思っています。

今回の各カップリング曲にはチーム曲が入っていて、これまではチームNIIIだけだったのが、チームGが誕生していますよね。ちょうどそれぞれのチームのキャプテンと副キャプテンがいるので、各チームの特徴を聞かせてもらえればと思っています。

本間
チームGのキャプテンをやらせていただいてます。新しいチームということで、すでに出来上がっているNIIIとは違う特徴を出していきたいなと思っていて、みんなで話し合ったりして作り上げているところです。
山口
副キャプテンの私もそうですけど、チームGのメンバーはチームGがすごく好きなんです。チームGとして初めて活動するという日に、どんなチームにしたいかをみんなで話し合いました。これまでは全員で活動していたので人数も多く、なかなか意見を言えなかった子も多かったと思うんです。でも、今の体制になったので、みんなが意見を言えるチームにしようって。
本間
真剣な話をしたり、チームのことを考えたりする時間が増えましたが、みんなとくだらない話をする時間も増えました(笑)。
山口
うん、楽しいよね。チームGになって良かったです。

チームNIIIはどうですか?

加藤
はい、キャプテンの加藤です。グループが結成されてからNIIIとして活動してきたので、それを壊してイチから作るというのはもったいないなと。今はドラフト3期生や2期生といった後輩も入りましたし、自分たちがやってきたことをそのまま伝えることも重要なのかなって思ってます。
荻野
副キャプテンは私です。最近は劇場公演が終わったあと、映像をいただいてラインでシェアして、“ここはこうだったね”とか話し合ったり、反省会をしています。それで、次の公演の前に“前回はこうだったから、ここ、気を付けようね”って確認をし合ったりしています。
加藤
最近、みんなすごく頑張ってるよね。こちらはホワホワとした感じで平和で楽しく。
本間
こっちが平和じゃないみたいじゃない!(笑)

どちらも楽しくやっているというのが伝わってきましたから(笑)。それぞれのチーム曲についても聞かせてください。まずはチームNIIIの「心に太陽」から。

荻野
この曲、MVがすっごく面白いんです! ちょっとドジなキャプテンの加藤を他のメンバーがマネージャーとなって教育するという内容で、最高のキャプテンになってもらって、いいチームにしよう!って団結するんです。
本間
最初に観た時、笑いが止まらなくて。加藤があんな変なキャラクターを演じるのを観たのは初めてですし、意外性があってすごく良かったです。
加藤
YouTubeの公式サイトでショートバージョンを公開していますが、そこでは観られない2番に大きな展開があるんですよ。
荻野
うん、1番以上に笑えるので観てほしいです!

そして、チームGの「カーテンの柄」はこれまでのNGT48になかったタイプの曲ですね。

本間
NIIIの「心に太陽」とはテイストが全然違っていて、これまでのNGT48の楽曲と比べても、重さがある曲になっています。誰もが持っているようなちょっとした心の中の引っ掛かりを、その当時の人に会ったことで思い出してしまった時のようなエモさが感じられる楽曲とMVになっています。
山口
普段のチームGはもっと明るい感じなんです。みんなでゲームをしたり、言葉遊びをしたり、笑いっぱなしなんですけど、だからこそ、こういった暗い曲にも振り切ってチャレンジできたんじゃないかなって思います。
本間
この曲によってチームとしての表現力が広がると思いましたし、いろんなタイプの曲にチャレンジできることがすごく嬉しいです。
山口
MVも学生の格好をした現在の私たちと、10年後の未来の私たちが描かれていて、これもまたこれまでになかったMVになったと思います。

他にも、新潟SHOWROOM選抜やにいがったフレンド!選抜、研究生21人全員による楽曲などがカップリングに入っていて、どれも個性的ですね。

荻野
はい。どの曲もいいのでたくさんの方に聴いてもらいたいです。

最後に、今後やってみたいことをそれぞれ教えてください。

本間
私はツアーをしたいです。劇場公演を観てもらいたいと思っていますが、遠くの方は来られなかったりするので、新潟の近県を含めて、私たちもなかなか行けていない九州とかいろんなところを回ってみたいです。
加藤
この夏、たくさんのイベントに出演させてもらって、ファンの方からも“最高の夏になったよ”って言ってもらえました。なので、今の勢いを今後にもつなげていければいいなと思っています。荻野とかは以前からやっていましたが、他の1期生もTwitterを始めたので、SNSを使って私たちのことを知ってもらったりしたいなと思っています。
山口
“世界の人へ”というシングルなので、せっかくのチャンスですし、海外のいろんな国の人にアピールできるようなグループになりたいです。
荻野
私もまほほん(山口の愛称)に近いんですけど、まずはMVを撮影したロシアでライヴをしたりして、ロシアの方にも人気のあるグループになりたいです(笑)。新潟での公演を大事にしつつ、世界にも目を向けられたらいいですね。

取材:田中隆信

シングル 「世界の人へ」2018年10月3日発売 Ariola Japan
    • 【Type-A 初回仕様盤(DVD付)】
    • BVCL-907~8 ¥1,650 (税込)
    • 【Type-B 初回仕様盤(DVD付)】
    • BVCL-909~10 ¥1,650 (税込)
    • 【Type-C 初回仕様盤(DVD付)】
    • BVCL-911~2 ¥1,650 (税込)
    • 【NGT48 CD盤】(CD)
    • BVCL-913 ¥1,050 (税込)

イベント情報

『4thシングル「世界の人へ」発売記念 個別握手会』
9/30(日)  京都・京都パルスプラザ
10/08(月)  新潟・アオーレ長岡
10/28(日)  愛知・ポートメッセなごや
11/04(日)  千葉・幕張メッセ
12/22(土)  東京・東京流通センター
https://fortunemusic.jp/ngt48_a_201809/
『4thシングル「世界の人へ」発売記念 全国握手会』
10/27(土)  新潟・朱鷺メッセ

NGT48 プロフィール

エヌジーティーフォーティーエイト:秋元康氏が総合プロデューサーを務めるAKB48の姉妹グループとして、2015年に新潟県に誕生した国内5つめの48グループ。“NiiGaTa”の頭文字をとってNGT48と命名される。“地域密着・地元貢献”を活動テーマのひとつに掲げ、新潟県内で行なわれるイベントに積極的に参加し、新潟米のPRなど県や市との取り組みや、地元企業とのタイアップなども展開。地元のテレビやラジオで冠番組放送するなど、地元メディアでの露出も活発に行なっている。17年4月にメジャーデビューシングル「青春時計」をリリース。2018年9月15日には、日本武道館で8,000人を集めリリースイベントを開催し話題となった。NGT48 オフィシャルHP

NGT48
NGT48
荻野由佳
本間日陽
加藤美南
山口真帆
シングル 「世界の人へ」【Type-A 初回仕様盤(DVD付)】
シングル 「世界の人へ」【Type-B 初回仕様盤(DVD付)】
シングル 「世界の人へ」【Type-C 初回仕様盤(DVD付)】
シングル 「世界の人へ」【NGT48 CD盤】(CD)

「世界の人へ」MV

「世界の人へ」MV MUSIC EDITION

「心に太陽」MV short ver.

「カーテンの柄」MV short ver.

「泣きべそかくまで」MV short ver.

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着