菅原洋一の「今日でお別れ」、ジャッキー吉川とブルー・コメッツの「ブルー・シャトウ」、小柳ルミ子の「瀬戸の花嫁」、加山雄三の「君といつまでも」などの編曲で知られる作曲家で編曲家の森岡賢一郎が、2018年8月19日、肺炎のため死去した。

編曲家として、伊東ゆかりの「小指の想い出」、畑中葉子平尾昌晃の「カナダからの手紙」、布施明の「霧の摩周湖」、天地真理の「水色の恋」、園まりの「逢いたくて逢いたくて」、森進一の「港町ブルース」、内山田洋とクール・ファイブの「そして、神戸」、郷ひろみの「よろしく哀愁」など、ジャンルを越えて昭和歌謡史を彩る名曲の数々を手掛けた。

テレビ番組や映画の音楽プロデュースや音楽監督としても活躍した。また、N響団友オーケストラ、新日本フィルハーモニーなど、日本を代表するオーケストラの指揮者としても名を残している。

かつて歌謡番組で、演奏としてよくクレジットされていた、ケニー・ウッド・オーケストラは、森山が率いていた楽団である(ケニーは賢一郎、ウッドは、森岡のもじり)。

作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、指揮者、時にピアニストとして、昭和歌謡の栄華を支えた最重要人物のひとりである。

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