苗場20周年、台風、ボブ・ディラン!
フジロック’18レポート
2016年に開催20周年を迎えましたが、今年は苗場開催20周年という、もう一つの節目の年としても盛り上がりを見せ、7月26日(木)の前夜祭から延べ12万5千人が来場しました。
そんな今年のフジロックレポートをお届けします。
ライブフォト
1日目はN.E.R.D、2日目はケンドリック・ラマー、3日目はボブ・ディランと世界でも注目度の高いヘッドライナーが揃った今年のフジロック。各日三者三様の圧巻のステージを見せつけてくれました。
N.E.R.D
KENDRICK LAMAR
<ボブ・ディランのライブレポートはこちら>
ボブ・ディラン、フジロック降臨!詳細ライヴレポ&セトリプレイリスト公開
SKRILLEX
そして、邦楽アクトがぐっと増えた今年、夕暮れの心地良い音楽空間から徐々に観客の温度を上げていくようなセットで魅せたサカナクション、その圧倒的にパワフルなパフォーマンスで通り過ぎる人も立ち止まり釘付けとなったマキシマム ザ ホルモンなど国内アーティストのステージも多くの人の記憶に残るステージとなったことでしょう。
サカナクション
マキシマム ザ ホルモン
また、今年は初のライブ配信が行われたことでそのステージを会場以外からも楽しめたのは大きなポイント。SNS上でも様々なアーティストのパフォーマンスが話題となっていたようです。
初開催以来にフジロックを襲った台風
猛暑が続いている今年の夏を表したような晴天と気温だった初日。
その日のヘッドライナーであるケンドリック・ラマーあたりから強くなった雨風。雨には慣れているフジロッカーですが今回は台風ということで風の力が強く、キャンプサイトではポールが折れて崩壊したり、風で飛ばされるテントが続出!
行き場を失った人たちには、苗場プリンスホテルのロビーや最寄りの体育館などが避難所として開放されていました。
3日目は雨が降ったりやんだりとフジロックらしい(?)お天気で正にフルコースを味わい、今年のフジロッカーは更にたくましくなったのではないでしょうか…!?
今年のトピック:苗場開催20周年&新スポット
今年のフジロックは苗場開催20周年。初期から比べるとステージも増え会場の環境もかなり整いました。それも地元・苗場の人たちの協力があってこそ。ホワイトステージからフィールド・オブ・ヘブンなど会場内のステージを繋ぐボードウォークの整備も地元の人やボランティアによって行われています。森の中へと続くこの空間をお気に入りとしている人も多いことでしょう。
100円で場外エリア〜会場内レッドマーキー間を走っているそうで、陽気そうなお兄さんがドライバーを務め、軽快な音楽とともにお客さんを運んでいました。タイミングが合わず乗ることはできませんでしたが、来年もあればぜひ利用してみてたい!
昨年はオレンジ・カフェとして飲食店や休憩テントが並んでいたエリアにカラフルなグラフティやシュールなオブジェが並んでいました。そして中央には何やら怪しげなテント。
また環境や設備面として、今年からの導入ではありませんが電子マネーがかなり普及していたのも印象的でした。ほぼすべての店舗で使え、利用するお客さんが増えたことで非常にスムーズ。他のフェスでもどんどんと普及していってほしいものです。
開催20回、苗場開催20回と節目を超えたフジロック。不自由さがある種の個性だった環境も少しずつ変わり、フェスカルチャーのパイオニアとして今後はどんなフェスに進化していくのか。それはきっと、これまでの20年のように、主催者側だけでなく、地元・苗場の人たちや私達参加者一人一人が作っていくのでしょう。
それではまた来年!
2018年7月27日(金)〜29日(日)
会場:新潟 苗場スキー場
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FUJI ROCK FESTIVAL’18
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