8月09⽇@東京・東京国際フォーラム ホールA(超特急)

8月09⽇@東京・東京国際フォーラム ホールA(超特急)

超特急、SPアクトに
FLYING KIDS、ベリーグッドマン、
DJ和を迎えた『”超”超フェス』
最終日でオタ芸や
Wタカシのコラボを披露

ニューシングル「Jesus」を8月8日にリリースし、同日より主催イベント『“超”超フェス』を開催していたダンス&ボーカルグループ・超特急が、その最終公演を翌8月9日に行なった。初日にはPUFFY、コロッケ、DAIGOが出演し、エンタメ性満点のステージで客席を湧かせた本イベントは、年代もジャンルもバラバラな“超”ゲスト陣と超特急との化学反応が最大の見どころ。この日もベリーグッドマンDJ和FLYING KIDSと、一見、超特急とは接点の見つからない面々を迎えつつ、だからこその新たな出会いと刺激で、会場の東京国際フォーラム・ホールAを埋め尽くした5000人を沸騰させた。

イベントのテーマである“超”夏まつりに則って、ステージに設置された巨大な祭やぐらに超特急の6人が姿を現すと、“『“超”超フェス』2日目始まりました。皆さん楽しんでいきましょう!”というカイの号令から「Jesus」でライブをスタート。発売直後の新曲にもかかわらず、8号車と呼ばれるファンと共に踊り、客席を揺らしまくるその浸透力の高さは驚くばかりだ。また、初日とは柄違いの涼やかな甚平を着用してのパフォーマンスも、夏祭り感満点で実にレア。“男性!”“女性!”“お子さん!”と呼びかけるユースケの元気印も相まって、彼らの若さとパワーを引き立たせる。

お祭りでの好きな屋台について6人がトークし、リーダーのリョウガが“この『“超”超フェス』を人生というくくりの中で一番の祭りにしていこうぜ!”とキメる間に舞台上ではセットチェンジが。ズラリと楽器が並び、“超”ゲストのトップバッターを飾ったのは30年のキャリアを誇るファンクバンド・FLYING KIDSだ。両手を高く掲げてのクラップから「ラッセーラ」を勢いよく届けると、客席ではカラフルなペンライトが軽快にリズムを取ってゆく。
8月09⽇@東京・東京国際フォーラム ホールA(FLYING KIDS)

8月09⽇@東京・東京国際フォーラム ホールA(FLYING KIDS)

やぐらに紅白幕&提灯が彩るにぎやかなステージに、ツインギターのバンド編成+コーラス、キーボード、パーカッション、サックスのメンバー9人が並ぶ様は非常に壮観。さらに大所帯から繰り出される分厚いファンクサウンドと情熱的なラテンのノリは、直前のMCでカイが“リハを観て鳥肌立った。ユーキと「カッコいいな!」って、ずっと言ってた”と語っていたのも納得の味わい深さ。“大人の階段を上りすぎた俺たちだけど、もっと盛り上げてね”と呼びかけたボーカルの浜崎貴司に、8号車も大声援で応えてみせる。

「ファンキースター」ではエモーショナルなサックスソロに続き、アロハシャツに着替えた超特急のダンサー陣が順にソロダンスで魅せたあと、やぐらに揃って踊る下で浜崎貴司とタカシの“Wタカシ”が交互に歌うという、なんとも贅沢なコラボレーションも。フェイクを交えてブルージーなノリを醸すタカシは、FLYING KIDSの熟したお洒落感とも意外なほど相性が良く、彼の新たな可能性を垣間見せた。

そして“平成の間に歌い続けた曲を”と、平成2年に発表したデビューシングル「幸せであるように」で会場に優しさと幸せの波動を贈り、94年のヒット曲「風の吹き抜ける場所へ」で爽やかな夏風を薫らせてライブを締め括り。右へ左へ大きく揺れるペンライトが、超特急メンバーの内4人が生まれた年のCMソングを彩るという光景も、まさしく『“超”超フェス』だからこそのものだ。

OKMusic編集部

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