Royz、1月15日、9thシングル『LILIA
』発売決定!!全国ワンマン・ツアーも
解禁!!

総合チャートでも11位にランクイン。数多くのヴィジュアル系専門店でも発売週No.1を獲得。耳心地良いリフや口づさみやすいメロディーも特徴的とはいえ、剥き出しな攻撃性を押し出した内容のよう、『EGOIST』は決して大衆性を持った楽曲ではない。むしろ、ライブで活きる毒々しさを前へ押し出した曲調がヴィジュアル系ファンたちの間で高い支持を得たように、Royzが次世代のヴィジュアル・シーンの中心軸を担う存在として期待されていることを、その数字が証明してくれた。
その反響はライブにも直結。『DIRGE OF EGOIST』ツアーのファイナルとして9月23日(月)にZepp Tokyoで行った、通算100回目を記念したワンマン・ライブにも数多くの観客たちが来場。巨大なライブハウスを熱狂という色に染め上げた。

最近では、国内のみならずアジア各国でも定期的にワンマン・ツアーを行うなど、確実に活動の領域や規模を広げ続けているRoyz。
彼らがZepp Tokyoの舞台上で嬉しいニュースを2つ発表してくれた。1つ目が、2014年1月15日(水)に通算9枚目となるシングル『LILIA』の発売だ。今回は、「初回限定盤A/B」「通常盤C/D」と4-Styleで届けられる。

　スケールあふれたシンセの音色に絡みつく、美しくも先鋭的なギターリフからの幕開け。歌のパートでは、刹那な歌声とデスボイスが絡みながら、サビに向かい嘆きの表情を増幅させてゆく。
今にも感情壊れそうな声で唄いあげてゆくように、表題歌の『LILIA』は、胸掻きむしる歌に耳が強く惹かれながらも、ライブで活きる疾走性を内包。様式美性を持ったシンフォニックハード/メロな楽曲として完成。
歌詞は、「寂寞に溶け込み、暗闇を好む」という一節も記されているように、愛する想いが空回り、独りよがりな恋心に悩み葛藤。妄想や自己嫌悪に陥ってゆく"僕"の嘆いた心模様を、痛々しく描写している。とても美しいギターの旋律が耳に響く楽曲だからこそ、心の嗚咽にも似たヴォーカル昴の悲壮さを持った歌声が、相反する表情として痛烈に胸へ突き刺さってきた。

全2曲を収録した「初回限定版A」には、『LILIA』のPVを。「初回限定盤B」には、『LILIA』のマルチアングルPVと、9月28日に大阪IMPホールで行われるRoyz 4周年記念のライブ映像を。「通常盤C」と「通常盤D」の3曲目には、それぞれ異なる楽曲を収録し、発売することが決定している。

そしてもう1つのニュースが、シングル『LILIA』を手にした全国ツアー「2014 SPRING ONEMAN TOUR『Red Desire「LILIA」』」の開催だ。今回は、熱気を間近に覚える密接さを持ったライブハウスを中心に実施。冬から春先にかけてのライブとはいえ、今年の夏並の熱気を会場内で味わえるツアーになることは間違いない。
さらにツアー・ファイナルの地として選んだのが、4月29日(火・祝)の新木場STUDIO COASTでのライブ。こちらも大規模なスタンディング会場だけに、かなりの熱気を味わえそうだ。

他にも、1月にはアジア各国を舞台にしたワンマン・ツアーを開催。2月にはギターの和稀とヴォーカル昴のワンマン聖誕祭も実施。全国ツアーと平行し、毎回テーマ性を持った数多くのインストア・イベントも行われるだけに、ライブと同時に、そちらもチェックしていただきたい。

　最後に、9月28日(土)に地元である大阪は松下IMPホールにて、Royz結成4周年を記念したワンマン・ライブ「Royz 4th Anniversary ONEMAN LIVE～『4U』」を開催。12月31日には、ファンクラブ「WINGS」限定によるカウントダウン・ライブも渋谷REXで行われる。こちらにも、ぜひ足を運んでもらえたら幸いだ。


年明け早々に怒濤の展開が控えているRoyz。今のバンドの持つ勢いがどれだけ増幅してゆくのか、楽しみにしていたい。


TEXT:長澤智典