【インタビュー】民族音楽色もグロウ
ルもたっぷり、これぞアモルフィス

フィンランドのアモルフィスが、13枚目となるニュー・アルバム『クイーン・オブ・タイム』を5月16日にリリースした。17年ぶりにバンドに復帰したベーシスト、オーリ=ペッカ・ライネに色々と話を聞いてみた。
オーリ=ペッカ:遅れてごめん。前のインタビューが長引いてね。
──全然構いませんよ。
オーリ=ペッカ:でも日本人はとても時間に几帳面だろ(笑)。
──確かにそういう面はあるかもしれませんが(笑)。ではインタビューを始めましょう。ニュー・アルバム『クイーン・オブ・タイム』はあなたにとって17年ぶりの復帰作となりました。一体どのような経緯で復帰することになったのですか?
オーリ=ペッカ:まあ大して面白い話ではないのだけど、ある日仕事を終えてバッグの中の携帯をチェックしたら、エサ(ホロパイネン)から着信が入ってたんだ。もちろんエサとはずっと友達のままだったけれど、電話が来るというのは滅多にないことだった。だからきっと何か特別な用があるのだろうということは、ピンときた(笑)。そのときアモルフィスは北米ツアー中で、アメリカからわざわざかけてきたんだ。それで話してみると、ニコラス(エテレヴォリ)がおそらくバンドを抜けるので、北米ツアーの後、彼の代わりに数回ベースを弾いてくれないか、と。まったく突然の話だったんだよ(笑)。とても驚いた。俺はこの20年間勉強をしたり仕事をしたり、とても安定した生活を送っていた。朝7時に仕事に行って、4時頃帰ってきて、夕飯を作って、本を読んで、バンドのリハーサルに行って、みたいな感じでね。アモルフィスに戻るということは、これとはまったく違うライフスタイルになるということさ。だけど一方で、話を聞いた瞬間から、俺はこの話を受けなくてはいけないとも思った。アモルフィスというのは俺の重要な一部だとずっと感じていたから、すぐにOKしたんだ。ところが、数回のショウのはずが、あっという間に大きなアリーナでプレイするヨーロッパツアーの40回になって(笑)、で結局今このように正式なメンバーとしているわけさ。
──17年ぶりのアモルフィスは、どんな感じでしたか。以前とは違っていたか、それともやはり我が家みたいな感じだったのでしょうか。
オーリ=ペッカ:戻った時は我が家という感じがした。馴染みがあってノスタルジックな感触だった。だけどだんだんと色々な感情が入り混じってきたんだ。何しろライフスタイルが180度変わったわけだろ。心理的な葛藤も起こり始めた。アモルフィスとしての活動もやりたい。だけど一方で20年間馴染んだ生活も恋しいし、家にいて家族と一緒に過ごしたい。ソファーに座ってテレビを見たいとかね(笑)。だけど幸い他のメンバーがサポートしてくれたし「お前はアモルフィスにいるべきだ。お前が必要だ」って言われてさ。とても感謝しているよ。葛藤はあったにしてもね。バンドに戻るという決断は簡単だったし、ライヴをやるのは最高に楽しい。だけどもうすぐ50歳でこのライフスタイルは厳しいというのも事実さ(笑)。まあでもとにかくバンドをやるというのはエキサイティングだよ。日本に行くのも楽しみだし、アメリカやカナダでプレイするのも待ちきれない。
──17年前と変わっていた面はありましたか。
オーリ=ペッカ:少なくともメンバーのみんなは変わってなかった。毎晩パーティをして、くだらないバカな冗談ばっかり言っていて(笑)。やつらはバカな話ばかりしてるんだよ。みんな温かくてグレイトな奴らさ。だけど色々なやり方は変わっていた。テクノロジーが発達したからね。1990年代は、曲作りをする時はみんなで集まらなくてはいけなかったけど、今はみんなPro Toolsを家に持っていて、それぞれが家で作ればいい。個人的には良いことだとは思わないけど、まあでもそういう時代だから仕方がない。あと、色々とプロフェッショナルになっていた。マネジメントも付いてロード・クルーもいるから、おかげでライヴ中もずっとギターのチューニングが合っている(笑)。とても助かるよ。当時はマネジメントなんていなくて、いても酷いものだったからね。
──あなたがアモルフィスを抜けたのは、音楽的方向性が納得できなかったからと記憶しています。
オーリ=ペッカ:確かにそれもあったのだけど、脱退した理由はほかにもあった。バンドはあの当時、なんて言えばいいかな、あまり良い時期ではなかったんだよ。金銭的な面でも良くなかった。お客さんも数も減っていて、2000人が200人になってしまっていた。そうなると、モロに俺たちの収入に影響してくる。ムードも悪くなってね。音楽的にもあまりやる気がなくなってしまった。10年間音楽的に色々なことを試してきて、その先どのようなアプローチをするべきかわからなくなったんだ。メンバーの中にはフォーク・メタル路線に反対するものもいた。俺は『Elegy』みたいなフォーク・メタル路線をやりたかったんだ。他のことをやりたいという気持ちもわかるけど、あの頃俺はそれをやりたくなかった。バンドとしても行き詰まっている中で、俺はバンドを抜けるという選択肢しかなかったんだ。バンドを抜けて、勉強や仕事をするという決断をしたのさ。
──今回の『クイーン・オブ・タイム』は、あなたの中で納得できる方向性であったということでしょうか。
オーリ=ペッカ:新作のスタイルは100%支持するよ。この作品は、俺にとって馴染みのアモルフィスだし、1990年代への目配せもあるだろ?俺が当時最後に参加した『Tuonela』よりも、グロウルのヴォーカルもたくさん入っていて、『Tuonela』には欠けていたと思う民族音楽からの影響もたっぷりある。そういう要素が戻ってきている。まあこれはトミ・ヨーツセンが加入した『Eclipse』あたりから始まっていることだけれど。『Eclipse』が出た時、エサに「おめでとう、このアルバムは素晴らしいよ、ベース・プレイヤーが必要な時はいつでも言ってくれ」って言ったんだ。
──アモルフィスがフィンランドの民族音楽を採り入れているのは不思議ではないのですが、一方でアラブやインドあたりの音楽からの影響も顕著なのは何故ですか?
オーリ=ペッカ:フィンランドのプログレッシヴ・ロック・バンドには、いくつかそういう要素を採り入れているバンドがいる。例えばPiirpauke。彼らはプログレッシヴなフォーク・ロックをやっていて、フィンランドだけでなく、東の方の民族音楽なども採り入れている。日本のものもやっているんじゃないかな。バンドのリーダーは世界中を旅していて、アフリカに行ってアフリカのミュージシャンと一緒にやったり、奥さんがトルコ人なのでトルコにも行ったりなんかしている。俺たちはみんなPiirpaukeをよく聴いているので、インドのスケールを使うというのは、彼らからの影響と言えるかな。それからKingston Wallからの影響も大きい。Kingstone Wallのギタリスト、Petri Walliと、Piirpaukeの元ギタリストHasse Walliは兄弟なんだよ。だからアモルフィスとKingston Wall、Piirpaukeは密接につながっているのさ。Piirpaukeを聴いてもらえれば、アモルフィスは彼らの1970年代の作品から大きな影響を受けていることがわかると思う。彼らは1970年代からやっていても、今も活動しているんだ。PiirpaukeのSakari Kukkoは『Tuonela』でサックスも吹いているし。というわけで、簡単に中近東の音楽からの影響をまとめると、こんな感じ(笑)。
──『クイーン・オブ・タイム』のコンセプトはどういうものですか?
オーリ=ペッカ:正直なところ、俺はアルバムのコンセプトの深い部分まで答えるのにふさわしい人物ではない。Pekka Kainulainenが歌詞を書いているからね。基本的には今回もカレワラに基づいた内容になっている…というか、Pekkaには「カレワラに基づいたもので」というインストラクションだけを与えているんだ。俺たちの歌詞には「速い車」みたいな内容は出てこない。どれも、読んだ人が自分に当てはまると思えるような内容なんだ。「グレイン・オブ・サンド」などは、その一番良い例だと思う。この曲はこういう内容についてだ、というようなきっちりしたものではなく、誰もが個人的に受け取れるんだよ。Metallicaの『...And Justice for All』の歌詞もそんな感じだろ?歌詞を読むと、誰もが独自の意味を見出せる。そうすると、音楽的にも個人的な繋がりを見出せるようになる。だから俺たちも同じようなやり方をしているんだ。読んだ人は、俺が思うのとは全く違う解釈をするかもしれない。だけどそれで良いんだよ。
──アルバムのアートワークは何を表しているのですか。頭蓋骨に蜂がいて、全体的にサイケデリックな感触がありますが。
オーリ=ペッカ:そうだね。『Under the Red Cloud』と同じアーティストの手によるもので、彼には「蜂と頭蓋骨を入れて欲しい」ということを伝え、あとは歌詞だけを渡した。『The Chosen Skull』というのもアルバム・タイトル候補の1つだったんだ。蜂は生を、頭蓋骨は死を象徴している。陰陽の考え方だよ。この惑星の人類という存在が、歩んでいる道さ。これがジャケットが表していることなんだけれども、もちろん見た人それぞれが独自の解釈をしてもらって構わないよ。蜂も頭蓋骨も、色々な解釈が可能だろうからね。
──今回本物のストリングスで中近東っぽさを出していますが、これはプロデューサーのイエンス・ボグレンによるアイディアなのでしょうか。
オーリ=ペッカ:そう、イエンスのアイディア。あんなストリングスが入るなんて驚きだったよ(笑)。デモの段階ではキーボードでやっていて、それでも良かったんだけど、本物のストリングスを入れられるようになったから、ぜひやろうと(笑)。とても興味深かったよ。俺たちとってはまったく新しい要素だけど、アモルフィスは常に新しいアイデアを実験してきたバンドだから「いや、これは俺たちにはさすがに奇妙すぎるよ」なんていうことを言うバンドではないんだ。変なことをやるのが大好きだから。
──変というより、とてもしっくり来ている感じがしました。
オーリ=ペッカ:そうだね、奇妙ではあるけれど聴き慣れていると言うか、とても良い感じだよ。
──あなたとヘヴィ・メタルとの出会いはどのようなものだったのですか?
オーリ=ペッカ:KISSやAC/DCが最初だった。この2つが初めて夢中になったヘヴィなバンドだったよ。それからLed Zeppelinをラジオで聴いたり、やがてトラディショナルなヘヴィ・メタルも聴くようになった。AcceptやLoudness。Loudnessは俺の大好きなバンドのひとつさ。あとはMotley Crueとか、いわゆるオールド・スクールなバンド。ああいう音楽をリアルタイムで経験できたのはとてもラッキーだったと思う。レコード屋に行って、Kiss『Animalized』やLoudness『Thunder in the East』、M0tley Crue『Theatre of Pain』を発売日に買った。他にも『Reign in Blood』や『Master of Puppets』、Morbid Angel『Altars of Madness』とかもね。ノスタルジーではなくリアルタイムだったのはよかった。もちろんBlack SabbathやLed Zeppelinはノスタルジーだったけれど。1980年代のクラシックなハード・ロック、ヘヴィ・メタルが俺のルーツだよ。
──フィンランドは1980年代、あまり国際的に知られたスラッシュ・メタル・バンドはいませんでしたが、1990年代に入り、突然デス・メタル・シーンが爆発した感じでしたよね。これは何故なのでしょう。
オーリ=ペッカ:実際は1980年代にも、それなりの数のスピード・メタルやスラッシュ・メタルのバンドはいたんだ。だけどほとんどのバンドはブレイクしなかった。個人的には、それは英語の問題だったのではないかと思う。きちんとした英語で歌うことができるバンドがいなかったからね。ところがデス・メタルになって、ヴォーカルがグロウルになると、英語の発音なんて関係なくなる。興味深いデス・メタル・バンドをやるのに、英語をパーフェクトに発音する必要なんてない。完全に音楽だけの勝負になる。デス・メタルでは、ヴォーカルは二次的なものだからね。メロディック・デス・メタルでは特に他の楽器がリード・メロディを担当して、グロウルのヴォーカルはエフェクト的な要素として捉えられる。1990年代になってフィンランドのバンドが有名になったのは、こういう理由なんじゃないかと個人的には思っているよ。1980年代にもStoneみたいなバンドはいたけど、フィンランド国外でも有名になったのは、彼らくらいだよね。
──アモルフィスはデス・メタル・バンドとしてスタートしましたが、その後さまざまなスタイルの音楽を吸収していきましたね。きっかけは何だったのでしょう。
オーリ=ペッカ:俺たちは当時デス・メタル・ファンであったけれども、当然他の音楽も聴いていた。1980年代から、プログレッシヴ・ロックなんかも聴いていたよ。俺のお気に入りのフィンランドのスラッシュ・メタル・バンドにOppressionというのがいる。当時俺はファンジンをやっていて、そのベーシストにインタビューしたんだ。そこで彼が、King Crimsonというバンドから大きな影響を受けていると言っていてね。確か1988年だったと思うけど、当時俺は、そのKing Crimsonとは一体どんなバンドなのだろうとすぐに調べたんだ。それがきっかけで、エクストリームなプログレッシヴ・ロックを発見したんだよ。だからアモルフィスを始めて、デス・メタルをプレイしていた頃も、すでにプログレッシヴ・ロックにはハマっていた。それにデス・メタルだけをプレイし続けるということに飽き始めてもいたし、フィンランドのデス・メタル・バンドの間で、誰が一番オリジナリティがあるかみたいな競争も起こっていた。当時Xysmaというバンドがいて、彼らはデス・メタルとロックをミックスしていたんだ。それで彼らへの対抗心みたいなものもあったんだよね。どっちがよりオリジナルかみたいな。それでデス・メタルとしてのルーツは保ちつつ、新たな影響というのをどんどん採り入れていくようになった。大人になるにつれ、ただデス・メタルだけを演奏するというのも幼稚な気がしていたし、他のスタイルの音楽も好きでプレイできることを示したかった。もちろんリスクもあったけど、結局はチャレンジした甲斐があったと思う。Kasper Martensonが加入したというのも大きかったな。キーボードが加わって、やりたいことが色々やれるようになったからね。
──Xysmaへの対抗心とはずいぶん面白い話ですね。
オーリ=ペッカ:彼らのことはとても尊敬していたんだ。頑固に自分たちがやりたいことをやるバンドだったから。アーティスティックで、商業的なことは一切考えていなかった。Black Sabbathみたいな曲をグロウルでやったり、とても彼らのアティテュードには関心させられた。彼らの『Yeah』(1991年)というTomas SkogsbergとSunlight Studioで作ったアルバムは最高だよ。だけどXysmaの存在が変化の理由のすべてではない。俺たち自身、何か違うということをやりたいという欲求もあったしね。
──お気に入りのメタルのアルバムを3枚教えてください。
オーリ=ペッカ:それは難しいな。メタルの定義はどうしよう。
──そこはお任せします。
オーリ=ペッカ:たくさんあるけど、やっぱりMetallicaの『...And Justice for All』。これは最も影響力のあるメタルのアルバムのひとつだよね。非常にプログレッシヴだけど同時にとてもメタルだ。ロックではなくピュアなメタルなんだけど、プログレッシヴなんだよ。非常に複雑な曲、そして歌詞も素晴らしい。当時Metallicaのライヴも見たけど、それも最高だった。プレイもパフォーマンスもね。それからMorbid Angelの『Altars of Madness』。これはシーンのあり方を変えた作品だよ。最初の本当にブルータルなデス・メタルのアルバムで、すべてを変えてしまったよね。もちろんそれ以前にDeathやAutopsyもいたけれど、彼らはどちらかというとトラディショナルなデス・メタルだった。でもMorbid Angelは、モダンなスタイルだった。プログレッシヴな一面もあったし。あとは、Iron Maidenの『Powerslave』かな。なかなか良い3枚だろ(笑)。
──6月の来日公演はどういうものになりそうですか?
オーリ=ペッカ:日本ではヘッドライナーだから新曲も最低4曲は演奏するよ。ちょうど新曲のライヴ用リハーサルも始めたところなんだ。おそらくすべてのアルバムからの曲を演奏すると思う。来てくれた誰もが楽しめるライヴになる。日本に行く前にも何本かライヴが入っているし、とても良いステージを見せられると思うよ。とても楽しみにしているよ、時差ボケ以外は(笑)。
──時差ボケは避けられないですね。
オーリ=ペッカ:そうなんだよ(笑)。日本の後フィンランドに戻って、すぐにフェスティヴァルに出るので、一体どうなるのか興味深いよ(笑)。新しいステージセットもあるので、楽しみにしていてほしい。
──では最後に日本のファンへのメッセージをお願いします。
オーリ=ペッカ:日本に行くのをとても楽しみにしているよ。俺が日本に行くのは、確か1998年頃、クラブ・チッタと大阪でやったとき以来だから。あの時も素晴らしかった。最高のショウをやることを約束するよ。まずはじっくりと『クイーン・オブ・タイム』を聴いて、曲を覚えてくれ。そうすればきっとさらにライヴを楽しめるからね。
   ◆   ◆   ◆
グロウルも民族音楽色もたっぷりとなれば、『クイーン・オブ・タイム』がみんなが待ち望むアモルフィスでないはずがない。1990年代からのファン、そして最近アモルフィスにハマった若いファン、誰もが楽しめる傑作に仕上がっている。そして6月には来日公演も控えている。まずはそれまでじっくりと『クイーン・オブ・タイム』を聴きこもう。
写真クレジット:Lars Johnson

レコーディングスタジオ写真:Olli-PekkaLaine

<AMORPHIS JAPAN TOUR 2018>

2018年6月13日(水)

渋谷 CLUB QUATTRO

開場・開演:OPEN 18:00 / START 19:00

¥7,500-(税込/All Standing/1Drink別)
2018年6月14日(木)

梅田 CLUB QUATTRO

開場・開演:OPEN 18:00 / START 19:00

¥7,500-(税込/All Standing/1Drink別)

2018年5月16日日本先行発売

アモルフィス『クイーン・オブ・タイム』

【100セット通販限定 直筆サインカード付きCD+Tシャツ】¥6,000+税

【完全生産限定CD+Tシャツ】 ¥5,000+税

【通常盤CD】 ¥2,500+税

※日本盤限定ボーナストラック収録/日本語解説書封入/歌詞対訳付き
【メンバー】

トミ・ヨーツセン(ヴォーカル)

エサ・ホロパイネン(リードギター)

トミ・コイヴサーリ(リズムギター)

オーリ=ペッカ・ライネ(ベース)

サンテリ・カリオ(キーボード)

ヤン・レックベルガー(ドラムス)

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