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KANA-BOON × 三国ヶ丘FUZZ 田原ベル
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三国ヶ丘FUZZ

三国ヶ丘FUZZ店長 田原ベル

PROFILE:在籍13年。もともとバンドをしていて自分の曲をレコーディングMIXなどしているうちにレコーディングにはまり、レコーディングエンジニア、PA、ブッキングを経て現在三国ヶ丘FUZZ店長として働いております。

住所:〒590-0024 大阪府堺市堺区向陵中町4-4-32 チボリビル1F
電話番号:072-256-7666
HP:http://www.mikunigaoka-fuzz.com/

KANA-BOONは三国ヶ丘FUZZの誇り

出会った時のKANA-BOONに対する第一印象を教えてください。

目をキラキラ輝かせながら挨拶してくれたのを覚えています。最初は友達の企画ライヴで出演してくれたんですが、それからFUZZに出演してくれるようになり、よく打ち上げで朝まで過ごしました。自分たちが出演していない日でもFUZZに来て過ごしていましたね。今思うとここは彼らの居場所で、バンドマンとしての青春の全てがFUZZだったかもしれません。

当時と現在とで何か変わったと思うところはありますか?

最近会った時も思いましたが、基本は変わってないと思います。少し大人っぽくなったなぁとは思いますけど。当たり前ですが、ひとりの大人として会話するようになりました。当時は子供のような、弟のような存在だったので。

逆に、田原さんはどのような印象を持たれていたと思いますか?

ビール魔人だと思われていたと思います。

今までで一番印象に残っているライヴは?

初めてワンマンライヴをした時に大きな台風が来て、中止にするかを直前までメンバーと悩んでたんですがリハが終わると晴天になり無事開催することができました。初ワンマンはKANA-BOONらしく、ライヴだけではなくてビンゴゲームなどお客さんを楽しませるコンテンツを用意していたり、当時からお客さんに楽しんでもらうことには労を惜しまないバンドでしたね。

メジャーデビュー5周年を記念して3月に三国ヶ丘FUZZ にて5日間連続ライヴを行ないましたね。

デビュー前からの約束で、僕もメンバーもずっと待ち望んでいた凱旋だったのですごく感慨深かったです。初日のリハの時にKANA-BOONが5年前と変わらずFUZZのステージに立って演奏してる姿を観て、自然と涙があふれました。言葉ではなくステージでKANA-BOONの想いが伝わりました。その辺のカップルより愛し合ってると思います。

三国ヶ丘FUZZが影響を受けたことはありますか?

すごくあります。僕たちスタッフも彼らの愛で成長しました。とてもFUZZを愛してくれたので、スタッフみんなが自然とKANA-BOONのために身体が動き応援してました。バンド運営に関しても影響を受けて、地元のライヴハウスから普通は市内のライヴハウスへ行くというのが当たり前の時代にFUZZをホームとしてここからメジャーまで行けるというのを証明してくれて。結局はバンド次第で何とでもなるんだと可能性を教えてもらった気がします。

この仕事へのこだわりはどういったことですか?

今だけが楽しくて、時が経ち気付いたら何にもなかったという場所ではなく、その先も楽しくなるような場所にしたいと思ってます。地元のライヴハウスなのでバンドや音楽やり始めのミュージシャンが多く出演していますが、最初で左右されると思いますので、できるだけ音楽を続けられるように、音楽で食べていけるように接しています。

KANA-BOONのここだけのエピソードなどがあれば教えてください。

ギターのツナくん(古賀の愛称)がとても真面目で、ライヴが終わった直後に控え室で間違えたところをずっと練習していたのを覚えています。

長年観てきて感じるバンドの強みとは?

いろいろあると思いますが、僕はKANA-BOONの人間性。すごくいい奴らだから、彼らに関わる人みんな応援したくなるし、FUZZからメジャーに行っても5年間ずっとやってこれたんだと思います。周りを巻き込む力が人一倍あります。あとはずっと音楽が優先順位の一番で、何かに乗っかるのではなく自分たちで道を切り拓いてきたバンドなんで気持ちがすごく強いバンドだと思います。昔から何か問題や壁に当たっても乗り越えてマイナスをプラスに変えてきたので、安心して見ていますね。

では、三国ヶ丘FUZZにとってKANA-BOONの存在とは?

KANA-BOONは三国ヶ丘FUZZの誇りです。

最後にひと言お願いします!

メジャーデビュー5周年おめでとう! いろいろ大変だと思いますが、FUZZに帰ってきて充電できたと思うのでこれからも突っ走ってください。何があってもKANA-BOONの実家は三国ヶ丘FUZZなので。次は10周年凱旋できるように、また帰って来れるよう、誇れる場所になるよう、ビールを飲みながら守っときます。

OKMusic編集部

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