【インタビュー】吉田凜音「人生の中でも絶対大事なアルバムに」17歳の彼女が貫く音楽世界

【インタビュー】吉田凜音「人生の中でも絶対大事なアルバムに」17歳の彼女が貫く音楽世界

【インタビュー】吉田凜音「人生の中
でも絶対大事なアルバムに」17歳の彼
女が貫く音楽世界

ゲーム好きという新たな一面も
――吉田さんは、UtaTen初登場ですのでまず自己紹介も含めて趣味や特技から教えていただいてもよろしいでしょうか?
吉田凜音:趣味はゲームです。特技は、まだ見つけられてないです。
――ゲームってどういうゲームをやられるんですか?
吉田凜音:ゲームは結構わりとやってて、テレビゲームや携帯ゲームを普通にやったりしますね。
――意外とゲーマーなんですね!
吉田凜音:ゲーマーです!
――吉田さんは今年で高校3年生になると思いますが、クラス替えもある時期ですよね。
吉田凜音:私芸能の高校なんです。それでなかなか学校行けてなくて、名前も知らない子もいっぱいいるので、新学期が来るとかそういう感じじゃないんですよね。仕事に専念したかったので、芸能コース行ったんですけど。でも3年生ではクラスがバラバラになっちゃうらしくて、仲良い子となんないか不安ですね。
――芸能コースもクラス替えがあるんですね。
吉田凜音:そうなんですよ。芸能とスポーツが一緒で人数めちゃ増えちゃったらしくて、クラスが二つになるらしいんです。それでバラバラになる可能性があって。
――そうなんですね。学業とアーティストとの両立って大変ではないでしょうか?
吉田凜音:宿題が結構多いんですけど、わりとみんな大変だから助け合ってやっているので、学業のほうは全然苦戦してないですね。それこそ通信なので仕事に専念できます。
――好きな科目はありますか?
吉田凜音:好きな科目は、やっぱり体育が好きですね。動くの結構好きなんです。ゲームとは逆ですけど(笑)。わりとどっちも大好き派ですね。
――ライブの映像も拝見しましたが、踊りが激しいですよね。かなり動かれていて。
吉田凜音:はい。踊りながらラップして歌ってって感じなので、結構ハードなんですよ。でも、すごく楽しいです。
――ラップと歌を織り交ぜた楽曲が持ち味だと思うんですけど、元々ラップを始めたきっかけってあったんでしょうか?
吉田凜音:始めたきっかけは大人の方が、私に企画をくださったのが始まりです。「凜音ちゃん、ラップやったら面白いんじゃない?」みたいな。そういうノリで来て、私もノリで「え?面白そうじゃん、やろう!」みたいな感じで答えて。そしたら意外と「すごいね」みたいな声がいっぱい来たので、「あ、これいいんだ」と思って今に至るって感じですね。
――元々憧れてるアーティストさんとかラッパーさんがいた訳では…?
吉田凜音:そういうわけではないんです。ラッパーをやり始める迄は、ラップは全然聴いてなかったですね。
――東京事変さんがお好きだとお伺いしました。
吉田凜音:そうですね。東京事変さんやZAZEN BOYSさんとかも大好きで、ラッパーが好きっていうわけでもなく、逆に聴かないようにしていますね。
――聴かないようにしていたんですか。
吉田凜音:はい。ラップって歌より勝手に寄せちゃう部分があるんです。それに、ラップって個性だと思うので、そこを聴いているうちに入り込んじゃうかなと感じていたので、最初の頃は、あんまり聴かないようにしていました。
――吉田さんが思うラップの魅力ってありますか?
吉田凜音:ラップの魅力はライブごとに全然違うように聴こえたりとか、違う言葉が強く聴こえたりとか、お客さんに対してドストレートに言葉を話すことができるのが、すごいラップの面白さかなって思いますね。
――ラップを始めたときって苦戦されたりしませんでしたか?
吉田凜音:勢いとかノリとか、感性でいきました(笑)昔から音楽が常に一緒にいる状態だったんですよ。小学生の頃からフェスに泊まり込みで行ったりとかをしていましたので、音楽が日頃からみたいな感じはありましたね。
――幼少期に聴いていた音楽などは?
吉田凜音:その当時は、変わらず東京事変さんとか。そこはずっとですね。和な感じが好きなんです。浴衣着て歌ったりとか、パフォーマンスやライブとかも凄くて。椎名林檎さんにしか出せない言葉とかもいっぱいあるので、そこは魅力的に感じますね。
私のやりたい放題でアルバムを作らせて頂いた
吉田凜音「BQN」Music Video short ver.
――『SEVENTEEN』が発売される心境をお聞かせください。
吉田凜音:発売される心境は、こんなすぐにアルバムを出せるとはまず思っていなかったので、今回アルバムを出せるということになってとても嬉しかったです。アルバムって自分が伝えたいことだったり、やりたいことがいっぱいできる部分でもあるので、今回は私のやりたい放題でアルバムを作らせて頂いたと思っています。なので、すごい良いアルバムになったので最高です!
――『SEVENTEEN』というタイトルは吉田さんが付けられたんでしょうか?
吉田凜音:そうです。17歳って自分にとってすごい不思議な年齢に感じていて、16歳だったら子供だし18歳だったら大人な感じがすごい昔からしていたんです。それって自分にとってすごい大事な歳だなと思ったので、その年齢でアルバムが作れて、伝えたいことをいっぱい詰め込んでっていう事をしたいなって。大人になっても17歳でこういうアルバムを作ったんだってわかるようなタイトルにしたいなっていう想いもありましたので、『SEVENTEEN』というタイトルにしました。
――4月25日にリリースされた初のフルアルバム『SEVENTEEN』の1曲目『BQN』は、世間への不満を赤裸々にぶつけた攻撃的ナンバーですね。
吉田凜音:そうですね。『BQN』はもうガッツガツなラップ1曲でやりたかったので、17歳でしか歌えないような曲をお願いして作っていただきましたね。オラオラな曲です。
――歌詞の「吉田の前ではインスタ映えとかチャラい真似はやめなされ」とかインパクトありすぎではないですか。
吉田凜音:そうですね(笑)「インスタ映えとかチャラい真似はやめなされー」って言ってます。
――吉田さんの想いを作詞家さんにお話して制作していったのでしょうか?
吉田凜音:そうです。この『BQN』を作ってる方は『凜音ラップ』を初めて作ってくれた方なので、ものすごい私のことを分かってくれているんです。サビとかも笑ってる感じや、馬鹿にしてるような感じとか、なんか子供感やちょっとイラッてするような所を入れてもらって。でもそこが10代にちょっと共感できたりとかするような歌になっているんです。
――吉田さん自身「インスタ映えとかチャラい真似はやめなされー」って思ったりしますか?
吉田凜音:チャラいインスタの人もいますよねって感じです(笑)。特定したらあれですけど、そういう人っていっぱいいるなって。かなり私自身に近いような歌ですね。
――では、『BQN』の魅力を教えてください。
吉田凜音:一番私をわかってくれてる方が作詞作曲をしてくださったので、自分の強い部分や、強気な部分が歌にされたっていう感じがします。自分でもすごい素で歌ってる感じがライブをしていてもわかりますし、楽しいです。ライブをしている時に、皆の表情がすごく良いので、『BQN』をやっている時は面白いと思います。
――『BQN』をやっている時って、どういう感じでファンの方はノラれているんですか?
吉田凜音:なんか、こう来るぞ、来るぞ!みたいな感じです。振り付けも結構オラオラしているので、もうどっちも挑発してるみたいな感じがすごい面白いですね。
――撃ち抜くポーズとかはやはりやられるんですか?
吉田凜音:あ、やりますよ。バキューン、バキューンって。それを一緒にやったりとか、みんなでしますね。
――歌詞サイトなのでこの『BQN』の中から一番好きなフレーズを教えてください。
吉田凜音:「踊れないの誰のせい?笑えないの誰のせい?不満ばかり誰のせい?それはあれだ知りません!つまんないの嫌いだから退屈から逃げ出すんだ私許可を出すからみんな好きに暴れろ!」 です。
――ここを選んだ理由は?
吉田凜音:なんだろう。最後に丸めてポイってする感じがするんです。(笑)誰のせいって言って、知りませーんみたいな。クソガキ感っていうか、その感じと、あとサビにいく、来るぞ、来るぞっていう感じ。「みんな好きに暴れろ」みたいな感じも好きですね。暴れてほしいですね。
――17歳だからこそこの『BQN』は歌えますよね。
吉田凜音:そうなんですよね。「くだらねえ奴にふざけんな」とか言えないですからね。20代(笑)。
――『BQN』を歌う時って、どういう感情で歌われていますか?
吉田凜音:もう挑発的に。笑ってヘラヘラしてみたいな感じですかね。
『EYE CANDY』は強気な女の子が本音をジワジワと話しているような曲
――『EYE CANDY』はどういう意味合いを持つ楽曲になりますか。
吉田凜音:これはすごく切ないけど、音楽自体がちょっとポップで可愛い曲になっています。それもって「かかってきなよ!」とかちょっと強気なところとかもあって、強気な女の子がちょっと本音をジワジワと話してるような曲かなって思います。
――作詞はフレンズのおかもとえみさんが担当されています。楽曲を受け取った時ってどんな印象がありましたか?
吉田凜音:すごい私的にやりたかったっていう感じでした。やっぱり歌とラップを織り交ぜて入れたかったので、最初にラップを決めて後半は気持ち良く歌えるような歌詞とメロディーにしました。レコーディングしててもすごい楽しかったですね。
――おかもとさんからアドバイスを頂いたりはしましたか?
吉田凜音:アドバイスはいただいていなくて、もうほんとに自分の素の感じで直感的にやるのが好きなのでやりました。
――直感でやるタイプってすごいですね。
吉田凜音:逆にすごい考えこみ過ぎたら違う方向に行っちゃう感じがして、だから最初に聴いた気持ちで歌うっていうか、そんな感じでやってますね。
――では、『EYE CANDY』の中から一番好きなフレーズを教えてください。
吉田凜音:「いつも頭の片隅から離れない君に会いに行こう You're the oneさぁ決めたなら早く飛び出そうよ」が好きです。すごい女の子にとって夢がある言葉というか、決意した感じがすごいウズウズするっていうか。そこが好きですね。
――吉田さん自身もこういう風な感情になったりしますか?
吉田凜音:ええー!君とかいないですけど、でも、それこそワンマンライブとか決めたことをやるために早く飛び出して、早くやりたいっていう気持ちは常にありますね。

Circuit board』は今までになかった吉田凜音の一面が見れる曲
――では、『Circuit board』はどのような意味合いがある楽曲なんでしょうか?
吉田凜音:すごい私がやりたかった感じの曲です。今まで生きてきた中で、こういう楽曲をお客さんとか私の歌を聴いてくれる人に見せていなかった一面なので、自分にとっては結構大きな一歩というか、新しい一面が見れる歌だなって思っていて。この曲はほんとに私の声1本で聴かせるようにしていて、ダブルとかもなくハモリとかもないです。その部分が結構苦戦したし、すごいただ単に難しい曲ですね。
――同曲のプロデュースを手掛けるのは、欅坂46SMAPを担当しているシライシ紗トリさんです。楽曲を受け取った時は、やはりキャッチーさがありました?
吉田凜音:はい。今回『SHEEPS ROCK』と『ビタラブ』を含む全3曲を担当してくださいました。シライシさんはほんとにキャッチーさがものすごくて、でも、どこかに考えさせられるような歌詞、フレーズがあったり、10代に共感できるようなことがいっぱい入っています。それこそ『ビタラブ』とかもキャッチーで、こんなキャッチーな曲はないんじゃないかっていうぐらい、みんなの心に入りやすい曲だと思います。
――『Circuit Board』から好きなフレーズを教えてください。
吉田凜音:サビの「だってさ ココロはいつも単純に アタマカラダリンクして 誰にも見えない電気が いったりきたりしてるんだ 抵抗したりしてるんだ 電子回路のように アタシは動いてる」が好きですね。
――このフレーズは特に思い入れ深いんですね。
吉田凜音:すごく感情を入れてレコーディングをしましたね。イメージが頭の中で映像として浮かび上がってくるんですよ。
――それは電子回路の映像とか?
吉田凜音:見えない電気がそれぞれの気持ちが行ったり来たりしてて、だから気持ちがいろんなところに動くから電子回路みたいにっていう捉え方を私はしていたので、その映像を浮かべながら、目をつぶってめっちゃ歌ってました。
――イメージして歌うという事ですが、妄想とか空想とか考えるのも好きだったりするんでしょうか?
吉田凜音:すごい夢を見る人で、あり得ない夢をいっぱい見るので、その分夢のおかげでイメージがしやすいとかありますね。夢って忘れがちだけど、私結構覚えているんですよ。そういうとこで想像しやすさが出てんのかなって思います。
――今作には、作詞作曲編曲に赤い公園の津野米さんや、水曜日のカンパネラのケンモチヒデフミさんとかが参加されていますが、ご一緒に制作してみてどうでした?
吉田凜音:ケンモチさんは、もうほんとにケンモチさんらしい、すごい今までにないような音楽を作っていただいて、それをさらに超して歌わないといけないから、そこは難しいなと思いました。『KESALAN BLUES』は特にそうですね。独特ですし、今までにないような音楽だから。
――アルバムを制作してみて、印象に残ってるエピソードをお聞かせください。
吉田凜音:このアルバム自体が本当に私がやりたいことをいっぱい詰めたので、音源締め切りのギリギリまで4日連続でレコーディングをやってましたね。
――このアルバムは吉田さんにとってどんなアルバムになりましたか?
吉田凜音:このアルバムはワガママを貫いて私がやりたいことをやって、すごい人生の中でも絶対大事なアルバムになりました。いろんな感情の曲が入っているので、そこの部分が同世代の子とか20代の人とかに伝わってくれればいいなって思ってますね。
――ありがとうございます。最後にUtaTenの読者にメッセージをいただけますか。
吉田凜音:メッセージ。ライブ観に来てね!!(笑)
TEXT:橋本美波
Photo:愛香
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