L→R おかっち(Ba)、Tack朗(Gu&Vo)、とも(Vo)、$EIGO(Gu&Cho)、やっち(Dr)

L→R おかっち(Ba)、Tack朗(Gu&Vo)、とも(Vo)、$EIGO(Gu&Cho)、やっち(Dr)

【ヒステリックパニック
インタビュー】
ライヴ映えして
音源もカッコ良い曲を——
最近のバンドの意見は
それでまとまっています

人呼んで“ラウドロック・モンスターバンド”ヒステリックパニックの2018年最初の音源は、収録曲全て推し曲のトリプルA面EP『666 (TRIPLE SICK’S)』。ライヴバンドとしての進化と深化を見せつけるに十分と言える、濃~い作品が完成したっ!

メジャー初EP、トリプルA面の『666 (TRIPLE SICK’S)』。オープニングのM1「Love it!」は4つ打ちのダンスチューンになりましたね。

とも
僕がそういう曲をこのタイミングで欲しいなと思ったんです。昨年、『LIVE A LIVE』というライヴを意識したアルバムを作って、その流れを汲んだものを意識していくと、ストレートな感じで1曲通して踊れるような曲を作りたいなと思って、メンバーにそのイメージを伝えて。誰かひとりがイニシアティブを握るということではなく、“ここはこうしたら良くね?”って5人それぞれが出し合ったら、そのままスッとできましたね。今の5人から素直に出てきた曲ですよね。
やっち
ドラムはハットを閉じるか開けるかしかないし、“フィルの時にちょっとダイナミクス付けようかな”とか、ギターソロとか別のセクションになった時に裏打ちにするくらいしかやってないんですけど、僕らは詰め込みたがりのバンドなんで、僕にとってはチャレンジでしたね。
おかっち
ベースは繰り返しがポイントだなと思って、淡々とほぼ一緒のフレーズを弾いてるんで、個人的には“支える”ということを目標でやりましたね。

これまでヒスパニを聴いてきた身からすると、正直言ってストレートすぎる楽曲であることは否めないです。

Tack朗
ストレートすぎて作っている段階では“本当にこれはいい曲になるのか?”って(苦笑)。僕らは情報過多のバンドで、今までは1曲の中にどれだけのエッセンスを詰め込むかが勝負だったんですけど、『666』は3曲ともリード曲なんで、そのうちの1曲はストレートで、全編通してビートにノレる曲を作ろうと決めたんですよ。
$EIGO
安心してノレる曲だと思うんですよね。もうライヴでもやったんですけど、クッソ簡単なんスよ(苦笑)。これまでのヒスパニの曲って初見の人にとっては途中で“あ…、ノリ方が分かんない…”ってなることもあると思うんですけど(苦笑)、この曲に関しては有無を言わさずにノンストップでノッてられるんで、そういった面ではいい曲なんだろうなと感じます。

M2「Suicide Squad」もブレイクが少なくて、ビートが止まることなく続いていくタイプですね。

やっち
これは“ミクスチャーの曲を入れたいよね”って話してて。
とも
でも、オールドスクール的なミクスチャーじゃなくて、もうちょっと近代的というか、ビートがハーフでずっしりと縦ノリというよりは、ちょっとドラムンベースっぽいパターンだったり、ギターとベースもエフェクターをかまして飛び道具的なものが鳴っている…そんなイメージがあったんです。で、“それをやりたい!”って僕がゴリ押しした曲です(笑)。
Tack朗
これもライヴで絶対に盛り上がるだろうね。

M3「メリーバッドエンド」もデスメタル系ですが、サビメロがパンクの王道といった印象ですね。

Tack朗
そうですね。覚えやすいと思いますし、キャッチーなメロですよね。最近僕が作る曲はわりとシンプル方向の意識が強いんで、サラッとできた感じです。

Cメロでドラムレスになるもののノイジーなギターは鳴り止まない。これもまたサウンドが止まらないんですよ。

やっち
あぁ、言われてみればそうですね。
おかっち
確かに今までならあのギターはなかったよね? でも、今回は“変なことはしないように”と。
とも
今まででやり尽くした感があるのかもしれない。…俺たちも大人になったのかな?(笑)
全員
ははははは。
とも
まぁ、変なことをやらなくなったと言っても、他のバンドに比べたら十分に変なんでしょうけど(笑)。今バンドの方向がそういうモードになっていたんじゃないですかね? 

冒頭でともさんが言われたように、やはりアルバム『LIVE A LIVE』を経たことで、今まで以上にライヴを意識した楽曲作りをするようになったんでしょうか?

とも
それは間違いないですね。
$EIGO
こっちのほうが楽しいもんね? 『LIVE A LIVE』以降は俺らもより楽しくなってるし、お客さんとも距離が近い感じもあって。ともはそれを一番感じているんだろうし、それは自分も感じられるんで。
Tack朗
それまではCDで“すげぇ”と思わせるというか、“ここでこういう展開を入れたら面白いんじゃない?”とか作家目線で作っていたところがあって。それはお客さんの意表は付けるし、“すげぇ!”と思う人がいる反面、ライヴで1回聴いただけだと頭の中に入ってこないという人もいたんで、ライヴ映えして音源もちゃんとカッコ良い曲を作ろうと…最近のバンドの意見はそれでまとまっています。

なるほど。ただ、歌詞は3曲とも終わりに向かっていく内容で、縁起でもないものばかりなんですけど(苦笑)。

$EIGO
間違いないですね(笑)。
とも
曲だけ聴いたらそんなに病んでいる感じはないと思うんですけど、確かに3曲ともに病んでいて(苦笑)。まぁ、もともとヒスパニは歌詞をバッドエンドにしがちなんで、そこら辺は“らしさ”なのかなとは思いますけど。

“666”は不吉な数字とも言われますから、そういったところも重ねているんでしょうかね。

とも
“666”はバンドが結成6年目だったり、メジャーで6枚目のCDであったりしますからね。あと、666は足すと18。今年は2018年ですし。さらにヒスパニはトリプルヴォーカルだから、トリプルA面もはまるし。このタイトルはダブルミーニング、トリプルミーニングどころじゃなく、実はいろいろなものが全部合致してるんですよ。

取材:帆苅智之

EP『666 (TRIPLE SICK’S)』2018年5月2日発売 BLACK SHEEP RECORDS/ビクターエンタテインメント
    • VICL-64994
    • ¥1,728(税込)

『ヒステリックパニック presents 「音楽は基本雑食です笑」』

5/02(水) 愛知・名古屋CLUB QUATTRO
w)ゆるめるモ!
5/08(火) 大阪・梅田Shangri-La
w)電波少女
5/16(水) 東京・新宿LOFT
w)ペンタゴン

ヒステリックパニック プロフィール

ヒステリックパニック:超絶ハイトーンのTack朗×凶悪スクリームのとも×極上コーラスの$EIGOのトリプルヴォーカルが織りなす唯一無二のハーモニーは中毒性抜群。ラウド、エモ、ハードコア、メタル、J-POPと、ジャンルの垣根を気軽に飛び超えながら音を紡ぐ、通称“ヒスパニ”が新たに生み出す、これが最新式のエクストリームなJ-POP。2015年4月にシングル「うそつき。」でメジャーデビューを果たした。ヒステリックパニック オフィシャルHP

L→R おかっち(Ba)、Tack朗(Gu&Vo)、とも(Vo)、$EIGO(Gu&Cho)、やっち(Dr)
EP『666 (TRIPLE SICK’S)』

OKMusic編集部

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