2018年1月27日 at 中野サンプラザ

2018年1月27日 at 中野サンプラザ

【ベリーグッドマン
ライヴレポート】
『“てっぺんとるぞ宣言”ツアー
2017-2018 〜超好感男と貴方〜』
2018年1月27日 at 中野サンプラザ

2018年1月27日 at 中野サンプラザ
2018年1月27日 at 中野サンプラザ
2018年1月27日 at 中野サンプラザ
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2018年1月27日 at 中野サンプラザ
2018年1月27日 at 中野サンプラザ
 ベリーグッドマンがアルバム『SING SING SING 5』を引っ提げて昨年末より展開してきた、初のホールツアー『“てっぺんとるぞ宣言”ツアー2017-2018 〜超好感男と貴方〜』。その最終公演が1月27日に中野サンプラザにて行なわれた。“万人受け”などという言い方をすると、大衆迎合とか受け狙いといった意味に受け取られるかもしれないが、あざといとかそういうことではなく、字義通り、本公演は誰からも好評を得られる“万人受け”するコンサートであったし、ベリーグッドマンが広く人気を獲得できる“万人受け”するグループであることがよく分かった。メロディーと歌詞という楽曲を構成する要素が親しみやすいという大前提もさることながら、歌とラップによる表現力の高さにその秘訣を垣間見た気がする。

 ハイトーンを駆使してR&Bの旋律を聴かせるHiDEX(Vo&TrackMaker&Pianoforte&Gu&Per)。ラガテイストの雄々しいラップを放つMOCA(Vo&MC)。安定感のあるミドルヴォイスを響かせるRover(Vo&Gu&Tp)。それが有機的に絡み合うのがベリーグッドマンの特徴であろうが、ライヴではその様子が眼前に表れることで、いずれの楽曲も音源以上に説得力が増し、エンターテインメントとしての魅力が格段にアップするのだと思う。途中のMCで“初めて観た人はどのくらいいる?”と客席に訊くと手をあげる人もわりといたが、その人たちにとって期待以上のパフォーマンスだったことは想像に難くない。加えて、この日はダンサーとしてアイドルユニットのSO.ON project TOKYOが登場したり、架空のラジオ番組『GOOD FM TTS RADIO』の収録風景や、サポートDJのMANA-Bがテレビショッピング風に物販を紹介する映像がステージ後方のスクリーンに流れたりと、ホールコンサートならではの演出もあって、べりふぁむ(ファンの呼称)にとっても新たなライヴの楽しさを提示した公演でもあっただろう。とてもいい感じのコンサートを観せてもらった。

 アンコールでは4月に新作アルバム『SING SING SING 6』をリリースし、その後、全国25カ所27公演というベリーグッドマン史上最大規模の全国ツアー『“てっぺんとるぞ宣言”ツアー2018 〜超好感男の出陣〜』の開催を発表。ツアーファイナルから短いインターバルで彼らはネクストステップへと進むわけだが、この日の会場の熱狂を振り返ると、新作も次回ツアーもその成功はすでに約束されているかのようにも思える

撮影:ARIGATO MUSIC/取材:帆苅智之


セットリスト

  1. 1.Future
  2. 2.まずはそこから -Berry Mix-
  3. 3.Brand New World
  4. 4.Color
  5. 5.ベリーグッド
  6. 6.ライトスタンド
  7. 7.One Love
  8. 8.大切なもの
  9. 9.Anniversary
  10. 10.はじまりの恋
  11. 11.メドレー
  12. ~コンパス
  13. ~B.G.M.
  14. ~バイバイ
  15. ~Walkin’
  16. ~ミクロコスモス
  17. 12.You&Me
  18. 13.おかん〜yet〜
  19. 14.ずっと
  20. 15.とにかくこの瞬間だけはアイドルになりたくて
  21. 16.飲みニケーション
  22. 17.Trip
  23. 18.TTP
  24. 19.ハイライト
  25. 20.You
  26. <ENCORE>
  27. 1.Pain, Pain Go Away feat. MUTSUKI from Softly
  28. 2.Mornin’
  29. 3.ライオン
  30. 4.Good Time
ベリーグッドマン プロフィール

ベリーグッドマン:大阪出身のヴォーカルユニット。2013年11月に結成し、14年4月にCDデビュー。16年3月にシングル「ありがとう~旅立ちの声~」でメジャーデビュー。“パワーソング”と呼ばれる応援歌は、彼らの代名詞であり元広島カープ(現ミネソタ・ツインズ)の前田健太投手や阪神の岩田稔選手をはじめ、多くのプロ野球選手の登場曲にも使われているほか、数多くのアーティストにトラックを提供したり、個々の才能も発揮している。今後さらに黄金トリニティを築き、オンリーワンでナンバーワンを目指すアーティスト。ベリーグッドマン オフィシャルHP

OKMusic編集部

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