HOON(from U-KISS)「自分の選択を信
じて」という気持ちを込めたソロ2nd
シングル『Anniversary 』について【
インタビュー】

HOONのセカンドソロシングルとなる『Anniversary』は、ファンへの永遠の愛を込めた作品となっており、カップリングには自らが作曲を担当した切ないバラード『Rain』を収録。

両曲とも、選択の先にあるストーリーを表現しており、今作に対してHOONは「みんながどんな選択をしても、後悔せずに自分が選んだ道をちゃんと歩いていってほしい」という気持ちを込め、制作に挑んだという。今回UtaTenでは、ソロセカンドシングル『Anniversary』をリリースするHOONに、インタビューを敢行した。

どっちの道を選ぶのかは自分が決めるべき

──HOONさんは、1月24日にセカンドソロシングル『Anniversary』をリリースしました。同作には表題曲の『Anniversary』と『Rain』が収録されていますが、この2曲でどんな想いを伝えたいですか？

HOON：今回のシングル『Anniversary』と『Rain』は、内容が全く異なっています。一番伝えたかった事は、人生にはいろいろな道が沢山あり、それを一つずつ選択していくっていうものになっていると思うんですが、どっちの道を選ぶのかは自分が決めるべきで、それを決めても後悔はしないでほしいっていう気持ちを込めて制作しました。

──“選択”をしてハッピーになれたパターンと、アンハッピーになったパターンがをそれぞれ収録されているという事ですね。

HOON：そうですね。切ないパターンが『Rain』です。

── HOONさんのこれまでの人生において、特に印象に残っている“選択”はありますか？

HOON：やっぱり、僕がU-KISSに合流するときの選択も、いっぱい悩んで悩んで見つけた自分の道だと思うんです。その後,2、3年間はずっと後悔もしていたんですけど、今思うとやってよかったなって思います。

──後悔された時期があったんですね。

HOON：はい。僕はもともとバラード歌手だったのでこういうダンスグループに入ったら踊ることになるなと感じました。ダンスも初めてだったので、2、3年ぐらいはメンバーよりも、何倍も頑張っていって休まずにずっと努力をしました。

──その時はかなり大変でしたよね。

HOON：はい。それで辞めたいと思った時期もありましたが、今は続けて来て良かったなって思います。

──１回後悔したり、間違ったかもしれないと感じた選択でも、結果的に良かった選択だと思えるようにできたんですね。

HOON：そうなりますね！

──今回のシングルに対してメンバーからコメントはありましたか？

HOON：もちろんです。何かやったら必ずメンバーから連絡が来て、「今日はこれをやったんだね」とか、僕に興味を持ってくれています。

──１番この曲に関して反応が大きかったメンバーさんはいらっしゃいますか？

HOON：KiSeop（キソプ）さんが、最近作曲とかをしているので音楽的に僕の楽曲を聴いてくれて、いろいろ認めてくれました。今回は、HOONに合うぴったりな曲だし、僕が作曲した曲に関しても驚いたらしいです。

──『Rain』を作曲されているんですよね。

HOON：はい。僕は『Rain』を担当しました。

『Anniversary』はファンへの永遠の愛を歌った楽曲

──『Anniversary』についてお伺いしたいのですが、ファンへの永遠の愛を歌った楽曲なんですよね。『Anniversary』という曲を作ろうと思った経緯を教えてください。

HOON：こういう雰囲気の楽曲を選んだのも、SooHyun（スヒョン）が入隊してファンの皆もいろいろ心配していると思うし、メンバーの中でも大切な時期だと思うからこういう曲を歌ってファンの皆を幸せにしていきましょうって思ってですね。それで選びました。

──この曲の中で、HOONさんが一番好きな歌詞のフレーズはありますか？

HOON：サビの「心の底から変わらぬ絆を誓いたいよ」ですね。ファンの皆とU-KISSとで、心の中から一生変わらない想いを一緒に持っていってほしいんです。なので、そういった歌詞をちゃんと受け取ってもらったら嬉しいですね。

──絆はメンバー同士だけではなくて、ファンの方へでもあるんですね。

HOON：もちろんです。

──U-KISSのメンバーさんとは、記念日などをお祝いしたりされるんでしょうか？

HOON：メンバーの誕生日になったらドッキリとかをやっていましたね。ここ最近は個人活動が多くて、あまりできないんですけど。特に記憶に残っているのが、Eli（イライ）が中国で活動をしていたんですけど、そのEli（イライ）が中国から韓国に戻る日が彼の誕生日だったんです。それで、SooHyun（スヒョン）さんと僕とKiSeop（キソプ）の3人で空港に行って、ケーキを持ってびっくりさせようと思ったんですが、いきなりEli（イライ）が僕らを見て逃げました(笑)ケーキを投げるんだと思っていたみたいです。Eli（イライ）を捕まえるために走っていたら、警察の人が「なんで走っているの？」みたいになって一緒に走ってきましたね。「メンバーの誕生日をお祝いするために、走りました」って警察に伝えたら「ああ、そっかごめんね」って言いながら帰っていきました(笑)

──そうだったんですね。最終的にケーキは投げなかったんですか？

HOON：投げなかったですね。でも一番印象に残るポイントです。

作曲を担当した『Rain』は切ないバラード

──では、HOONさんが作曲していらっしゃる『Rain』についてお伺いしたいのですが、アコースティックギターやストリングスなどの少ない楽器のみで構成されています。あまり音を入れないように意識されたんでしょうか？

HOON：僕は音をあんまり入れないで、声をちゃんと聴かせるのが好きなタイプなんです。なので、今回は僕の声と歌詞に注目してほしいです。

──歌詞は別の方が？

HOON：はい。僕の意見を取り入れながら作って頂きました。とても完璧な歌詞になっています。

──『Rain』というタイトルと、途中で出てくる「umbrella」というフレーズがリンクするところですよね。

HOON：僕が作詞をするときに一番こだわるのは、一緒にいた人が彼女か家族かそれがなんなのかはわからないんですけどその人との強い思い出がある、モノが欲しいんです。なので、そのモノを決めて歌詞に入れてくださいって話しました。それがumbrellaなんです。

──どっちの楽曲でも、「いつもわがまま困らせた　駄目な僕に」とか、「君を傷つけていたんだ」などといった謙遜していたっていう部分があるかと思うんですけど、HOONさんご自身の性格的なところも反映されているような？

HOON：僕の謙遜さがこの曲に出ていますね。

──今回の新曲では謙遜なフレーズばかりですが、逆に、HOONさんが大切な人にしてあげられることってなんでしょうか。

HOON：この歌詞では謙遜してますが、もうちょっと強い方だと思います。リーダーシップもあったり、やってあげる事の方が多いです。

──U-KISSのHOONさんとしては努力家な一面が見られますが、弱い部分だったりは大切な人に見せたりするんでしょうか？

HOON：メンバーにもそうですし、プライベートでいるときは僕が全体的に負けてあげています。僕がわがままではなくて、人のために自分が負けて進んでいく形ですね。

──落ちサビの「ずっと離れないと理由もなく信じてた」は歌詞ももちろんですが、歌い方もとても切ないです。レコーディングどきのエピソードを教えてください。

HOON：ちゃんと歌詞を聴いてくれる方たちにわかってほしいので、発音にこだわっていますね。僕、韓国人だから日本語が難しいんですけど…。レコーディングが早めに終わっても、一つの文字の発音のために2時間、3時間練習したし。喋るときは噛まずに言えるんですけど、歌うときはちゃんと気にして歌いたいと思っていて。

──なるほど。

HOON：発音が下手くそに聴こえてしまうと、ちゃんと集中できないと思うんです。なのでそこはかなり気にしました。

──そこを可愛いと感じる方もいるのでは？

HOON：切ない曲なのに、可愛いなと思ってしまうのは嫌です。(笑)

好きな歌詞のフレーズ

──『Rain』の中で一番好きな歌詞のフレーズを教えてください。

HOON：「君が忘れてったumbrella」です。相手が持っていたモノを僕はまだ持っている事を表現しているので、気に入っている場所ですね。僕は人との別れがあっても、その人との思い出は忘れられない人です。ずっと持っていくような感じで。

──最後に「君が忘れてったumbrella 捨て場所はどこも探せずに」とありますが、傘を捨てたい想いもあるような描写もあるんですね。

HOON：そういう気持ちもあったと思いますが、自分の中で色々な考えがあるから結果的に捨てられないという事なんです。君を忘れていないよって事を伝えたいですね。

──作詞に関するエピソードも聞かせてください。

HOON：最初はメロディーから作りますけど、最後までのメロディーは2時間ぐらいで終わって。それを何回も聴きながら変えていきましたね。それが１週間ぐらいかかったんですけど、結果的に最初の頃に戻ってきてしまうんです。

──メロディーは途中、どういう風に変わっていったのでしょうか。

HOON：僕、中毒性があるメロディーが大好きなんですけど、そのメロディーを作る度にサビの部分を変えていったりしました。元は、サビのメロディーが一つだったんですけど今はフレーズが二つになっています。「ずっと忘れないよ」と「君が忘れてったumbrella」の二つになります。

──曲の頭から順番に作っていったんですか？

HOON：最初はサビを作って、それから頭を作ってというやり方になります。

──なるほど、ありがとうございました。では最後に、UtaTenの読者の皆さんにメッセージをお願いします。

HOON：U-KISSのHOONが二枚目のシングルを発売しました。『Anniversary』を聴いて、幸せになって、記念日にもこういう曲を聴いてほしい。もし、雨が降るときは『Rain』を聴いてほしい。みんながどんな選択をしても、後悔せずに自分が選んだ道をちゃんと歩いていってほしいと思います。U-KISSとしても頑張りますので、応援よろしくお願いします。

──ソロライブへの告知もお願いします。

HOON：ソロライブを生まれて初めておこないます。今回一番こだわっているのが、曲の内容をきちんとファンの皆に伝えることだから、ライブでは僕の歌声とメロディーと歌詞を合わせて聴いてもらいたいです。

TEXT:愛香
Photo:片山拓

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