【LUNA SEA ライヴレポート】
『The Holy Night 2017』
2017年12月24日
at さいたまスーパーアリーナ
厳かなクリスマスキャロルが流れたあと、真矢(Dr)のカウントが響きわたり、INORAN(Gu)がギターをかき鳴らしてニューアルバム『LUV』のオープニングナンバー「Hold You Down」がスタートする。SUGIZO(Gu)がオーディエンスにクラップを促し、心を開放するサウンドと、光にあふれた映像が重なって会場を覆い尽くす。そんな1曲目の勢いを加速させて、ライヴの定番曲「TONIGHT」へ。バンドの音が一塊となり、オーディエンスを巻き込んでいく。
この日は『LUV』がリリースされた直後のライヴでもあり、前半にアルバム収録曲を披露。輝く未来を掴もうとする「Brand New Days」では、RYUICHI(Vo)のポジティブだけれど狂おしいヴォーカルにJ(Ba)の力強いコーラスが加わり、この曲が持つ渇望感が増幅。また、「誓い文」はストレートな楽曲だが、彼らの独特のグルーブが奥深い味わいを出していた。そして、疾走する「The LUV」を演奏し、MCをはさんでプレイされたのは前作アルバム『A WILL』からの「The End of the Dream」。ニューアルバム曲のあとに聴くと、『A WILL』があって、そこからさらに歩みを進めていることが伝わってくる。メンバー紹介のMCではSUGIZOが“今日は『One Night Déjàvu』(2007年12月24日に東京ドームで開催された一夜限りの復活ライヴ)から10周年です”と語り、ステージからはける際にはINORANが“『One Night Déjàvu』から10年後に、こんな景色を見せてくれてどうもありがとう!”と叫んだ。終演後にはロックフェス『LUNATIC FEST.2018』の開催の告知もあり、LUNA SEAは2018年も全力で突っ走っていく。
撮影:LUNA SEA Inc./取材:桂泉晴名
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