【MIYAVI ライヴレポート】
『SAMURAI SESSIONS vol.2
発売記念ツアー“Day 2 Begins”』
2017年12月7日
at Zepp DiverCity Tokyo

 15周年イヤーのMIYAVIが11月に発売したアルバム『SAMURAI SESSIONS vol.2』のリリース記念ツアー『SAMURAI SESSIONS vol.2 発売記念ツアー“Day 2 Begins”』の最終公演。同アルバムに参加したアーティストの中で4組がシークレットゲストとして登場し、ライヴを彩った!

 ライヴは「Dancing With My Fingers」で幕開けし、MIYAVIの熱いギターとヴォーカルによって最初からフロアーは大盛り上がり。そして、中盤はアルバム『SAMURAI SESSIONS vol.2』に参加したゲストとパフォーマンス。一瞬にして会場の空気を変える、シャウトの効いたヴォーカルを聴かせたのはcoldrainのMasato。その迫力の歌声にMIYAVIは鋭い音で応えた。19歳の女性ラッパーのちゃんみなは、黒いシースルーの衣装にサングラスを身に着けて登場。MIYAVIが放つ高いギターの音が、そんな彼女の声に絡み付く。颯爽とステージに現れたのはラッパーのSKY-HI。彼の繰り出すラップに合わせて、MIYAVIはギターで語る。その音に呼応して、SKY-HI本人もMC で“今までに出したことがない”と語るほど、魂の叫びのような声を聴かせた。EXILE SHOKICHIとのステージでは大人の貫禄を漂わせるなど、アーティストによってまったく違うアプローチを魅せたMIYAVI。そのスキルの素晴らしさで会場を魅了した。

 そんな中、2014年に難民支援機関、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と出会ってレバノン・タイの難民キャンプを訪問し、2017年11月20日付でUNHCR親善大使に任命されたことを報告。アンコールでは本編でも演奏した、難民キャンプから帰って初めて書いたというひとりの少女の決意の歌「Long Nights」をアコースティックバージョンで披露した。最後は2018年に7度目のワールドツアーを行ない、日本でもライヴを行なうことを約束。MIYAVIがギターを奏でれば、国境もジャンルも越えて、全てがつながることを実感させてくれるステージだった。

撮影:Yusuke Okada/取材:桂泉晴名


セットリスト

  1. 1. Dancing With My Fingers-Remixx(Short) 
  2. 2. Dancing With My Fingers 
  3. 3. So On It 
  4. 4. In Crowd 
  5. 5. Dim It 
  6. 6. Come Alive 
  7. 7. Bumps In The Night feat.Masato(coldrain) 
  8. 8. No Thanks Ya feat.Chanmina 
  9. 9. Gem Stone feat.SKY-HI 
  10. 10. Fight Club feat.EXILE SHOKICHI 
  11. 11. All My Life feat.Seann Bowe 
  12. 12. Forget You feat.Meron Ryan 
  13. 13. The Others 
  14. 14. Long Nights 
  15. 15. Fire Bird 
  16. 16. Day1(Simple Intro) 
  17. 17. Horizon 
  18. <ENCORE>
  19. 1. Long Nights-Acoustic Version 
  20. 2. Strong 
  21. 3. Slap It(Strengthen G.Solo Part)
  22. 4. What’s My Name?2017
MIYAVI プロフィール

ミヤヴィ:1981年生まれ、大阪府出身のソロアーティスト/ギタリスト。エレクトリックギターをピックを使わずに全て指で弾くという、独自の“スラップ奏法”でギタリストとして世界中から注目を集め、これまでに北米・南米・ヨーロッパ・アジア・オーストラリアなど約30カ国350公演以上のライヴを行なっている。13年6月には自身のアーティスト名を冠した世界デビューアルバム『MIYAVI』をリリースし、アジア、ヨーロッパ、北米など世界各国でリリースされワールドツアーと共に話題を呼んだ。また、アンジェリーナ・ジョリー監督映画『UNBROKEN』も出演し、俳優としてハリウッドデビューも果たしている。17年にはUNHCR大使に就任。常に世界に向けて挑戦を続ける“サムライ・ギタリスト”であり、ワールドワイドに活躍する今後最も期待のおける日本人アーティストのひとり。MIYAVI オフィシャルHP

OKMusic編集部

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