OLDCODEX Painter YORKE. 『WHY I P
AINT
~なぜボクがえをかくのか~』
- 第33回 Knife Party / Deftones -
新しい友達が出来た。
もう知り合って何年も経つというのに、お互いの事はほとんど深く知らなかった。時々挨拶を交わす程度の距離感で俺たちは成立していて、それ以上の付き合いを俺自身も望んでいなかった。きっと彼もそうだろう。
もう知り合って何年も経つというのに、お互いの事はほとんど深く知らなかった。時々挨拶を交わす程度の距離感で俺たちは成立していて、それ以上の付き合いを俺自身も望んでいなかった。きっと彼もそうだろう。

ある夜、どうしても彼に聞きたい事があって彼のオフィスを訪ねた。快く迎えてくれた。
年齢は俺より2つ上だという事も初めて知った。
お互いの仕事や趣味について話していたら、街はすっかり暗くなっていた。聞きたい事はなんだったっけ?
帰り道、子どもの頃に戻ったみたいな気がした。
“Go get your knife, go get your knife”
車のウィンドウは全開、
煙草の煙が流れていく風も心地良かった。
“さあキスしてくれよ”
年齢は俺より2つ上だという事も初めて知った。
お互いの仕事や趣味について話していたら、街はすっかり暗くなっていた。聞きたい事はなんだったっけ?
帰り道、子どもの頃に戻ったみたいな気がした。
“Go get your knife, go get your knife”
車のウィンドウは全開、
煙草の煙が流れていく風も心地良かった。
“さあキスしてくれよ”

そしてぼくは今日も絵を描く。
街には素敵な音楽が溢れているから。
街には素敵な音楽が溢れているから。