【ステレオポニー】『STEREOPONY Li
ve Tour 2012 「More!More!!More!!!
」』2012年4月22日 at 渋谷CLUB QUA
TTRO

撮影:平野タカシ/取材:ジャガー

アルバム『More!More!!More!!!』の誕生をきっかけに、U.S.&日本ツアーを通じて、“歌い続けて良かったと思える”と語ったAIMI(Vo&Gu)。ただ音楽を聴かせるだけでなく、曲に込めた自分たちの思いを伝えたいという気持ちが増幅し、それがツアーファイナルともなれば、これまで以上にエモーショナルなライヴにならないわけがない。噛み締めるように聴き込んだのは「ありがとう」ぐらいで、その他は攻めのセットリストで常にオイコールが沸き起こった。逞しく打ち付けるドラムとクールな音色で酔わすベース、表現力豊かなギター、そしてシャウト混じりのタフなヴォーカルでバンドの成長ぶりを見せつけ、アンコールでは解散してしまったserial TV dramaの稲増五生と新井弘毅のギタリスト2名が加わり、彼らの「狼」をカバー。バンド然としたステレオポニーを印象付ける一日となった。

セットリスト

  1. アイアム ア ヒーロー
  2. ハナヒラクオカ
  3. 小さな魔法
  4. スーパーガール
  5. fuzz
  6. Never Look Back
  7. ありがとう
  8. ツキアカリのミチシルベ
  9. effective line
  10. スウィート・ブルー
  11. It’s a wild world
  12. はんぶんこ
  13. stand by me
  14. I do it
  15. 星屑カンテラ
  16. おしゃれ番長2011
  17. ビバラ・ビバラ
  18. Blowin’ in the wind
  19. ヒトヒラのハナビラ
ステレオポニー プロフィール

未成熟で、無防備。が、ゆえに、美しい。そんな表現が似合うAIMI(vo&g)、NOHANA(b)、SHIHO(dr)から成る沖縄出身のガールズ・ロック・バンド。葛藤と劣等、もちろん恋や友情など、どれもが一番濃い時期だから、こんなにも純粋無垢な音なのだろう。

『懐メロの最新型』というとまるでアベコベだが、しかし確実に懐かしく、そして彼女たちの同世代にとってリアルでしかない、ステレオポニーの世界観。その多感さを象徴するかのように、尖っていて、切なくて、同時に清々しくもある。怖いもの知らずだけど、怖いものだらけな10代をかき鳴らす、その煽情的なロック・サウンドで、ティーンたちのアジテーターとなるのだ——。ステレオポニー オフィシャルサイト
オフィシャルHP
公式サイト(レーベル)

OKMusic編集部

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