【SCANDAL】『SCANDAL JAPAN TITLE
MATCH LIVE 2012 「SCANDAL VS BUDO
KAN」』2012年3月28日 at 日本武道館
格闘技の選手紹介スタイルのVTRが流れ、レフェリーの“レディー、ファイトッ!”のかけ声で、初武道館ライヴが始まった。“明日からのみんなの人生が変わる夜にしたい。ハジけてアホになって、最高の夜にしよう!”と、HARUNA(Vo&Gu)の叫びに武道館が揺れた。“これまでに辛いこともあったけど、いつもライヴが活動の中心にあった”…ライヴを演れることの喜びを、彼女たちは知っている。ここが武道館だからじゃない、ライヴだから楽しいんだ! 数々のライヴで磨き上げてきた演奏からは、そんな心の声が聞こえた。そして、ファンは声を上げタオルを回し、全身全霊でエールを贈る。また、幕間のお楽しみは、武道館サイズにグレードアップ! RINA(Dr)のドラムソロコーナーがあったり、特攻服姿でPV映像に合わせて踊ったり、TOMOMI(Ba&Vo)がどっきりを仕掛けられたり…若干のゆったり感は、それもまたSCANDALらしく、それにはファンもニンマリ。アンコールでは、アリーナ席の真ん中まで延びた花道の先、小さなステージにドラムセットごと移動して演奏した。初の武道館という日に際し、改めてライヴという原点に想いを寄せ“こういうのがウチららしい”と笑った4人。そうして8000人のファンを身近に感じながら、インディーズ時代の2曲とデビュー曲「DOLL」を演奏した。その姿はまさにあの頃の4人。その一瞬、ここが武道館だということを忘れて、ライヴハウスでの初ワンマンの様子がオーバーラップした。バンドが好きで、ライヴが好きな女の子たちが、ただただそこにいた。