【矢沢洋子】『レコ発だよ! たてた
てヨーコヨーコまるかいてちょん!』
2010年9月1日 at SHIBUYA BOXX

撮影:Brent Bossom/取材:土内 昇

黒のライダースに黒のデニム、真っ赤な紅…自身の名前を掲げた1stアルバムのジャケットイメージのままの姿で登場した矢沢洋子。パフォーマンスもアルバム同様に初期パンクのDNAを受け継いだロックンロールそのもので、フロアを凛とした佇まいと表現力のあるヴォーカリゼーションで魅了し、セクシャルなヴォイスと真っすぐな歌でもって酔わせた。しかし、一番印象深かったのは、そんな彼女が自然体であること。虚勢を張ったり、カッコ付けたりしている様子は微塵もなく、ステージに立っていることが、歌っていることが、ロックしていることが当たり前のように感じられた。それでいて輝きを持っているという。“ロックスター然とした”という表現は、こういうことを言うのだろう。まさに天賦の資質だ。

セットリスト

  1. high☆tention
  2. 英雄~HERO~
  3. 逢いたい
  4. don't look back
  5. fade away
  6. 月光
  7. crazy for you
  8. THE WILD ONE
  9. SUGAR!SUGAR!!SUGAR!!!
  10. Let Me…
  11. HONEY BUNNY
矢沢洋子 プロフィール

ヤザワヨウコ:東京出身。12歳の時に家族とともにL.A.に移住。高校卒業後、日本に帰国し、2008年にユニットでデビュー。10年2月から、本名でのアーティスト活動を開始し、同年8月に1stアルバム『YOKO YAZAWA』を発表。12年10月には“矢沢洋子&THE PLASMARS”名義でミニアルバム『ROUTE 405』を、翌年11月には再びソロ名義で、矢沢永吉プロデュースによる『Bad Cat』をリリースした。オフィシャルHP

OKMusic編集部

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