【UNISON SQUARE GARDEN】UNISON SQ
UARE GARDEN 赤坂BLITZ 2009年7月5日

撮影:tsukasa miyoshi/取材:高木智史

アルバム『UNISON SQUARE GARDEN』を携えた、22本のツアーのファイナル。彼らの勢いを具現化したような「カラクリカルカレ」で始まり、オーディエンスが返す大歓声の中、3人の音がガッツリとスクラムを組んだように一分の隙もなく放たれる。その轟音はバンド史上最大のキャパである赤坂BLITZをも震わせるほどで、一瞬のうちに会場中を支配した。その後もオーディエンスとのとんでもない熱量を生み出しながら、斎藤宏介(Vo&Gu)も“興奮するねー!”という声を放つ。その言葉通り、何度もステージ中央で上体を仰け反らせながらギターを掻き鳴らし、観客の熱をさらに煽る。と、その後ろでは田淵智也(Ba)がステージ往復猛ダッシュ! 鈴木貴雄(Dr)はとてつもなく強靭なドラムを鳴らす。自由なほどに暴れ、爆音を放つ3人に思わず見入り、鳥肌が立っていた。中盤ではバラードを聴かせ、新曲も披露。心躍る賑やかなポップナンバーに観客からはクラップが起こる。“赤坂のみなさん、パーティーの時間がやってきました!”という宣言からの「MR.アンディ -party style-」では恒例となったダンスタイムが到来し、クライマックスは“行くぞ! 赤坂!”と絶叫する斎藤の下、オイコールが起こり、汗が飛び散り、大爆発を起こしたのだった。 インタビュー時に彼らがいつも口にする言葉がある。“UNISON SQUARE GARDENの音楽に付いてきたら間違いないよ”。ライヴを観ていて曲が終わる度に何度もその言葉が頭の中を回った。演奏中、口にはせずも、そんな意志が込められているように感じたし、それを証明するスキルもカリスマ性もこの日の彼らにはあった。
UNISON SQUARE GARDEN プロフィール

ユニゾン・スクエア・ガーデン:2004年に結成。05年のデモCD『流星行路』のリリースを皮切りに、東京・下北沢を拠点としたライヴ活動を行なう。自主企画イベントやライヴ会場での手売りCDなどを通して、着実に名を広め、08年に1stシングル「センチメンタルピリオド」でメジャーデビュー。透明感にあふれながらも個性的なトゲを持つヴォーカル、エッジが効いたコンビネーション抜群のバンドアンサンブル、キャッチーなメロディー、鮮烈なライヴパフォーマンスで右肩上がりにセールスと動員を伸ばす。15年7月、結成10周年を記念したアルバム『DUGOUT ACCIDENT』をリリース。同月には、初の日本武道館での単独公演を開催した。UNISON SQUARE GARDEN オフィシャルHP
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