【音速ライン】音速ライン 中野サン
プラザ 2009年2月21日

撮影:あさみあやこ/取材:土内 昇

4thアルバム『風恋花凛』、ベストアルバム『おとし玉~ベリー ベスト オブ 音速ライン』を引っ提げてのツアーの最終日は初のホールワンマン! 「旅ガラス」や「みずいろの町」などのライヴの定番曲で客席を沸かせていくのはいつものことだが、「KAZAHANA」で風に舞う雪を降らせ、「ポラリスの涙」では無数の電球で星空を作り上げるなど、ホールならではの演出で視覚的にも観客を魅了した。また、ツアータイトル通り、ハッとするサプライズも満載! 初めてライヴでキーボードを導入してサウンドに広がりを与えたり、アンコール前には演奏を終えたばかりのメンバーがタクシーで会場を去るシーンをスクリーンに映し出したかと思うと、Mr.マリックのテーマソングとともに客席から2人が登場するなど、観客を楽しませること、自分たちが楽しめることを最優先した仕掛けが施されていた。 特に印象的だったのは終演後。客出しの影アナを2人が務め、そのまま終わると思いきや“まだ、サプライズ足りてないでしょ? もう1曲やります”と、バンド史上初のトリプルアンコールのステージに立ち、感謝の気持ちを込めて「ありがとうの唄」を披露したのだった。 ライヴを楽しいものにしようとするバンドサイドの気持ちと、それを受け止めて、存分に楽しむ観客の満面の笑顔と声援。そこにある関係は会場が大きくなっても変わらない。途中で藤井敬之(Vo&Gu)が声帯の調子が良くないことを告白するシーンがあったものの、客席からパワーをもらって調子を取り戻し、最後まで歌い切ったのは、そんなコミュニケーションの賜物だろう。そういう意味でも、初ホールワンマンは音速らしい、楽しく、温かいものだったと言える。
音速ライン プロフィール

切なくて懐かしい珠玉のメロディと言葉を運ぶ“スローライフ主義”のバンド、音速ライン。メンバーは福島県出身の藤井敬之(vo&g)と東京都出身の大久保剛(b)の2人。03年にこのデュオを結成した彼らは、間もなく自主レーベルを設立して音楽活動をスタート。その音楽性は多くの人の心を揺さぶり、翌04年にはインディー・レーベル<SONG‐CRUX>より1stミニ・アルバム『うたかた』を発表。さらに同年中に2ndミニ・アルバム『青い世界』も発売した。音速ラインの快進撃はこれだけに止まらず、結成後わずか約2年という短期間でメジャー・デビューを果たし「スワロー」(05年)をリリース。同年11月には待望の1stフル・アルバム『風景描写』を発表して日本全国に大きな話題を提供した。続いて早くも翌年には2ndアルバム『100景』も発表。スローライフ主義のバンド=音速ラインは、忙しい日常をフッと忘れさせるような音楽を届けてくれる。注目して欲しい。音速ラインOfficial Website
公式サイト(レーベル)

OKMusic編集部

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