【GO!GO!7188】GO!GO!7188 @下北沢
SHELTER 2007年4月12日

text:西沢八月

“Hello下北沢、We are GOGO7188!!”、アッコのMCで始まったこのライブ。3月から海を渡り、全米各地でライブを繰り広げてきたGO!GO!7188。その帰国記念ライブとして行なわれた“エレキ大作戦”。下北沢シェルターという従来の会場より親密度の高い空間でのライブに観客の期待ははじける寸前だ! 「ジェットにんじん」からライヴはスタート。まさにメ手を伸ばせば届きそうな距離モにいる彼女たちに、運良くこのプラチナ・チケットを手にしたファンのノリも通常時の120%増といった感じだ。それにしてもステージから放たれる音が以前にも増してカッコいい。3ピースという最小限の編成ながら、それぞれのメンバーの主張と自信に満ちたパフォーマンスがグイグイと観客を楽曲に引き込んでいく。これもアメリカというアウェイな土地で外国人相手に腕を磨いた成果か!? 特筆すべきはアッコの愛器、ノン・リバースのギブソン・サンダーバードベースから放たれる音の存在感。 会場の狭さもあるのだろうが、フレットを動く指が弦を弾く生音さえ聴こえてくるような生々しさだった。「ロック」「C7」「文具」「サンダーガール」「パンク」といったおなじみのナンバーもどこかひと皮剥けたようなパワー感。多少のミスなど気にしない潔さをアメリカで身に付けてきたようだ。 帰国直後にレコーディングした新曲や、通常ないダブル・アンコールで久しぶりに演奏された「赤いソファー」を含め大満足のライブ。アメリカでの武者修行を終え、さらに成長したアグリー・ガールズが今後どんなロックを聴かせてくれるのか期待大!
GO!GO!7188 プロフィール

中島優美(g&vo)、浜田亜紀子(b&vo)、ターキー(dr)から成るGO!GO!7188(ごーごーなないちはちはち)。もっとも原始的な3ピースという編成で、サーフ・ロック風のギター・リフとGS〜歌謡曲を通過したようなメロディを装填した、パンク・マシンガンをブッ放す。ストレートでありながらシュール、シュールでありながら懐かしい歌詞も、オール世代のハートを焦がしてやまない。00年6月、シングル「太陽」でデビュー。以降ハイペースに作品を輩出し続けている。威風堂々とした重量感、パンキッシュな威勢のよさ、艶っぽいメロディ、実に今時なあっけらかんとした歌いっぷり——古今東西のロックのシビレ要素が縦横無尽にミックスされているGO!GO!節は、益々もって快調だ。GO!GO!7188 Official Website
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