【MUCC 】『MUCC 2DAYS CIRCUIT 201
3“Hypnos&Thanatos”』2013年11月2
7日 at 新木場 STUDIO COAST
1日目は新曲からスタート。それでも会場は熱く盛り上がり、中盤の少し懐かしいエレクトロサウンドに骨太のギターが絡み合ったシングル「HALO」まで一気に駆け抜ける。そこまで、ほぼ曲で構成された内容であったにもかかわらず、どんどん体に音が染み込んでいくのが感じられた。
対して2日目の“Thanatos”は、紗幕に最新シングル「World’s End」のMVが映し出され、途中からスクリーンにメンバーの姿が見えるようになるという大掛かりな仕掛けで幕が開いた。「大嫌い」「自演奴」「咆哮」など、アグレッシブな楽曲が続くと客席には大きなサークルが発生し、逹瑯(Vo)の掛け声をきっかけにうねりとともにモッシュの嵐になるという場面もあった。
静と動。まさにMUCCの“二面性”を感じさせる2デイズであったことには違いないのだが、それだけではない――彼らが、音楽に求める欲求の高さとでも言うのだろうか。一曲一曲の楽曲のクオリティーと、そのバランス。それが融合した時に生み出される世界観こそ、誰にも真似できないものであるということを魅せつけられたような気がした。
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