【OLDCODEX】『OLDCODEX Releasing
Live “A Showcase, within The Roa
r” in YOYOGI PARK』2014年4月2日
at 代々木公園野外ステージ

撮影:梅本陽子/取材:榑林史章

 ニューアルバムのリリース当日、フリーライヴを開催。平日の夕方にもかかわらず、約8,000人のファンが集結した。

 1曲目「WALK」のイントロが鳴り響くと大歓声が沸き起こり、会場は早くも大合唱となった。“今日はアルバムのリリースにかこつけて、フリーライヴをやってみました。最初は不安もあったけど、こんなに集まってくれて嬉しい。まぁ、タダだから来たんだと思うけど(笑)”とTa_2。メッセージを真っ直ぐ叩き付けるように歌った「flag on the hill」、スケールの大きなバラード「Achromatic habit」など次々と披露。跳びはねながらキャンバスに向かうYORKE.。Ta_2はマイクを両手でがっしり握り、祈るように歌う姿が印象的。観客は激しく頭を振りながら、降り注ぐようなビートに心酔した。

 中盤のMCでは、“さっき「WALK」を歌ってた時、みんなの後ろを俺たちのアルバムの宣伝トレーラーが走ってて。すごいタイミングだなぁ〜と思って”と、嬉しそうに話したTa_2。また、YORKE.は“桜なんか見るより、ここにいるみんなを見るほうが、全然嬉しい!”と、ファンに嬉しい言葉をかけた。ニューアルバムからは、「Seek your turn」「wire choir」を披露。「wire choir」では、昔から応援してくれているファンからのひと言がきっかけにできたという制作秘話も披露した。

 全8曲を披露してしばらく経っても鳴り止まない歓声を受け、急遽予定になかったアンコール。“同じアホなら踊らにゃ損。知ってる人も知らない人も踊ってください!”(Ta_2)。ラストの「Stargazer」は、YORKE.もマイクを握って、掛け合いで聴かせる。《涙の夜も苦しい時でも 君は僕に寄り添ってくれた》…そんなフレーズを目を閉じて歌ったTa_2。約3年、ともに走り続けてきたOLDCODEXとファンにとって、特別な夜になった。

セットリスト

  1. WALK
  2. Know orange
  3. flag on the hill
  4. Seek your turn
  5. night flight
  6. Achromatic habit
  7. wire choir
  8. fool K
  9. Rage on
  10. <ENCORE>
  11. Stargazer
OLDCODEX プロフィール

オルドコデックス:2009年、発足。VocalとPainterという異色の組合せの特性を生かし、ロックを基盤にしながらラウド、ダンス、パンク、メタル、プログレ、R&Bなどの要素を混ぜ込んだミクスチャーサウンドを主としつつ、ライヴアートを織り交ぜた視覚をも楽しませる作品群をパッケージ物、ライブ、グッズ等、メンバーが関わる全ての場所で打ち出している。2021年12月に、『劇場版 Free!-the Final Stroke-』後編 メインテーマをもって解散となることを発表。22年4月27日発売の『劇場版 Free!-the Final Stroke-』後編オリジナルサウンドトラック「Never Ending Blue」にOLDCODEXが担当する同タイトル メインテーマが収録。『劇場版 Free!-the Final Stroke-』後編オリジナルサウンドトラック 商品情報
OLDCODEX オフィシャルHP

OKMusic編集部

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