GOOD ON THE REEL×Shinjuku Live H
ouse Marble 鈴木賢介
- the Homeground 第14回 -

2008年5月3日に新宿Marbleにて出会いました。新宿Marbleは4周年記念のアニバーサリーイベント中で、自分がブッキングマネージャーに昇進して企画した最初のイベントでした。当時、平成生まれのアーティストをピックアップした番組やイベントがあふれていたのですが、平成生まれは話題性はあるけど売り出すにはまだ早すぎると思っていたので、その前に昭和60年代生まれのアーティストをプッシュしなければ！と、自分が立ち上げた昭和60年代生まれを推すイベント『時をかける』で情報収取している中でご紹介いただいて音源を聴き、“これは好きだ”と思いすぐに出演依頼をして出演してもらったのがきっかけです。

これは…ヤバいバンドに出会ってしまった。こういう時って、なぜでしょうね！？　なぜかまだ自分だけの秘密にしておこうって思ったんです。直接ライヴを観た時にびっくりさせようとか思ったんですかね？　でも当時、前店長と僕とは別でブッキングスタッフがひとりいて、そのふたりは事務所にいて別の仕事をしていたのでライヴを観れていなかったんです。だから、秘密にしてやるって思ったんですが、事務所にあったモニターで観ていたらしく、事務所に戻ったらすぐふたりに“これ絶対売れるよ”って言われました（笑）。モニター越しでも伝わる、すごい可能性でした！

たまにパパと呼んでもらっていたり、そして、Marbleは実家と呼んでもらってます。嬉しいです！（照）

2016年3月にZepp DiverCity Tokyo、そして5月に2年半振りとなる新宿Marbleでのライヴを観ました。もちろん成長してましたし、やはりブレてませんね。飾らない等身大の彼らがステージに上がり、音楽と言葉でいち人間としての心の一面を壮大なスケールで表現するバンドだと思います。

2008年から2～3年くらい毎月のように、多い時は月2回～3回とか出てましたし、もう何十回とMarbleで観てますのでいつがいつだか分からないくらい記憶が混ざってしまっていますが…たくさんのシーンが心に残ってます。その中ひとつで、Marbleの前任メインPAスタッフが退社する際のイベントのトリとしてGOOD ON THE REELが出演していて、本編終了後のアンコールでそのPAスタッフに“好きなようにPAしてください”と千野ちゃんが言って演奏した「ブルー」の音がMarbleとGOOD ON THE REELで作り上げてきた大好きな音だったことが忘れられません。あとは、Marbleではありませんが、Marbleの営業を休みにしてMarbleスタッフで遊びに行った渋谷CLUB QUATTROワンマンの時の「ハッピーエンド」も忘れられません。その後、会場の外に出てスタッフみんなでワンマン成功を祝して乾杯をしたんですが、Marble10周年の時に渋谷CLUB QUATTROでMarble10周年記念企画をやろうと決めて、2014年6月30日に実現しました！　もちろんGOOD ON THE REELも出演してくれました！

デビュー前に回っていたツアー中の他のライヴハウスの打ち上げで、ギターの広平がMarbleのことを悪く言っていた年上のバンドマンにガツンと言ってくれたという話を他のメンバーから聞いて本当に嬉しかったし、そんなこと言わせないくらい頑張ろうと思いました。

約束がいつか実現する日まで…だな！