【OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND
】『TOUR2014 –FOLLOW THE DREAM-』
2014年11月21日 at EX THEATER ROP
PONGI
ステージいっぱいに飾られた、落ち着いた色彩の旗や樹木のオブジェが目にやさしい。OAU主催『New Acoustic Camp』のフィールドデザインと同じく、Candle JUNEの手掛けた野外風セットの中で演奏が始まった瞬間、ここが六本木であることをすっかり忘れてしまった。なんて心地良いアコースティックの音色だろう。メンバーものっけからリラックス状態で、スタッフにおねだりしてビール→日本酒→泡盛と飲み進み、序盤は1時間で5曲という超マイペース。MARTIN(Vo&Violin)とTOSHI-LOW(Vo&Gu)の漫談トークも絶好調だ。が、“3.11以降、歌の聴こえ方が変わりました”と前置きして歌った「夢の跡」「Treason Song」など重要なメッセージソングでは、切実な歌い振りに凄味が漂う。リラックスとシリアス、緩と急の間を自由に動き回る、本当の意味で“LIVEなLIVE”を久々に観ている気がする。
「朝焼けの歌」ではツアー中の石垣島で出会った高校生の三線奏者を招き、アメリカ人のMARTINも涙したという感動のコラボを再現してくれた。ここまでで2時間半。しかしライヴはここからが佳境で、アンコールではKAKUEIのパーカッションに合わせた足長ピエロのダンスを始め、より祝祭感あふれる精神解放区へと突入。素晴らしい音楽の中で、TOSHI-LOWが中世ヨーロッパのおとぎ話を語り、MARTINが震災以降の日本への愛を語り、さまざまなエピソードが大きな開放感の中でひとつになる。予定されたアンコールにさらに「otherwhere」を追加して、幕が下りたのは23時10分。長かった。でも楽しかった。こんなライヴができるのは日本でただひとつ、OAUしかいない。
「朝焼けの歌」ではツアー中の石垣島で出会った高校生の三線奏者を招き、アメリカ人のMARTINも涙したという感動のコラボを再現してくれた。ここまでで2時間半。しかしライヴはここからが佳境で、アンコールではKAKUEIのパーカッションに合わせた足長ピエロのダンスを始め、より祝祭感あふれる精神解放区へと突入。素晴らしい音楽の中で、TOSHI-LOWが中世ヨーロッパのおとぎ話を語り、MARTINが震災以降の日本への愛を語り、さまざまなエピソードが大きな開放感の中でひとつになる。予定されたアンコールにさらに「otherwhere」を追加して、幕が下りたのは23時10分。長かった。でも楽しかった。こんなライヴができるのは日本でただひとつ、OAUしかいない。