OLDCODEX Painter YORKE. 『WHY I P
AINT
~なぜボクがえをかくのか~』
- 第52回 Girls Just Want to Have
Fun / Cyndi Lauper -
38年前の4月25日。
太陽が昇ると共にオレは生まれたと言う。
初めて目に飛び込んだ光を覚えている訳ないけど、時々眩しい太陽を見ると何故だろう。
母親の身体の中にいた時を覚えている気がするんだ。
とてもあったかくて、オレを呼ぶ声。
車の騒音。東京のビルでトリミングされた四角い空。
急いでいる人の群れ。
そう、それは例えば渋谷のスクランブル交差点。
早朝まで遊び疲れてくたくたに帰る人波を逆行して歩いてる時に見上げた空だったり。
太陽が昇ると共にオレは生まれたと言う。
初めて目に飛び込んだ光を覚えている訳ないけど、時々眩しい太陽を見ると何故だろう。
母親の身体の中にいた時を覚えている気がするんだ。
とてもあったかくて、オレを呼ぶ声。
車の騒音。東京のビルでトリミングされた四角い空。
急いでいる人の群れ。
そう、それは例えば渋谷のスクランブル交差点。
早朝まで遊び疲れてくたくたに帰る人波を逆行して歩いてる時に見上げた空だったり。

あの日、もしオレが女の子に産まれて来たらどんな名前を与えられただろう?
子どもの頃、女の子に間違えられる事がとってもイヤだったりした。
着る服は絶対に「青!」って感じだったし、ジャングルジムのてっぺんまで急いで上がってヒーロー戦隊の「レッド」にだってなった。
ぼくは男だ!
38歳を迎える今まで、「男」って自分の性別を意識すればするほど、弱い自分を目撃してきたし、その度に女の人に助けられてきた。
いくらオレがフィジカルを鍛えても敵わない何かをたくさん持ってる女の子。
もし、ぼくが女の子としてこの世界に生を授かっていたら、この歌を歌いながら、派手な化粧に奇抜なファッションで街を歩いてただろう。Cyndiみたいに。
想像するだけでも、「パパ」が泣いちゃうよね。
子どもの頃、女の子に間違えられる事がとってもイヤだったりした。
着る服は絶対に「青!」って感じだったし、ジャングルジムのてっぺんまで急いで上がってヒーロー戦隊の「レッド」にだってなった。
ぼくは男だ!
38歳を迎える今まで、「男」って自分の性別を意識すればするほど、弱い自分を目撃してきたし、その度に女の人に助けられてきた。
いくらオレがフィジカルを鍛えても敵わない何かをたくさん持ってる女の子。
もし、ぼくが女の子としてこの世界に生を授かっていたら、この歌を歌いながら、派手な化粧に奇抜なファッションで街を歩いてただろう。Cyndiみたいに。
想像するだけでも、「パパ」が泣いちゃうよね。

“Oh girls they want to have fun”
女の子だもん! 楽しみたいの!
うん。こんなストレートな言い訳が出来ちゃう女の子。
オレは男として、もっと強く優しくなれるようにまだまだ日々精進していこう。
やんちゃな娘みたいな女の子達を冷や冷やしながらも、影でサポート出来るような男に。
ああ、想像しただけで泣けてきた。
幸せになってくれよぉぉぉ!
母さん、産んでくれてありがとう!
女の子だもん! 楽しみたいの!
うん。こんなストレートな言い訳が出来ちゃう女の子。
オレは男として、もっと強く優しくなれるようにまだまだ日々精進していこう。
やんちゃな娘みたいな女の子達を冷や冷やしながらも、影でサポート出来るような男に。
ああ、想像しただけで泣けてきた。
幸せになってくれよぉぉぉ!
母さん、産んでくれてありがとう!
YORKE. / April, 2017