【榎本くるみ】
跳躍したエネルギーを放つ名曲「冒険彗
星」
とてつもない「名曲」が誕生した。その名も「冒険彗星」。何と言えばいいのだろう。この曲には、理屈ではなく本能を刺激する心地良いエネルギーがみなぎっている。ものすごいエネルギーが心と体と頭にまっすぐに飛び込んでくる。体内の血液が体の隅々まで駆け巡るような疾走感。とにかく心が躍ってしまう。“音楽”を通してこんな感触を体感するのは、久しぶりな気がする。潔いほどにまっすぐで、温かくて、そして優しくて切ない感触…とても言葉では語り尽くせない詞世界、心にまっすぐに飛び込んでくる高揚感あふれるメロディーとサウンド。そして、ただただ真っすぐに歌う榎本くるみのヴォーカルは、全ての感情を聴き手に委ねさせてくれる。この曲を聴くと、アドレナリンが上がる。何せタイトルからして“冒険彗星”である。一定の軌道上を周るのが“彗星”のひとつの定義だとすると、その“彗星”が“冒険”してしまうのである。まさにそれが全てを指し示すかのように、この曲はとてつもなく跳躍したエネルギーを内包し、そして放っている。“全ての芸術は音楽に憧れる”。この曲を聴いていると、そんな大層な言葉が頭の中をかすめた。
今回のこの楽曲は、大人気TVアニメ『テイルズ オブ ジ アビス』のエンディングテーマ曲に起用されている。『テイルズ オブ ジ アビス』とは、累計販売本数1000万本を超える大ヒットRPG『テイルズ オブ』シリーズの10周年を記念して製作されたPS2用ソフト。“生まれた意味を知るRPG”として広く知られ、シリーズ最高傑作との呼び声が高い大ヒットRPG。今回待望のTVアニメ化が決定し、毎回そのエンディングを飾っているのが「冒険彗星」であり、すでに大きな話題を集めている。また、その誕生秘話など詳細は“冒険彗星オフィシャルサイト”にアップされており、このサイトへのアクセス数が35万件を超えるなど、リリースを前にして、こちらも大きな反響を集めている。
泣いたり、笑ったり、もがいたり、突き抜けたり、さまざまな色合いを持つ真摯なライヴも、榎本くるみの大きな魅力のひとつ。7月14日恵比寿リキッドルームで開催された『アコースティックワンマンライブスペシャル2008』は、チケットも瞬時完売。大きな感動が生まれた。また、三軒茶屋のライヴハウスのグレープフルーツムーンを中心に毎月定期的にアコースティックライヴを開催しているほか、年末には『rockin’on presents“COUNTDOWN JAPAN 08/09”』への出演も決定。
さらに、来年2月には、東京・名古屋・大阪でのライヴツアーも決定とのこと。2006年、シングル「心のカタチ」でメジャーデビュー以降、8枚のシングルと1枚のアルバムをリリース。独自のペースで精力的に活動を続けながら、常にその唯一無二の存在感と歌声で聴く者を魅了してきた榎本くるみ。彼女の音楽は今、より多くの人々の共鳴を集め始めている。
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